これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【外国人観光客倍増促進補助金】
県内の市町村、民間事業者による外国人観光客の受入環境の自主的な整備や海外に向けた誘客活動を促進することにより、国際リゾートとしての本県の魅力向上と世界への情報発信を図り、本県へ訪れる外国人観光客を増加させることが目標。
平成23年度に創設以来、非常にニーズが高く、例年問合せ・申請等が多くあったが、コロナウィルスの感染拡大により、インバウンド客の誘致人数がほぼ0となり、今後の誘致見通しも不確定な状況から令和3年度は申請数が大きく減っている。
しかし、令和4年度についての問い合わせは多数ある事から感染収束後には申請数が回復する事が推測される。
【県内各観光施設等の多言語対応の充実・利便性の向上】
平成24年度から、多言語電話通訳サービスを県内観光事業者向けに提供している。電話の受け渡しによる2者間通話に加え、平成30年度からは国外からの電話にも対応できる3者間通話を導入。また、利用先に、医療機関(病院、訪日外国人の受入医療機関、保健所のみ)及び交番、派出所、駐在所を追加している。令和2年度、令和3年度においては、コロナウイルス感染症拡大の影響で外国人旅行客がほとんどいないことから現状は利用人数は少ないが、コロナ収束後の外国人観光客の来県時における受入体制を整えておく必要がある。
【インバウンド向け路線バス乗り放題パスポート】
外国旅行に慣れたFITが増加している背景があることから、外国人観光客の周遊促進を図ることを目標に、インバウンド向け県内乗り放題手形を提供している。
平成30年度は、外国人観光客に好評で想定以上の販売枚数となったが、令和元年度は国際関係の冷え込みの影響もあり、前年ほどの枚数は出なかった。令和2年度、令和3年度は、新型コロナウイルスの影響でインバウンド利用が見込めず、未実施である。
【宿泊施設魅力アップ事業補助金】
平成29年度に、民泊サービスを行う事業者の増加(県支援)による既存の宿泊施設(旅館・ホテル等)への影響を鑑み、宿泊施設が活用できる補助制度を創設した。ニーズが高い補助金で、例年多くの実績があるが、令和3年度はコロナ感染対策の、より補助率の高い補助金
が宿泊施設向けに創設された事から問い合わせ数、申請数が大きく
減っている。
しかし、令和4年度についての問い合わせ等が多数ある事から感染収束後には申請数が回復する事が推測される。
これまでの取組に対する評価
【外国人観光客倍増促進補助金】
令和元年度には33件、コロナ感染が拡大した令和2年度にも12件の交付実績があり、県内事業者の外国人観光客の受入環境整備の促進に繋がっている。
【県内各観光施設等の多言語対応の充実・利便性の向上】
県内の宿泊施設等において、外国人観光客と施設スタッフとのコミュニケーションツールとして頻繁に活用されており、受入環境の整備に繋がっている。
【インバウンド向け路線バス乗り放題パスポート】
平成30年度は、当初予算2000枚であったが、流用をし2722枚を販売するなど、多くの外国人観光客の周遊促進に貢献した。令和元年度は、国際関係の冷え込みの影響もあり、枚数が想定よりは伸びなかったものの、多くの外国人観光客に利用された。
【宿泊施設魅力アップ事業補助金】
令和元年度は14件の交付実績があり、令和2年度も14件の申請と13件の交付実績があり県内の多くの宿泊施設のユニバーサル化の促進等の魅力向上に貢献している。
※1件はコロナ禍の影響で申請後取り消し。