これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目的】
サイクルツーリズムを通じた観光消費・交流人口の拡大
【取組状況】
(1)県内サイクリングルート整備
○シートゥーサミットルート(45.9km)
境港・米子鬼太郎空港・米子駅から皆生を経て大山のルート
○中海周遊ルート(72.6km)
中海を一周するルートで高低差が少なく初心者でも楽しめるルート
○ツール・ド・大山コース(約85km)
博労座から大山を一周するルートで上級者向け
○白砂青松の弓ヶ浜サイクリングルート(約15.8km)
弓ヶ浜から大山までの眺望に優れた海岸沿いルート
○鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)(約138km)
日本海沿いに、県を東西方向に横断するルート
○鳥取岡山接続サイクリングルート(約45km)
鳥取県と岡山県を辰巳峠で繋ぐ千代川、佐治川沿いルート
○日野川周回サイクリングルート(約22q)
日野川河川敷を走る平坦な初級者向けルート
○だいせん山の手サイクリングルート(約10q)
シートゥーサミットルートとツール・ド・大山コースを結ぶ接続ルート
(2)受入環境整備
○サイクリングサポートシステム「ダイジョウブシステム」の構築
ア バイクラック、修繕具セット、空気入れの配備
・コグステーション(サイクリングの拠点)
東部0か所、中部0か所、西部4か所
・サイクルカフェ(サイクリストが快適に休憩食事できる飲食店)
東部31か所、中部14か所、西部69か所
・サイクルポート(サイクリストが快適に買い物ができるコンビニ)
東部31か所、中部22か所、西部34か所
イ 非常時(自転車の故障時等)のレスキュー体制
・サイクルキャリア搭載UDタクシー
東部8営業所18台、中部1営業所1台、西部13営業所54台
(3)広域連携
○平成28年11月16日に開催された中国地方知事会において、広島県知事からの提案により、「サイクリング・ワーキンググループ」(メンバー:課長級、事務局:広島県)を設置、平成29年6月5日の中国知事会において「サイクリング部会」に格上げ。
《サイクリング部会(サイクリング・ワーキンググループ)の目標》
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年を見据えて、中国地方及び四国地方が国内外から訪れたくなる、また、何度も走りに行きたくなる魅力的なサイクリングエリアとなっていること。
○広域推奨ルート、推奨エリアの設定
@広域推奨ルート
・やまなみ・しまなみルート(大山〜やまなみ街道〜しまなみ海道)
・日本海・瀬戸内海ルート(鳥取〜鏡野〜香川県)
・日本海沿岸ルート(鳥取砂丘〜益田〜津和野〜萩〜下関)
A広域推奨エリア
・せとうちエリア(せとうちグランドコース)
・中国山地エリア(中国山地グランドコース)
・日本海エリア(日本海グランドコース)
○受入環境整備(サイクリスト用の休憩場所の整備等)
○情報発信の連携(サイクルモードRIDE大阪への共同出展等)
【改善点】
○サイクルツーリズム推進について、県東部・中部・西部が足並みを揃えて盛り上がっていけるように、県内市町村、民間団体にも広く協力を求め、気運醸成を図っていかなければならない。
これまでの取組に対する評価
(1)県内サイクリングルート整備
○県西部で先行的にサイクリングルートの整備が進んできているが、鳥取うみなみロード、鳥取岡山接続サイクリングルートなど、県東部中部に関わるルート整備も進んできている。
【整備状況】8ルート(来年度中に10ルートになる予定)
東部:1ルート(来年度中に2ルートになる予定)
・鳥取岡山接続サイクリングルート
中部:0ルート
西部:6ルート(来年度中に7ルートになる予定)
・シートゥーサミットルート
・中海周遊ルート
・ツール・ド・大山ルート
・白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース
・日野川周回ルート
・だいせん山の手ルート
横断:1ルート
・鳥取うみなみロード
(2)受入環境整備
○サイクルポート
全県展開が達成できており、引き続き維持に努めるとともに、制度開始から時間が経過してきていることから、貸与物品の状況の確認等、サービスの質の点検等を行っていく。
○サイクルキャリア搭載UDタクシー
全県展開が完了しているが、中部で対応可能な営業所が少ないことから、引き続き、協力いただける営業所を募っていく。
○サイクルカフェ
年々増加しており、全県展開が完了しているが、県東部中部の協力店舗の掘り起こしを行い、地域間での偏りを解消していく。
○コグステーション
現状、西部のみとなっており、早急に全県展開を図る必要がある。
(3)広域連携
○中国地方知事会サイクリング部会の事業として、広域サイクリングマップを作成したほか、サイクリング専門誌掲載、デジタルスタンプラリー事業の実施、サイクルモードライド大阪への共同出展などに取り組んできた。
○引き続き、中国地方各県とも連携を密にして、中国地方全体のサイクリング人気の向上を図るとともに、中国地方を訪れるサイクリストの本県への誘客を図っていく。