事業名:
アートで花ひらく地域活性化事業
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地域づくり推進部 文化政策課 文化芸術担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
令和4年度当初予算額 |
58,052千円 |
16,561千円 |
74,613千円 |
2.1人 |
0.0人 |
0.0人 |
令和4年度当初予算要求額 |
58,552千円 |
16,561千円 |
75,113千円 |
2.1人 |
0.0人 |
0.0人 |
R3年度当初予算額 |
54,886千円 |
16,634千円 |
71,520千円 |
2.1人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:58,552千円 (前年度予算額 54,886千円) 財源:国1/2、単県
一般事業査定:計上 計上額:58,052千円
事業内容
1 事業の目的・概要
県内あらゆる場所でアートが花開く、創造性と活力に満ちた「アートピアとっとり」を創造するため、文化芸術、工芸、文化財等を活用した地域活性化や観光振興につながる取組、支援を行う。
2 主な事業内容
(1)アートを活用したまちづくり事業
(単位:千円)
| 補助金名 | 補助対象事業・補助対象経費 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | アートによる地域活性化促進事業補助金 | アートを活用したまちづくり事業(アートによる地域活性化促進事業) | アートによる地域活性化に取り組む団体
・スタート型
4団体
・ステップアップ型
5団体 | ・スタート型 2/3(333千円)
・ステップアップ型1/2(500千円) | 3,832千円 | 4,166千円 | ・スタート型
2団体→4団体
・ステップアップ型
7団体→5団体 |
2 | 市町村連携型地域活性化拠点事業補助金 | アートを活用したまちづくり事業(市町村連携型地域活性化拠点事業) | ・岩美現代美術展実行委員会
・明倫AIR実行委員会
・AIR475 | 定額
(1,000千円) | 3,000千円 | 3,000千円 | |
3 | ホスピテイル・プロジェクト実行委員会補助金 | アートを活用したまちづくり事業(鳥取大学連携型地域活性化事業) | ・ホスピテイル・プロジェクト実行委員会 | 定額
(1,500千円) | 1,500千円 | 1,500千円 | |
合計 | 8,332千円 | 8,666千円 | |
(単位:千円)
| 補助金名 | 補助対象事業 | 実施主体 | 県補助率
(上限額) | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 工芸・アート村推進事業補助金 | 大山、西郷、西いなばの各地区における工芸・アート村推進事業 | ・こっちの大山研究所
・(一社)いなば西郷工芸の郷あまんじゃく
・鳥取西いなばまちづくり株式会社 | 定額
(4,000千円) | 9,500千円 | 10,500千円 | ・大山
3,000→2,500千円
・西郷
4,000→3,500千円 |
2 | 鳥の劇場運営委員会補助金 | 西いなば工芸・アート村における舞台芸術拠点創造事業
・鳥の演劇祭15開催事業
・豊岡演劇祭交流事業
・表現ワークショップ(トリジュク)事業
(新規)より広い地域・客層に対するアウトリーチ型の公演・普及活動事業 | 鳥の劇場運営委員会 | 定額 | 40,500千円 | 35,500千円 | より広い地域・客層に対するアウトリーチ型の公演・普及活動事業に対する支援を追加(5,000千円) |
合計 | 50,000千円 | 46,000千円 | |
(単位:千円)
| 細事業名 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | シンポジウム開催事業 | アートによる地域づくり推進のためのシンポジウム開催 | 220千円 | 220千円 | |
| | 合計 | 220千円 | 220千円 | |
3 事業の背景
文化芸術基本法第7条の2に基づく「地方の実情に即した文化芸術の推進に関する計画(地方文化芸術推進基本計画)」として位置づける「アートピアとっとり行動指針」を平成31年3月に策定した。
