これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
猫の繁殖制限対策を推進し、猫の収容・処分頭数及び猫に関する苦情件数を削減する。
【取組状況】
○平成28年から市町村及び(公社)鳥取県獣医師会と連携して猫の繁殖制限対策を実施。補助金を活用した不妊去勢手術実施頭数は年々増加している。
(不妊去勢手術実施頭数)
飼い主のいない猫(H28:233頭 ⇒ R2:649頭)
飼い猫(H28:408頭 ⇒ R2:764頭)
○平成30年度から地域猫活動モデル事業補助金制度を開始し、地域猫勉強会を開催するなど、普及啓発に努めているが、令和2年度現在、当該事業に取り組む市町村は1つ(伯耆町)に留まっている。
○猫の繁殖制限対策をより一層推進するため、令和2年3月に鳥取県動物の愛護及び管理に関する条例を改正し、猫の飼い主の遵守事項として、室内飼育の努力義務を規定した他、飼い主のない猫の繁殖抑制に関する規定を新設した。
これまでの取組に対する評価
○犬、猫とも収容数は減少したが、猫に係る苦情・相談件数は増加傾向にある。
犬の収容数 H22:402頭 ⇒ R2:126頭
猫の収容数 H22:1,301頭 ⇒ R2:281頭(うち、飼い主のいない猫 H22:818頭 ⇒ R2:97頭)
猫に係る苦情・相談件数 H21:406件 ⇒ R2:1,227件
○飼い主のいない猫の繁殖制限対策に取り組む市町村は、平成28年度は10市町のみであったが、令和2年度から全市町村が実施しており、全県的な取組へと発展した。
○猫の繁殖制限対策を推進するとともに、猫の糞尿等の地域課題を解決するため、地域猫対策を全県的な取組へと発展させる必要がある。