これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
不登校の要因・背景に着目した児童生徒理解に基づく支援の充実を図る。
【取組状況】
・小学校における不登校の支援の充実を目的として、学校生活適応支援員を18校に配置し、支援体制を強化した。
・スクールカウンセラーを中・義務教育学校に配置し、校区内の小学校を含めて相談等に対応している。
・スクールカウンセラーの資質向上のため、連絡協議会(年2回)、研修会(年2回:東・中部、年1回:西部)を実施した。
・重大な事故等で緊急支援が必要になったときに迅速に臨床心理士等を派遣できる体制を整備している。
・令和2年8月に「不登校の理解と児童生徒支援のためのガイドブック『あしたも、笑顔で』」を作成し、教職員の不登校児童生徒の状況に応じた支援等の充実を図っている。
【改善点】
・学校教育支援サイトに不登校に係る校内研修用動画「鳥取県がめざす不登校支援について」を掲載し、校長会等で活用を促している。
これまでの取組に対する評価
(1)学校生活適応支援員配置事業
・学校生活適応支援員を配置した小学校18校では、不登校(傾向)児童へのきめ細かな支援が進み、登校へとつながる例が多数あった。
(2)スクールカウンセラーの配置
・校内支援委員会やケース会議等で専門的な視点でのアドバイスを行い、児童生徒の効果的な支援につなげることができた。
・勤務開始日を4月1日に早めたことで、学年始休業中から勤務が可能となり、校種間の引継等において有効に活用できた。
(3)スクールカウンセラー研修充実事業
・毎年、事例検討や講義等を実施し、スクールカウンセラーの資質向上につながっている。
(4)臨床心理士等の緊急支援体制の構築
・臨床心理士等が迅速に対応し、子どもが落ち着いて学校生活が送れるようになった。
(5)学級力・組織力による不登校改善事業
・「学校の支援体制の充実」に係る研修会を2回実施した。毎回概ね200名程度参加があり、学校における支援体制のさらなる充実につながった。
(6)子どもの不安解消プロジェクト事業
・DVD(スタートプログラム)の貸出しにより、不安を抱えた児童への関わり方など教員の資質向上につながった。