青谷上寺地遺跡出土品調査研究等事業

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地域づくり推進部　とっとり弥生の王国推進課　青谷かみじち史跡公園準備室　

電話番号：0857-85-5011 E-mail：zaisei@pref.tottori.lg.jp

	事業費(A)	人件費(B)	トータルコスト (A+B)	正職員	会計年度任用職員	特別職非常勤職員
令和４年度当初予算額	10,103千円	41,368千円	51,471千円	2.0人	9.0人	0.0人
令和４年度当初予算要求額	14,643千円	41,368千円	56,011千円	2.0人	9.0人	0.0人
R3年度当初予算額	9,835千円	41,330千円	51,165千円	2.0人	9.0人	0.0人

事業費

要求額：14,643千円　（前年度予算額 9,835千円）　　財源：国１／２、単県　

一般事業査定：計上　　　計上額:10,103千円

事業内容

１　事業の目的・概要

重要文化財を含む青谷上寺地遺跡の出土品について、多角的に研究を行い、その成果を情報発信し、史跡の整備や活用に活かす。

２　主な事業内容

（単位：千円）

	細事業名	内容	要求額	前年度予算額	前年度からの変更点
１	出土品の調査研究	○整備、活用事業の充実を図るための「弥生人の暮らし」に係る応用研究。 ○膨大な出土品の情報公開・活用を進めるための出土品の再整理。 ○ＤＮＡ分析等、人骨の研究。	８４３一部国庫補助	８４３	変更なし
２	重要文化財指定品の修理	○欠損等があり現状では展示公開が困難な重要文化財指定品（主に木製品）の修理や部分的な復元。（５年計画の３年度目）	４，４７２【国庫補助】	３，９８４	変更なし
３	出土品の復元品作製	○重要文化財指定品や脆弱な出土品は常時展示公開ができず、かつ破損しているものも多い。そのため、出土品の本来の姿形を再現した復元品を作製。復元品は収蔵展示室や出前講座、Ｒ５年度以降は史跡公園の展示ガイダンス施設で活用。	４，２８５【国庫補助】	０	Ｒ２、３年度進度調整による査定
４	弥生人の脳の保守管理	○「脳」保管用冷蔵庫の保守管理平成１２年に発見された「弥生人の脳」を保存する冷蔵庫の保守管理。 ○「脳」の保存に係る調査指導有識者により保存状態の確認を行い、保存方法に関する助言を得る。	１０６【単県】	１９２	変更なし
５	鳥取市青谷町総合支所の負担金	○青谷上寺地遺跡整備室は鳥取市青谷町総合支所の一部を使用しており、県と鳥取市との協定（鳥取市青谷町総合支所経費の負担割合等に関する協定、平成３１年４月１日締結）の定めるところにより、経費の一部を負担。	２，６５０【単県】	２，６５９	変更なし
６	青谷上寺地遺跡整備室収蔵室の機械警備委託	○青谷上寺地遺跡整備室の遺物収蔵室の機械警備委託費。	１９８【単県】	１９８	変更なし
７	青谷上寺地遺跡整備室の清掃委託	○鳥取市青谷町総合支所の青谷上寺地遺跡整備室関係フロアの清掃委託費。	１５０【単県】	１５３	変更なし
８	標準事務費	○調査研究に関する海外との連携・交流。 ○普通旅費、各種調整経費等	１，９３９【単県】	１，８０６	変更なし
合計			１４，６４３	９，８３５

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

＜目標＞
青谷上寺地遺跡の出土品が持つ豊富な情報の発信に向けての調査研究の実施
＜取組状況＞
・膨大な出土品を種別ごとにデータベース化し、更新・公開
・調査研究報告書の刊行
・海外（主に韓国）との調査研究交流
・活用を可能とするためのレプリカや復元品を作製
＜現時点での達成度＞
・「建築部材」「骨角器」「金属器」「木器」「玉作関連遺物」「石器」「土器」の７種類のデータベースを作成・公開。アクセス数は順調に増加。
・「出土品調査研究報告書」計１１冊を刊行。弥生時代研究に必携の学術書として、多くの論文で引用されている。
・海外との調査研究交流により、東アジアというスケールで青谷上寺地遺跡の知名度が向上。
・上記の成果を受け、出土品のうち１３５３点が国の重要文化財に指定された（令和元年７月２３日）。
・作製したレプリカ等を県内外の博物館等展示施設にて公開。

これまでの取組に対する評価

＜自己分析＞
青谷上寺地遺跡から出土した膨大な出土品に関して、種別ごとに順次調査研究を進め、「建築部材」「骨角器」「金属器」「木器」「玉作関連遺物」「石器」「土器」について、平成１８年度からデータベース化と更新・公開を行っている。出土品の情報をこれほどまで可視化できる形で公開している例は少なく、国内外からのアクセスも、公開以後減ることなく順調に増えている。今後はさらにデータベースを整備し、新規資料を順次公開できるよう取組を継続する必要がある。
またデータベース化を基に作成している調査報告書については、弥生時代研究に必携の学術書として学会から高い評価を受けている。再整理により報告した資料や、作製したレプリカ等が他県博物館の企画展などで紹介される機会も増えている。
＜改善点＞
青谷上寺地遺跡をより理解していただくために、調査研究によって得られた情報を、今まで以上に、よりわかりやすく史跡整備や活用の場で情報発信していくとともに、新たなテーマにも取り組み、その成果をまとめるなど、調査研究を進める必要がある。

財政課処理欄

　重要文化財指定品修理について、金額を精査しました。出土品の復元品作製は進度調整とします。

要求額の財源内訳(単位：千円)

区分	事業費	財源内訳
区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	寄附金	分担金・負担金	起債	財産収入	その他	一般財源
前年度予算	9,835	2,036	0	0	0	0	0	0	7,799
要求額	14,643	4,422	28	0	0	0	8	0	10,185

財政課使用欄(単位：千円)

区分	事業費	国庫支出金	使用料・手数料	財産収入	一般財源
計上額	10,103	2,153	28	8	7,914
保留	0	0	0	0	0
別途	0	0	0	0	0

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