これまでの取組と成果
これまでの取組状況
令和元年度から「日本の美」を国内外に発信する「日本博」開催を契機に、県内の文化財や文化資源を発掘し、磨き上げ、発信を行っている。
<令和元年度>
とっとり民藝展
・「とっとり民工芸in文化財展」として、鳥取・倉吉・米子で展示を開催。
・各会場は、地域の特性を活かした展示とし、体験プログラムも実施。
民藝の聖地巡りツアー
・「とっとり民工芸in文化財展」開催中に、東部・中部・西部でツアーを開催。
<令和2年度>
吉田璋也の民藝魅力発信事業
・鳥取県と鳥取民藝美術館が連携し、吉田璋也がたどった新作民藝運動の成果を資料と作品で回顧する特別展開催、旧吉田医院特別公開、3Dにより、実際に館内を歩いて鑑賞する感覚を味わえる3Dデジタルミュージアム・ウォークスルーを公開。英語版パンフレットの作成。
「生田和孝の手仕事」展
・鳥取県と北栄町が連携し、北栄町出身の陶工生田和孝を紹介する企画展を開催するとともに、作品のデジタル図録作成、講演会、ワークショップをあわせて実施。
<令和3年度>
とっとりの民藝と文化に出会う旅〜吉田璋也の文化遺産体感〜
・鳥取の魅力を体感できる魅力あるモデルコースの紹介及び、県内を自由に周遊できるストーリー性のあるモデルコースの作成、ホームページでの情報発信。
これまでの取組に対する評価
・令和元年度は、民工芸展において、は文化財や歴史的建物を会場としたことから、展示品と建物それぞれの新たな魅力を創出することができた。また、モニターツアーの実施により、体験型のツアーの満足度、及び各施設の充実度が高いことが判明した一方、各施設の多言語化対応、公共交通機関で結べない施設への交通アクセス、民工芸の魅力の効果的な情報発信方法が課題として挙がった。
・令和2年度は、県外からの集客が見込める2つのテーマに絞り、吉田璋也の民藝魅力発信事業、「生田和孝の手仕事」展により、作品等の背景まで含めた魅力発信をすることができた。
・令和3年度は「とっとりの民藝と文化」を重点テーマの一つとし、これまでの取組の成果と課題を踏まえ、地域ならではの民工芸に係る体験等が可能なスポット紹介及び、それらを自由に周遊できるようなモデルコースを作成し、国内観光客向けにホームページで紹介することとしている。