1 事業の目的・概要
債権回収業者(サービサー)の回収金を県の歳入へ収納する際に毎月300〜500枚の納付書を作成している。
個別システムの「奨学金システム」の改修を行うことで作成する納付書の枚数を削減し事務の効率化、トータルコストの削減を図る。
2 システムの改修内容
奨学金システムの改修を行い、複数の納入者・納付期限・金額の情報を紐づけし、1枚の納付書にまとめる機能を追加する。
※当課では育英奨学資金(高校)、育英奨学資金(大学)、進学奨励資金の3種類の奨学金があり、納付書は奨学金の種類ごとに1月あたり合計3枚にまとめることとする。
3 現在の事務の流れ
(1)前月末締めの回収金の内訳を確認し、納付書の作成を行う。(納付書は毎月合計300〜500枚)
(2)納付書の内容を確認する。
(3)作成した納付書を金融機関へ事前に持ち込む。
(4)サービサーより回収金が振り込まれる。(毎月20日頃)
(5)金融機関へ収納処理を依頼する。
(6)奨学金システムに支払い情報が反映される。
4 システム改修後の事務の流れ
(1)前月末締めの回収金の内訳を確認し、納付書の作成を行う。(納付書は合計3枚。1枚に複数の納付情報が含まれている。)
(2)納付書の内容を確認する。
(3)サービサーより回収金が振り込まれる(毎月20日頃)
(4)作成した納付書を金融機関へ持ち込む。
(5)金融機関へ収納処理を依頼する。
(6)奨学金システムに支払い情報が反映される。
5 システム改修の効果
毎月300〜500枚作成していた納付書の作成枚数が3枚に減少することで事務処理時間の削減が可能となる。
(1枚あたり作成に1分必要と仮定すると、年間約83時間の削減となる)
金融機関に持ち込む納付書の枚数が減少すればそれに伴い金融機関が処理に要していた時間が削減可能となる。
また、この処理では納付書1枚あたり10円の処理手数料が発生しており、納付書の枚数を削減することで年間約50千円の経費削減が見込める。
(処理手数料については、将来的に値上がりする可能性がある。)
6 調整要求額
調整要求額:1,782千円