現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和4年度予算 の 地域づくり推進部の「とっとり弥生の王国」知・楽・学事業
令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:文化財保護費
事業名:

「とっとり弥生の王国」知・楽・学事業

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地域づくり推進部 とっとり弥生の王国推進課 歴史遺産担当 

電話番号:0857-26-7934  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和4年度当初予算額 18,718千円 38,809千円 57,527千円 4.2人 2.0人 0.0人
令和4年度当初予算要求額 20,935千円 38,809千円 59,744千円 4.2人 2.0人 0.0人
R3年度当初予算額 18,266千円 38,932千円 57,198千円 4.2人 2.0人 0.0人

事業費

要求額:20,935千円  (前年度予算額 18,266千円)  財源:国1/2、その他、単県 

一般事業査定:計上   計上額:18,658千円

事業内容

1 事業の目的・概要

鳥取県が全国に誇る「妻木晩田遺跡」「青谷上寺地遺跡」の価値と魅力を多くの方に知っていただくため、両遺跡を「とっとり弥生の王国」として一体的に情報発信するとともに、イベントやものづくり講座、シンポジウム、遺跡を活用した様々な体験活動等の事業を行う。


    【知・楽・学とは】
    妻木晩田遺跡、青谷上寺地遺跡で行う各種のイベント・講座・体験活動等を事業の内容や性格から「知」「楽」「学」の3つのカテゴリーに仕分けし、「とっとり弥生の王国」の魅力を多様なニーズに応じて提供するもの。
    • 【知】(「とっとり弥生の王国」を知る)
    妻木晩田遺跡・青谷上寺地遺跡を知ってもらうためのイベントや情報発信
    • 【楽】(「とっとり弥生の王国」を楽しむ)
    妻木晩田遺跡・青谷上寺地遺跡や考古学を楽しんでもらうための入門的な講座、体験事業
    • 【学】(「とっとり弥生の王国」を学ぶ)
    妻木晩田遺跡・青谷上寺地遺跡の価値や魅力を考古学的に深く学ぶことができる本格的な講座(講義による座学、ものづくり体験)、シンポジウム等

2 主な事業内容

(単位:千円)
対象
主な内容
(○:「知」事業、◇:「楽」事業、■:「学」事業)
要求額
前年度
予算額
妻木晩田遺跡妻木晩田遺跡を知ってもらうためのイベント(「むきばんだ日和」 等)
○妻木晩田遺跡活用実行委員会経費
◇小学生等を対象とした体験学習等講座(ジュニアファンクラブ・考古学教室 等)
■妻木晩田遺跡や考古学を本格的に学ぶ講座(弥生土器づくり弥生の機織り体験 等)
■企画展示開催
6,523
4,477
青谷上寺地遺跡○最新の発掘調査・現地整備状況の情報発信(青谷かみじち遺跡ニュース発行)
◇青谷上寺地遺跡史跡保存活用協議会経費
青谷上寺地遺跡ARアプリ(AR発掘体験、出土品図鑑)保守管理
■青谷上寺地遺跡展示館管理運営経費補助
■青谷上寺地遺跡整備室での収蔵展示公開
9,039
9,020
共通事業○教育・観光旅行誘致、県外イベント参加等による情報発信
○商業施設等での巡回展示(むきばんだ出張展示)
■最新の調査研究成果を紹介する「とっとり弥生の王国土曜講座」
■高校生を対象とした体験学習講座「とっとり弥生の王国考現学」
781
745
標準事務費
4,592
4,024
合計
20,935
18,266

3 事業実施の背景

鳥取県は我が国の弥生時代を代表する妻木晩田遺跡と青谷上寺地遺跡のほか、福市遺跡・青木遺跡(米子市、どちらも国史跡)といった大規模集落跡、新井三嶋谷墳丘墓(岩美町、県史跡)・阿弥大寺墳丘墓群(倉吉市、国史跡)などの首長墓、長瀬高浜遺跡の玉作り(玉作関係資料は県指定保護文化財)など、山陰地方の弥生文化の特色をよく示す遺構・遺物に恵まれている

    令和2年3月に策定した「鳥取県文化財保存活用大綱」においても、市町村域を超えて抽出した「関連文化財群」を繋ぐ広域ストーリーの一つとして「とっとり弥生の王国−妻木晩田遺跡と青谷上寺地遺跡−」を位置づけた

