社会資本整備総合交付金（港湾）　

・鳥取港では、近年豪雨による航路埋そくが、平成29年〜令和3年豪雨と、５年連続で発生し、利用者は入港日の調整や他港で荷を
降ろして喫水調整するなど多大な損害を与えることとなった。
・台風や豪雨で千代航路が埋没し安定した企業活動が行われていないことに対して、令和2年度に改訂した港湾計画の中で航路切替
えを埋そく対策として定めた。この航路切替えの県の最初の事業として第２防波堤延伸を行う。
（国交省はR4から第１防波堤の延伸に着手予定）

（２）西浜緑地
・鳥取港周辺には、年間70万人の来場者を誇る「かろいち」等から構成される「みなとオアシス賀露」、鳥取港とのツインポート化を進
める鳥取砂丘コナン空港、鳥取砂丘等が立地している等、鳥取県東部のにぎわい拠点としての役割も担っている。
・官学産連携して賑わい創出のため、「鳥取港賑いづくり検討会」を立ち上げ、令和２年６月に「鳥取港賑わいづくり基本計画」を策定
し、８月に「鳥取港賑わいづくり実施計画」を概成し、賑わいづくりの一環として、緑地整備を位置付けている。
・クルーズ船誘致によるインバウンド獲得のためにも、岸壁周辺の環境整備が必須である。

（３）８号防波堤改良（増深）
・鳥取港千代地区８号岸壁は昭和６２年に建設され、供用開始から３３年が経過している。
・岸壁背後に立地している企業の利用船舶が大型化しいる中で、岸壁の水深不足により入港できる船舶が限られている。
（企業が一般的に利用している船舶3,000DWT級に対し、現状は1,000DWT級しか入港できない。）
・岸壁の水深は、現状−５．０ｍに対し、上記に伴い−６．５ｍが必要。
・Ｒ２年度内に鳥取港港湾計画を改訂。当岸壁の利用船舶についても上記のとおり3,000DWT級を計画している。

○事 業 期 間　：　令和３年度〜令和６年度
○全体事業費　：　Ｃ＝３，０００百万円（Ｒ４：５０，０００千円、Ｒ５以降：２，９５０，０００千円）
○事 業 内 容　：　防波堤延伸 Ｌ＝２００ｍ

（２）西浜緑地

○事 業 期 間　：　令和元年度〜令和６年度
○全体事業費　：　Ｃ＝２００百万円（Ｒ４：８０，０００千円、Ｒ５以降：５５，０００千円）
○事 業 内 容　：　緑地整備Ａ＝２７，５００ｍ２（トイレ、上下水道、駐車場整備等）

（３）８号岸壁
○事 業 期 間　：　令和３年度〜令和６年度
○全体事業費　：　Ｃ＝３００百万円（Ｒ４：８１，０００千円、Ｒ５以降：１９８，０００千円）
○事 業 内 容　：　岸壁増深Ｌ＝９０ｍ（水深−５．０ｍ → −６．５ｍ）