現在の位置： 予算編成過程の公開 の 令和４年度予算 の 生活環境部の湖山池・東郷池及び三湖沼共通水質浄化対策推進事業
令和４年度
当初予算　一般事業（公共事業以外）　　一般事業要求 　　　　　支出科目　 款：衛生費　項：環境衛生費　目：環境保全費
事業名：

湖山池・東郷池及び三湖沼共通水質浄化対策推進事業

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生活環境部　水環境保全課　水環境保全担当　

電話番号：0857-26-7197  E-mail：zaisei@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)		 正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和４年度当初予算額 22,040千円 17,349千円 39,389千円 2.2人 0.0人 0.0人
令和４年度当初予算要求額 27,496千円 17,349千円 44,845千円 2.2人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 21,625千円 17,426千円 39,051千円 2.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額：27,496千円 　（前年度予算額 21,625千円）　　財源：単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:22,040千円

事業内容

１　事業の目的・概要

県民の貴重な資源である県内三湖沼のうち、湖山池、東郷池の豊かな自然や恵みを次世代へ引き継ぐため、「水質浄化」、「自然再生」、「ワイズユース（賢明利用）」を目的として、「湖山池将来ビジョン推進計画」（平成24年〜令和3年）、「東郷池水環境保全プログラム」（平成28年〜令和7年）等に基づき各種施策を実施する。

２　主な事業内容

（１）湖山池

（単位：千円）
細事業名
内容
要求額
前年度要求額
（予算額）
前年度からの変更点
１
湖山池環境モニタリング委員会汽水化後における湖山池の水質や周辺の各種動植物群のモニタリングの手法の検討、結果の評価、顕在化した課題への対応方法に対して意見及び助言をいただくことを目的に設置した附属機関の運営。
314
160
(160)
委員の所属が遠方になり、費用弁償の額が増額
２
湖山池水質テレメータシステムの維持管理湖山池で運用している水質監視モニタリングシステムの維持管理を行う。
10,401
8,627
（7,720）
○湖山橋固定式センサーの更新

○水質観測システム通信機器交換作業

○一部の委託で債務負担あり
（R5,6）
３
生態系モニタリング調査


※プランクトンは共通項目を参照		汽水化による湖山池の各種動植物群の変化を明らかにするために実施。

※費用の一部は鳥取市と費用分担（県２：市１）		鳥類調査
1,914
1,712
（634）
仕様の内、オオヨシキリ調査以外（カイツブリ、カモ調査）は2年に1度とする。
※Ｒ4年度はオオヨシキリ、カイツブリ、カモの全ての項目を実施する年
水草マップ調査
3,154
0
2年に1度の調査。Ｒ4年度は実施年。
トンボ調査
1,057
0
４
魚斃死時の回収作業／作業員派遣魚の斃死対応として、回収作業人員および土日監視パトロール員の仕組みを整備する。
356
336
（336）
５
環境教育・イベント事業の委託湖山池情報プラザに対して各種環境学習メニューの実施を委託する。
385
385
（385）
６
水質予測計算
（シミュレーション）		令和４年度に策定する水質管理計画策定のためシミュレーションを実施する（令和３〜４年の2か年の債務負担で実施）。
4,734
7,816
（7,816）
小計
22,315
19,036
（17,051）
    （２）東郷池
（単位：千円）
細事業名
内容
要求額
前年度要求額
（予算額）
前年度からの変更点
１
湖沼環境モニター（五感モニター）環境意識の醸成を目的とした住民主体の環境調査。
100
100
（100）
２
愛らぶ東郷池イベント開催
※費用は湯梨浜町と折半		地元住民への普及啓発のためのイベントを開催する。
500
500
（500）
小計
600
600
（600）
    （３）三湖沼共通項目

    ○湖沼のプランクトン調査
    湖沼の汚濁機構等を検証するに当たり、食物連鎖を含めた湖内の生態系全体を調査・把握する必要があり、当該業務は、湖水中の動物プランクトン及び植物プランクトンの状態を定量的に把握するために調査するもの。

