現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和4年度予算 の 生活環境部の「とっとり匠の技」活用リモデル助成事業
令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:土木費 項:住宅費 目:住宅建設費
事業名:

「とっとり匠の技」活用リモデル助成事業

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生活環境部 住まいまちづくり課 企画担当 

電話番号:0857-26-7371  E-mail:sumaimachizukuri@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和4年度当初予算額 1,938千円 1,577千円 3,515千円 0.2人 0.0人 0.0人
令和4年度当初予算要求額 1,938千円 1,577千円 3,515千円 0.2人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 1,000千円 1,584千円 2,584千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,938千円  (前年度予算額 1,000千円)  財源:国45% 

一般事業査定:計上   計上額:1,938千円

事業内容

1 事業の目的・概要

・伝統的な木造建築物の維持保全に携わる建築大工、左官及び建具技能士の伝統技能を活用した建物の改修等を支援することで、職人技の活用の場を創出し、技能の継承及び既存ストックと空き家・空き店舗の有効利用を促進する。

    ・伝統建築技能を確実に未来へ継承し、普及していくため、関係者と協議する場を設け、課題を今一度整理するとともに関係者とも共有し、次世代に繋げていくため必要な取組を早急に検討し、実践していく。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
「とっとり匠の技」活用リモデル助成事業伝統技能を活用した建築物(住宅を除く)の模様替えに係る経費の一部を助成する。
○助成要件
県内に主たる事務所を有する業者に所属する、又は個人である技能士(大工・左官・建具)が行う10万円以上の改修工事であること等
○補助率
1/2(国1/2×45%、県1/2×55%、所有者1/2)
○補助額
上限50万円(伝統技能のうち2種(1種)以上の活用に係る経費)
1,000
1,000
変更なし
(新)伝統建築技能普及促進環境整備事業〇伝統建築技能普及促進検討会の設置
伝統建築技能に関する課題を技能団体、設計士、工務店等の若手から構成される検討会で整理し対策を検討する。
〇伝統建築技能カタログ(仮)の作成
検討会の協力も仰ぎながら、伝統技能の普及ツールとして使用する建築伝統技能カタログを作成する。
978
新規
合計
1,978
1,000

前年度からの変更点

伝統建築技能普及促進環境整備事業の追加
<背景>
・県では「住宅・非住宅への伝統技能活用に対する補助金」と「技能士団体による技術継承活動に対する補助金」という二つの手段で伝統技能の継承・普及を支援しているが、仕事と職人の減少に歯止めをかけることはできていない。

・伝統建築技能は神社・仏閣だけでなく商業施設や一般住宅など様々な部分で活用されてきたが、担い手の不足はこれらの適切な維持管理や修繕等が困難になるとともに、機能性と意匠性を有した優れた技術が新築や改修において選択できなくなる問題を引き起こす。

・そのため、伝統建築技能の普及促進に関わる課題を今一度整理し、関係者とも共有した上で、次世代に繋げていくため必要な取組を早急に検討し、実践していく必要がある。

<課題>
・建築伝統技能の具体的な内容や魅力が知られていない。見て触れられる機会がない。

・どんな技術があるのか、どのように活用できるのか、誰に頼めばいいのか、価格はどうかといった情報が一切オープンにされておらず、業界・一般消費者ともに活用できる環境が整っていない。

・伝統建築技能団体相互、元請やビルダー・設計者、行政など関係者間で協議する場がない。また、若手技能士の意見を吸い上げる場が無い。

<実施内容>
項目
内容
方向性・検討事項
要求額
プラットフォームの整備検討会・WGの設置
・各団体の若手技能士の意見を吸い上げ、意見交換、取組検討する場として、検討会を設置。
・元請やビルダー・設計者、行政など関係者間で協議するWGの設置も検討。
次世代に繋げていくため必要な取組の協議検討
・建築伝統技能カタログの内容検討
・担い手の養成、確保
検討会メンバーの謝金、旅費
488千円
(内訳)
・謝金9,200円×10人×4回
・旅費3,000円×10人×4回
オープン化建築伝統技能カタログの作成検討
・どんな技術があるのか、どのように活用できるのか、誰に頼めばいいのか、価格はどうかといった情報をカタログ化。
→現状、一般消費者が手にできる情報が無い
・検討会・WGで作成プロセス、内容を検討カタログ作成費
450千円
(内訳)
・版下作成:400千円
・印刷(500部):50千円

(参考)匠事業の補助対象項目及び補助単価

補助対象項目補助基準額
助成内容内部大工技能(室内造作)
県産材を使用して内部造作を見付け面積で7m2以上仕上げるもの。
11千円/m2
左官技能(漆喰)
小舞等下地の上に湿式工法により見付け面積で7m2以上仕上げるもの。
13千円/m2
建具技能
県内に本拠地を置く建具業者が作成した木製建具を見付け面積で3m2以上使用するもの。
19千円/m2
外部大工技能(外壁・羽目板)
県産材を使用して見付け面積で7m2以上下見板張りとしたもの。
13千円/m2
左官技能(外壁・漆喰等)
小舞等下地の上に湿式工法により見付け面積で7m2以上仕上げるもの。
13千円/m2
左官技能(塀・漆喰等)
湿式工法によりブロック塀等を見付け面積で7m2以上仕上げるもの。
12千円/m2
左官技能(なまこ壁)
見付け面積で7m2以上仕上げるもの。
30千円/m2
鏝絵左官技能
0.1m2以上の施工面積のもの。
200千円/m2

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【匠】
業界からの要望を受け、平成25年度に制度を創設。
今までの制度利用件数が少なく、平成31年度、令和元年度、令和2年度それぞれ利用件数1であったが、令和3年度は1件の申請及び2件の見込みがあり、さらなる利用促進に努めていく。

これまでの取組に対する評価

【匠】
業界からの意見を取り入れ、技能士要件の緩和、対象工事の拡大等の要件改正を行ったところであるが、今後も制度自体の普及啓発に努めていく。今後はより利用しやすい制度とするため、さらなる要件改正の見直しを図っていく必要がある。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 1,000 450 0 0 0 0 0 0 550
要求額 1,938 871 0 0 0 0 0 0 1,067

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,938 871 0 0 0 0 0 0 1,067
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0