これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
マッチング又はプロジェクト組成件数:3件(1年あたり)
<取組状況・改善点>
・本事業により配置したオープンイノベーションコーディネーターを中心として、県内における新事業展開意欲の高い企業の掘り起こし、課題・シーズの分析サポート等は順調に進めている。
・事業初年度のR3年度は新型コロナの影響により、本事業による直接のマッチング又はプロジェクト組成はないが、県・産業振興機構が関わったオープンイノベーション事例は数件生まれている。
・今後は、現在オンラインベースでの探索が中心となっている革新的ベンチャーの探索について、展示会やオフラインイベント等への参加も含めた活動を強化するほか、県の直接執行による事例発信・マッチングの場の設定により、協業による新事業案件創出に向けた取組を加速化させていく。
これまでの取組に対する評価
・アフターコロナの世界においては、これまで以上の加速度的な市場競争環境の激化・変化が予想される。これに県内企業が対応していくためには、企業毎に今後の経営戦略やビジネスモデルそのものについてゼロベースで再検討し、高付加価値かつ競争力の高い製品・サービスを生み出していく必要がある。
・そのためには、自前主義にとらわれず、有望な外部の人材・技術・アイデアも活用し、スピード感を持って新事業展開の取り組みを進めていく「オープンイノベーション」の考え方を県内企業に浸透させ、新事業創出とその後の事業化に向けた動きを進めていくことが重要となる。
・そのような中、本事業において普及・浸透を進めている「オープンイノベーション」の概念に興味を持つ県内企業や、逆に県内企業・団体との連携に関心を寄せる県外ベンチャー等も徐々に顕在化してきている。
・今後も引き続き具体的なマッチング案件の組成・事業化に向けた支援を委託事業により実施していくとともに、本事業の実施により、(公財)鳥取県産業振興機構が恒常的にオープンイノベーションを通じた事業創出をサポートしていける支援機関となるべく、知見・ノウハウを組織にビルトインしていくための方策を検討していく必要がある。