○「きのこ王国とっとり」の実現に向けて、生産者、関係団体、県で「鳥取県きのこビション」を策定した。(平成26年3月11日)
○ビジョン達成に向けて、平成26年5月14日に「原木しいたけブランド化促進協議会」が発足し、ブランド化を推進するための関係者の連携した取組(生産体制の確立、販売戦略の実施、原木の安定確保、生産者の育成・確保等)を行っている。
○ブランド化の推進により、鳥取県産原木しいたけの魅力や認知度は高まってきており、それに伴う「引き合い」に対応できる安定的な生産量の確保が求められている。
また、新たな技術により生産された低温乾燥椎茸や冷凍熟成(生)椎茸の販路開拓もすすんできており、更なる生産量の拡大が求められている。
○一方で、原発事故以降、きのこ原木は全国的に不足している状況が続き、原木しいたけ生産の根幹である原木の確保が困難となっており、安価で安定的に原木を確保できる仕組み作りが喫緊の課題となっている。
○暖冬等の影響により発生量の減少や品質の低下といった問題が生じていることから、気象状況に影響されにくい生産技術の定着と気象の影響を緩和させるための生産環境整備の更なる支援が必要となっている。
◯生産拡大支援
原木しいたけの生産維持・拡大のために行う原木、種駒の調達経費へ支援について、生産維持の要件を『前年度の植菌本数以上』でなくとも、下限値(500本)以上を植菌し、『生産規模を維持する』ものへの支援へ要件緩和
【理由】現行では、『前年の植菌本数を維持または100本以上拡大した場合』を補助対象としているが、全国的に問題となっている原木不足や暖冬影響続きで生産量及び収入共に打撃を受けている原木しいたけの『生産離れ』に歯止めをかけるため、生産者としての規模下限値(500本)以上の生産規模を維持するものへの支援に変更するもの。