これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
・「鳥取和牛」ブランドの確立、肉用牛生産の拡大及び生産コストの低減に資するため、肉質及び生産性の向上と斉一化に重点を置いた遺伝能力の改良を進める
・「鳥取和牛」ブランドの確立のため、最重点の改良目標を次の7項目とする。
ア 枝肉規格の4等級以上率 90%以上
イ 枝肉規格の5等級率 60%以上
ウ ロース芯面積65cm2
エ 脂肪交雑8以上
オ 枝肉重量500kg
カ オレイン酸含有率55%
キ 歩留基準値76%以上
ク グリコーゲン含量4.3mg/g以上
【取組状況】
和牛改良部会で検討された数値目標を基に、種雄牛及び雌牛の改良に着手。種付けから後代検定に至るまで、種雄牛造成に協力していただける畜産農家に補てんや協力費の支払を行っている。
これまでの取組に対する評価
・白鵬85の3や百合白清2等の全国トップクラスの種雄牛が造成されたことにより、和牛王国鳥取復興の兆し有り。
・優秀な種雄牛造成が造成されたおかげで県内の雌牛能力も上昇。R2に和牛改良部会で新たに設定された数値目標については、ロース芯面積、脂肪交雑及び4・5等級以上率は既に高い水準にあり、今後は美味しさに関する改良形質である、オレイン酸やグリコーゲン含量の改良に着手できる。