現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和4年度予算 の 農林水産部の特定家畜伝染病危機管理対策事業
令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:家畜保健衛生費
事業名:

特定家畜伝染病危機管理対策事業

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農林水産部 畜産課 家畜衛生・防疫対策室 

電話番号:0857-26-7287  E-mail:chikusan@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
既整理額 136,316千円 20,504千円 156,820千円 2.6人 0.0人 0.0人
調整要求額 -4,498千円 0千円 -4,498千円 0.0人 0.0人 0.0人
要求総額 131,818千円 0千円 131,818千円 2.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:-4,498千円    財源:国1/2   追加:-4,498千円

事業内容

1 事業の目的・概要

豚熱、アフリカ豚熱、高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫等の特定家畜伝染病が万が一発生した場合の損失補償、県による処分家畜等の焼埋却経費などを措置するとともに、発生に備えた防疫演習、飼育豚への豚熱ワクチン接種、野生いのししの豚熱の検査を実施し、特定家畜伝染病に対する危機管理体制を構築する。

2 主な事業内容


    県が実施している豚熱ワクチン接種を委託するため、ワクチン接種に必要な資材費を減額する
(単位:千円)

    事業名

    財源

    既整理額

    要求調整額

    合計額

    変更点/備考

    防疫対応力向上

    防疫演習の実施

    国1/2
    単県

    391


    391

    家畜伝染病発生に備えた防疫演習に必要な資材等

    野生いのししの血液採材

    国10/10
    国1/2

    4,117


    4,117

    野生いのししの検査強化

    防疫備蓄資材の配備

    単県

    8,597


    8,597

    家畜伝染病発生時の初動防圧に必要な防疫資材の備蓄

    靴底消毒・炭酸ガス備蓄

    単県
    国1/2

    3,420


    3,420

    国際線空港・港湾における乗客の靴底消毒や家畜伝染病発生時に必要な液化炭酸ガスの備蓄(液化炭酸ガスの備蓄強化)

    豚熱ワクチン接種対策

    国1/2

    32,849

    △4,498

    28,351

    ワクチン購入費、抗体検査経費等

    特定家畜伝染病セーフティネット事業

    国1/2

    47,216


    47,216

    家畜伝染病発生に伴う移動制限による家畜及び生産物の損失補償。

    迅速防疫体制整備

    国1/2

    39,726


    39,726

    家畜伝染病の発生予防対策、家畜伝染病発生農家の処分家畜の焼埋却を県が実施するための経費

    合計


    136,316

    △4,498

    131,818

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

〇事業目標
 口蹄疫・高病原性鳥インフルエンザ・豚熱・アフリカ豚熱の県内侵入防御
○取組状況
・インバウンドの増加に伴い、渡航者を通して家畜伝染病の侵入が懸念されていた中、韓国・中国での口蹄疫続発を受け、県独自に平成23年から米子空港、平成24年から大型クルーズ船が寄港する境港港、平成31年度からチャーター便が増加する鳥取空港において靴底消毒実施。令和元年、山陰地方唯一の検疫所(米子出張所)が開所し、連携を図る。

○改善点
・危機管理意識および技術向上のため、演習・訓練の継続は必要。
・実践的な防疫演習を実施し、課題の洗い出しとその解消を図る。
・国内での豚熱の発生により、今後の飼養豚及び経口ワクチン対策、防疫作業に関係する資材を見直し、新たに備蓄を強化する。
・港湾の靴底消毒については、新型コロナウイルス感染症の影響で令和3年度の実績は見込めないが、今後、国際便が再開され次第速やかに対応できるよう準備しておく必要がある。

これまでの取組に対する評価

1 高病原性鳥インフルエンザ
・令和2年−令和3年シーズンでは、18県、52事例、75農場、987万羽と過去最大規模の発生で、県内養鶏業者に11月18日に1度目の消毒命令、12月11日に2度目の消毒命令を出し、6千袋の消石灰を配布し、発生予防に努めた。また、香川県に家畜防疫員を3名派遣協力をした。
・防鳥ネット等の整備を進め、各農場における防疫対策を徹底した。
2 豚熱・アフリカ豚熱
・令和元年度以降、豚熱が拡大したため、野生イノシシの豚熱対策として捕獲強化を実施した。
・他県での豚熱発生の際に、全戸に消石灰、殺鼠剤を配布し、防御に務めた。
・特定家畜防疫指針や家畜伝染病予防法改正により、飼養衛生管理基準の遵守を指導。農場の防護柵、防鳥ネット、衛生対策にかかる支援をした。
・国内72例の豚熱が発生し、要請に基づき家畜防疫員を17名現地に派遣した。
3 口蹄疫
・平成22年の宮崎県以降、国内発生はないが、韓国等での発生があり、侵入防止を継続する。
4 防疫演習
令和3年度は高病原性鳥インフルエンザ、豚熱の発生を想定し、防疫机上演習)を実施した。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 136,316 64,032 24,682 0 0 0 0 0 47,602
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 -4,498 -2,249 -15,015 0 0 0 0 0 12,766
保留・復活・追加 要求額 -4,498 -2,249 -15,015 0 0 0 0 0 12,766
要求総額 131,818 61,783 9,667 0 0 0 0 0 60,368