  • その中核である妻木晩田遺跡と青谷上寺地遺跡を「とっとり弥生の王国」として情報発信するためには、むきばんだ史跡公園と青谷上寺地遺跡の連携をさらに強化して一体的なスキームに基づき事業を推進することが効果的であり、両遺跡を繋いだネットワーク的なイベント等も実施しながら全国的に注目を集めるような取組みが必要である。

  • 事業実施にあたっては、コンテンツをより発信力があり魅力的なものにするため、他部局・外部機関等と連携して実施する。

4 前年度からの変更点

「満喫!むきばんだ」として春に公園内の桜をライトアップ(R3年度はウォーキングイベントを実施)
  • むきばんだ史跡公園を舞台として、鳥の劇場によるタイムスリップツアーを実施
  • 「弥生のものづくり講座」(入門編)を小学生対象の講座に組み替えて実施。「弥生のものづくり講座」(上級編)を土器づくり講座と機織り講座に分離、名称変更
  • 「弥生の森講座」を史跡公園内のテーマ林(道具の森・虫の森・木の実の森)を使って弥生時代の植生や樹木利用を深く学ぶ講座として実施
  • 歴史に興味を持っている高校生を対象に考古学、とっとり弥生の王国について深く学ぶ「ハイスクール考古学講座」を実施
  • 参加者が体験を通して弥生時代の竪穴住居の構造や特徴を学ぶ「竪穴住居復元プロジェクト」を実施

  • これまでの取組と成果

    これまでの取組状況


    <事業目標>
    鳥取県が全国に誇る弥生時代の国史跡である妻木晩田遺跡と青谷上寺地遺跡の活用事業を通じて、その魅力を広く県内外に発信し、地域振興、観光振興に繋げる。

    <取組状況・改善点>
    これまで、主に以下の事業において、青谷上寺地遺跡・妻木晩田遺跡が連携して取り組み、一体的な情報発信を行ってきた。

    ・むきばんだまつり(青谷上寺地遺跡の古代体験ブース出展)
    ・とっとり弥生の王国シンポジウム(両遺跡に共通するテーマの設定、両遺跡からのバネリスト出演)
    ・同シンポジウムのテーマに沿ったアフターイベント(平成29度は食、平成30年度はデザイン、令和元年度は人骨)
    ・とっとり弥生の王国土曜講座(両遺跡で隔月開講することで年間を通して最新の調査研究成果を提供)
    ・むきばんだジュニアファンクラブ(青谷上寺地遺跡及び出土品の見学を実施)
    ・とっとり弥生の王国調査整備活用委員会の設置(各遺跡の発掘調査、整備等に係る指導助言だけでなく、両遺跡の一体的な調査研究及び整備活用方針も提言)

    上記以外の事業においても、チラシ等の活用で相互の遺跡のPRを図るなど連携を強化し、「とっとり弥生の王国」のブランド化を高める情報発信に努めている。
    さらに、令和3年度から「とっとり弥生の王国」プロモーション推進事業も立ち上げ、両史跡を核とした観光振興、地域振興への取組みを一層強化している。

    これまでの取組に対する評価

    本県のような、複数の遺跡を「とっとり弥生の王国」としてブランド化し、一体的な調査研究・活用・情報発信を図ろうとする取り組みは全国的にみても珍しく、注目を集めている。

    イベント参加者のアンケートでは、さらなる情報発信、研究の進展への期待が多く寄せられている。青谷上寺地遺跡と妻木晩田遺跡、我が国の弥生時代を代表する2つの遺跡の情報や魅力を一体的に発信することが、両遺跡に対する関心や理解をより深めていただくことにつながっている。

    さらに、青谷上寺地遺跡の史跡整備が本格化(令和5年度に展示ガイダンス施設、弥生の自然景観体感地区が先行オープン)するなかで、両遺跡を繋ぐ一体的な活用が地域振興及び観光誘客につながることに対し地元の期待も大きい。

    財政課処理欄


     金額を精査しましたので、予算の範囲内で効果的に事業を実施してください。

    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    前年度予算 18,266 718 0 0 0 0 0 2,000 15,548
    要求額 20,935 1,149 0 0 0 0 0 2,000 17,786

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    計上額 18,658 999 0 0 0 0 0 2,000 15,659
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0