    ○みんなで守る湖沼の自然環境保全推進事業補助金
    湖山池、東郷池及び中海における自然環境の保全、環境問題の普及啓発などの活動を支援する。
    ※湖山池分は鳥取市と費用分担（県２：市１）
（単位：千円）
細事業名
内容
要求額
前年度当初予算額
前年度からの変更点
１
湖沼のプランクトン調査※湖山池、東郷池の毎月のプランクトン調査を実施
3,696
3,696
（3,089）
２
みんなで守る湖沼の自然環境保全推進事業補助金湖沼環境保全に資する活動支援のための補助金
885
885
（885）
小計
4,581
4,581
（3,974）
    ※湖山池分は鳥取市と費用分担（県２：市１）

背景

（１）湖山池

「湖山池将来ビジョン推進計画」（平成24年1月策定）に基づき、汽水化に取り組み、令和３年度は１０年目。これまで、ヒシ・アオコの抑制による生活環境改善（景観悪化や腐敗による悪臭の解消）など一定の成果を得ているが、別の諸課題（塩分管理、環境変動の追跡・評価、淡水性動植物の保全など）への対応が必要となっている。
近年、平成30年度までは、水質は改善傾向にあったが、令和元年度から水質は悪化傾向にあり、令和２年度のCOD、全窒素、全りんは水質管理計画の目標値達成できていない状況であり、改善に向けた各種取組を継続して行う必要がある。
このため、引き続き、水質や動植物の状況を細かく把握し、次期推進計画の策定を念頭に置いて、将来ビジョンの着完な進捗管理を行うことが本事業の目的である。

（２）東郷池

「東郷池水環境保全プログラム」（平成29年3月策定）に基づき、湖沼水質改善・保全のための各種施策を総合的に展開してきたところであるが、依然として各々の水質項目（CODなど）は水質目標値が達成できていない状況であり、改善に向けた各種取組を継続して行う必要がある。
本湖の流域では生活排水対策は最大限進められており、今後は住民と一体となった取組を強化し更なる水質浄化を進めていく必要がある。
本事業ではこれまでに、その一環として利活用普及啓発イベントとして県と湯梨浜町の協働で「愛らぶ東郷池」を平成24年度から実施するとともに、流域住民が湖沼に親しみを感じられるような指標を取り入れた住民参加型の水質調査である「湖沼環境モニター」を実施している。
令和４年度は引き続き、これらの取組を実施する。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

■これまでの取組状況
【湖山池】　
平成24年度に実施した汽水化により、ヒシ・アオコの抑制による生活環境改善（景観悪化や腐敗による悪臭の解消）など一定の成果を得ているが、別の諸課題（塩分管理、環境変動の追跡・評価、淡水性動植物の保全など）が生じた。
これらに対応するため、水質（溶存酸素、塩分等）自動観測システムの導入や各種モニタリング調査を行い、汽水化後の環境変化の追跡を継続している。

【東郷池】　
「東郷池水環境保全プログラム」（平成29年3月策定）に基づき、各種施策を総合的に展開してきたところであるが、依然として各々の水質項目（CODなど）は水質目標値が達成できていない状況である。

これまでの取組に対する評価

■現状評価
【湖山池】
○塩分は、湖山池将来ビジョンの目標値範囲内で管理できている。
○水質は近年悪化傾向にあるが、原因究明に至っていない。
○令和2年9月に、これまでの水質や生物などの環境モニタリングを　とりまとめ、報告書を作成した。

【東郷池】
○東郷池の流域では生活排水対策は最大限進められており、今後　は住民と一体となった取組を強化し、更なる水質浄化を進めていく　必要がある。

■今後取組むべき課題
○第4期湖山池水質管理計画（R4〜R13）の策定に向けて、各関係　　機関と調整して、作業を進める必要がある。
○今後も各種モニタリングによって湖内環境を把握しながら、湖沼の　生態系保全に努めるとともに、これまでににとりまとめたデータを評　価し、今後の施策に反映させていく必要がある。
○湖沼環境保全のためには、行政のみならず地域住民、関係者が　連携して継続的に取り組むことが重要であるため、これまで以上の　普及・啓発活動が必要である。

財政課処理欄


　優先順位を鑑み、水質観測システム通信機の更新はゼロとします。水質計更新は金額を精査して計上します。その他についても実績等を元に金額を精査しました。

要求額の財源内訳(単位：千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 21,625 0 0 0 0 0 0 885 20,740
要求額 27,496 0 0 0 0 0 0 885 26,611

財政課使用欄(単位：千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 22,040 0 0 0 0 0 0 885 21,155
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0

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