これまでの取組と成果
これまでの取組状況
〇事業目標
中国交流事業を通じて、等身大の中国への知見を深め、中国事情に通じた人材や中国との接点を増やし、本県と中国の双方にメリットがある関係性を築く。
〇取組状況
【交流地域(吉林省、河北省)との交流】
コロナ禍であっても、適宜リモートを活用しながら国際会議等の開催の際に、友好交流地域間で連携している。吉林省からは青少年の受入・派遣事業を段階的に拡大し、3名の定員で大学生を派遣・受入れ可能な体制を継続している。河北省からは、コロナ前は視察団の受入や訪問団の派遣等実施してきたところである。令和3年度に、河北省と友好交流35周年を迎えるにあたり、青少年交流事業を促進していく。
【定期便就航地域との交流】
上海市との交流については、令和3年度に県内高校と上海市内の高校生との間でオンライン交流を実施。県内3民間団体が上海市内の民間団体との交流を希望し、上海市内団体とマッチングを図っている。
香港からの交流については、例年、高校生の受入れを実施している令和2年度は、香港内政事情により交流が中止。令和3年度は、オンライン交流実施に向けて調整中。
青少年オンライン交流は、交流先と交流内容について調整中。
〇改善点
【交流地域(吉林省、河北省)との交流】
吉林省については、人材交流が順調に継続しており、吉林省にゆかりのある人材が 両県省で増えている。ただし、オンラインの活用など持続可能な交流方法も提案し、定着させる必要がある。河北省については、青少年交流事業を継続するとともに、定期的に河北省からの使節団を受け入れる。河北省は、研修員の受入等の農業交流に関心が高いが、今後、更に交流を広げるため、農業に加え、他分野の交流も検討していく必要がある。
【定期便就航地域との交流】
上海市については、派遣、受入体制の強化や多様な交流内容を実現するために新たな交流団体を開拓していく必要がある。香港については、引続き香港との交流に関心のある県内高校を募り、特色のある交流案を提供していく必要がある。
青少年オンライン交流は、引き続き実現可能な交流内容を交流先に提案し続ける。
これまでの取組に対する評価
河北省、吉林省とも、これまでの交流の積み重ねにより、絆が深まっている。上海市、香港とも交流を開拓し、長い交流の歴史を築いていく必要がある。各地域とも経済発展が著しく、両地域の活力を本県としても活用できるよう、未来を見据えながら取組を進める必要がある。
友好協定や国際定期便を最大限に活用し、青少年交流、人材交流、スポーツ交流等を推進し、更なる友好関係を深めていきたい。