地域のみんなで取り組む流域治水

・令和３年５月に設立した大路川流域治水協議会（構成地区：美保、美保南、倉田、面影、米里、津ノ井、若葉台、国府）で出された意見等を踏まえ、住民・行政が一緒になって大路川流域での流域治水対策の方向性を取りまとめる。

＜ビジョンに盛り込む内容＞ ●地域毎（市街地、農業地域、上流域等）の取組方針 ※取組例･･･「田んぼダムにより、〇○m3を貯留する」 ･･･「ため池の水位を〇○cm下げる」 ･･･「定期的に水路を清掃する（土砂撤去等）」 ●行政が行う河川整備等の取組方針 ※取組例･･･河道拡幅、排水対策、下水道整備等

※ビジョン策定に向けての取組
・協議会等において、住民・行政が取組方針を議論する。
・防災意識向上に繋がる啓発活動を実施する。
（具体） 防災授業、住民と共に浸水深表示板設置、流域探索ツアー等

・モデルほ場を設置し、貯留効果の実証、田んぼダムの実施手法（堰板作成方法、畔の補強等）や効果の見える化を図る。

・ため池の使用実態を調査し、事前放流を推進するための課題及び対策を検討する。

・令和３年７月豪雨での内水被害等の浸水被害発生箇所において、減災対策協議会等を活用し、国・県・市町村の連携を強化して対策を実施する。

（項目）

・浸水状況・原因調査等（日置川周辺、国府川周辺、境港市内等）【５，０００千円】

・大路川における浸水被害軽減効果（雨水貯留）の算定【２０，０００千円】
※雨水タンク、水路の流下能力向上（土砂撤去）、田んぼダム、ため池事前放流等で雨水を貯留したことによる浸水被害軽減効果をシミュレーションする。
→効果を見える化し、住民にメリットを実感していただく。（検証結果を全県展開に活用）

・その他地域の実情に即した調査（樋門開閉、上流下流の役割検討等）【５，０００千円】

・県政だよりやケーブテレビ等を活用し、積極的にモデル地区での取組事例をPR（既定予算）