- アートピアとっとりの全県的な取組推進のため、アートを活かしたまちづくり、アーティストに魅力的な地域づくりを進め、文化芸術を媒介とした全国に誇れる地域活性化のモデルを創成する。
- また、県内各地でアートを活かした地域づくりの取組を行うことにより、地域に新たな交流を創出し、地域の活性化を図る。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
■アートを活用したまちづくり事業
・平成24年度から鳥取県アーティストリゾート推進組織育成事業により、アートを使った地域活性化、アーティストの移住を目指す地域団体の取組を支援してきた。
・平成26・27年度には「鳥取藝住祭」を開催し、県内全域の様々な地域でアートを使った地域活性化、アーティストの移住を目指す地域団体の取組が行われるようになり、県外にもこの取組が知られるようになった。
・平成28年度以降は、本県の魅力ある制作環境を活かしながら文化芸術活動を行う地域づくり団体等の取組を支援している。
・令和元年度から補助金の公募を年度当初(従前は随時募集)に行うことで各事業の計画を事前に把握し、ウェブサイト、SNSを活用した情報発信を進めている。
・アートによる地域活性化促進事業においては、3年間のスタート事業を経てステップアップ事業に移行する団体が、令和2年度は2団体であったが、3年度には4団体となり、事業収入などを活用した運営がみられるようになっている。令和3年度から補助金の支援期間の上限(最長8年間)を設け、市町村連携型地域活性化拠点事業など次のステップへの移行を促す取り組みも進めている。
■工芸・アート村推進事業
(各地区推進事業)
・複数の作家やアーティストが居住し、活気ある創作活動が行われることで新たな人と物の流れを生み出す「工芸・アート村」の創出の推進を目的に河原町西郷地区、西いなば地域(鳥取市気高町・鹿野町・青谷町)、大山町の工芸・アート村を支援している。
・西郷地区は、平成29年度から工芸祭り、フォーラム、ワークショップ等の文化事業、情報発信事業を実施している。
・西いなば地域は、令和元年度から浜村温泉映画塾、鹿野芸術祭、ひおき工芸の郷の各事業、圏域全体の情報発信事業を実施している。
・大山町は、平成28年度からイトナミダイセン藝術祭、アニメーション制作、アーティストによる講座・ワークショップ等を実施している。
・活動が定着してきた団体については、自立促進に向けて、段階的に補助額の引き下げを行う。
(舞台芸術拠点創造事業・公演普及活動)
・鳥の演劇祭開催に関しては、地域が誇る文化芸術の拠点として舞台創作に取り組むとともに、国内外の優れた作品を身近に鑑賞できる貴重な機会として平成20年から継続開催し、また、当該演劇祭に付随し地域のまちづくり団体が実施する周辺事業(週末だけのまちのみせ、鹿野わったいな祭など)の地域資源の活用と魅力の発信イベントとともに、演劇による国際交流、文化芸術に触れる機会を創出し地域活性化に取り組んでいる。
・学校教育と連携した演劇を通した表現ワークショップ事業(トリジュク)では、地域の小中高生を対象に、演劇や音楽、映像などの芸術表現体験にあわせ省察(振り返り)を重点を置き、表現力や自己肯定感の向上を目指し、人材育成に取り組んでいる。
・平成25年から、鳥の劇場が国の補助を受けて行う全国に発信できモデルとなり得る質の高い演劇公演(鳥の演劇祭以外)や人材育成、普及啓発事業に対し支援を行ってきたが、令和3年度からは、拠点の鹿野だけではなく、より広い地域・客層に対する公演・普及活動事業への支援に見直し、本事業により支援することとした。
■アートピアとっとりシンポジウム
・平成31年3月に策定したアートピアとっとり行動指針により「県内あらゆる場所でアートの花が開く、創造性と活力に満ちた鳥取県」を目指す。
・今後も引き続き文化芸術や文化的環境といったアートへの地域住民の参画や満足度の向上に努めるため、地域の活性化にも大きな効果をもたらす情報発信やネットワークづくりなどに資する意見交換や情報交換、発表の場として「アートピアとっとりシンポジウム」の開催に取り組む。
・令和元年度、2年度ともには新型コロナウイルス感染症の拡大により開催中止となったが、2年度はアートによる地域づくりに取り組む団体や活動者等8名に参集いただき、コロナ禍における文化活動等の課題等に係る意見交換会を実施し、県内団体間の情報交換、課題共有や要望等の集約を行った。
これまでの取組に対する評価
■アートを活用したまちづくり事業
・県外アーティストと地域住民が文化芸術活動を通した交流を行うことで、交流人口の増加や住民同士の交流による地域の活性化、及び地域住民が地域の良さを再発見することに寄与している。
・平成28年度から継続して事業を実施する団体がある一方、新たな取り組みも産まれており、アートを活用したまちづくりという手法が広がり、定着しつつある。
■工芸・アート村推進事業
(各地区推進事業)
・鳥取市西郷地区では、西郷工芸祭りをはじめとした一連の取組により工芸の郷としての知名度が上がり、地元が一体となって事業を推進している。令和2年春には工芸の郷第2号の若手陶芸作家2名が移住し、令和3年には河原町在住の作家が新たに加わって10軒14名の工芸作家が関わることとなり、「芸術家が住まう芸術・工芸の郷づくり」に向けて着実に進めている。また西郷への来訪者が増加したことにより、作品を鑑賞できるミニギャラリーの開設を予定している(令和3年冬試行開設、令和4年常設予定)。
・大山町では、年間を通したワークショップ等や秋にはイトナミダイセン藝術祭を開催するなど、継続した活動が浸透した結果、県内外での認知度が上がり、イベントへの参加人数が増加している。また、レジデンス施設を整備運営するなどアーティスト受入体制を整えており、若手の創作活動をする人材が集まる様相を見せている。またイベントで整備した古民家に新たにアーティストが移住し、芸術祭に参加するなど、芸術祭を契機とした地域活性化の好循環が産まれている。
・鹿野エリアの鳥の劇場等の取組を西いなば地域に拡大し、鹿野、気高、青谷の取組が連携して、各地域の文化芸術を活かした事業を実施している。令和3年度には実行委員会を立ち上げ、道の駅西いなば気楽里を事務局に、連携を深め、より一体的な情報発信の展開につなげている。
(舞台芸術拠点創造事業)
・鳥の演劇祭においては、令和元年度、日本開催となる「第26回BeSeTo演劇祭」と初めての同時開催とし、海外から多くの演劇作品を招へいし、鳥取市鹿野町における取組の情報発信をさらに高め、地域と県内外のアーティスト、来訪客との交流を創出することができた。
令和2、3年度はコロナ禍の中、屋外劇場の設えをはじめとする感染症の拡大防止策などの取組により取り組み、令和2年度においては、第1回開催となった「豊岡演劇祭」との会場間バスの運行にも取り組んだ。(令和2年度は豊岡演劇祭が中止のため取りやめ)
・表現ワークショップ事業では、大学機関の研究テーマとして学術的、研究的見知からのアドバイスも受け、省察(振り返り)に重点を置くことで、表現力や問題解決能力の向上に寄与していると学校現場の評価も高い。
■アートピアとっとりシンポジウム
・令和2年度にシンポジウムの替わりに行った、アートによる地域づくりに取り組む団体等との意見交換においては、人材育成、アーティスト支援、説明会、意見交換会などの場の設定、コロナ対策ガイドライン策定とその発信など、アートピアとっとりの推進に向けた貴重な意見をいただくことができた。
財政課処理欄
鳥の劇場運営委員会補助金の金額を精査しました。財源の国庫支出金は前年度同額で見込んで計上します。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
54,886 |
24,000 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30,886 |
要求額 |
58,552 |
20,200 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
38,352 |
財政課使用欄(単位:千円)
区分 |
事業費 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
計上額 |
58,052 |
24,000 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
34,052 |
保留 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
別途 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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