現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和4年度予算 の 農林水産部のスマート林業実践事業
令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:林業費 目:林業振興費
事業名:

スマート林業実践事業

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農林水産部 林政企画課 林政企画担当 

電話番号:0857-26-7301  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R4年度当初予算要求額 88,954千円 7,886千円 96,840千円 1.0人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 143,734千円 3,943千円 147,677千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:88,954千円  (前年度予算額 143,734千円)  財源:基金(森林環境譲与税)、国庫 

事業内容

1 事業の目的・概要

 航空レーザ計測等による森林情報のデジタル化を進めるとともに、スマート林業技術の現場への普及を進め、森林施業の効率化・低コスト化に繋げる。また、これまでデジタル化してきた森林情報等県の保有するビッグデータを活用し、林業が抱えている課題の解決に繋げる。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
【新規】次世代型林業イノベーション推進事業 県の保有するビッグデータ(とっとりデジタルラボ)を活用した課題解決提案型のモデル事業を実施し、民間企業・大学のノウハウや新たな視点を取り込んで、森林・林業分野において長年解決できなかった課題の解決に繋げる。
(1)事業実施主体:県
(2)事業内容
・学識経験者、林業事業体、行政から成る検討会を新設し、テーマ(課題)を検討・設定する。
・全国の民間企業、研究機関等から広く課題解決のためのアイデアを収集し、コンペティションを実施する。
・コンペティションの結果選ばれた2社に対して、アプリケーション開発に向けたモデル事業を実施する。
1,335
新規
森林情報デジタル化の推進 航空レーザ計測データ等森林情報のデジタル化を推進し、効率的で精度の高い森林施業に繋げる。
(1)事業実施主体:県
(2)事業内容
・航空レーザ計測を実施し、森林・地形情報の解析を行う。
 ※R4実施予定:倉吉市、湯梨浜町、北栄町、米子市
・間伐等の施業履歴情報を電子化し、森林クラウドシステムに搭載する。
・とっとりWebマップの森林情報を更新する。
52,094
133,251
森林施業スマート化の推進○ドローンの活用技術を普及し、森林施業等の効率化・低コスト化に繋げる。
(1)事業実施主体:県
(2)事業内容
・林業事業体に対してドローンの基本操作を指導するとともに、具体的な活用方法を普及する。
・本県に導入されていないドローン技術の実証・実用化に向けた検討を行うため、研修会を開催する。
○路網設計支援ソフトの導入を推進し、効率的で安全な林業専用道及び森林作業道の開設に繋げる。
(1)事業実施主体:林業事業体
(2)事業内容
・路網設計支援ソフトの導入を支援(補助率:定額、国10/10)する。
2,983
2,252
一部新規
森林クラウドシステム推進事業 平成30年度から運用を開始している鳥取県森林クラウドシステムについて、システムをリプレイスし、森林林業行政等の更なる効率化を図る。
【スケジュール】
・R4年4月〜 再構築開始
・R5年1月〜 仮運用開始
・R5年4月〜 本運用開始
32,542
4,741
【廃止】先進技術導入検討事業自動走行機械等の導入について、専門家や学識経験者で構成する組織を設置し検討する。
514
廃止
【廃止】スマート林業の担い手育成航空レーザ計測の情報等を有効に活用できる森林施業プランナーの育成を図る。
2,976
廃止
88,954
143,734

3 事業の背景と必要性

(1)素材生産量の更なる増加を図るためには、スマート林業の導入により森林施業の効率化・安全性の向上を進めて、低コスト化による生産性の向上や新規就業者の確保に繋げていく必要がある。
    (2)そこで、本県では、平成30年度から航空レーザ計測データの取得(令和3年度末に12市町村で完了予定)をはじめ、これまで紙台帳で管理されてきた施業履歴情報など森林情報のデジタル化を進めながら、森林クラウドシステム等を通じて林業事業体等と情報共有する取組を進めている。

    (3)また、令和2年度からは、効率的で安全に路網を設計するための路網設計支援ソフトや現地測量用のドローン等といったスマート林業機器の現場導入も進めている。

    (4)これまでの取組によりスマート林業を進める上で必要となる基盤情報・機器整備は進みつつあるが、今後更にスマート林業を強力に推進していくために、それらの情報を活用した課題解決方法の検討、及びスマート林業技術の現場への普及が重要である。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・本県では平成30年度から航空レーザ計測データの取得等森林情報のデジタル化を進めるとともに、平成30年度から運用を開始している鳥取県森林クラウドシステムにこれらのデータを搭載することで、県、市町村、林業事業体で森林情報の共有を進めている。
・また、令和2年度からはドローン等スマート林業技術の導入を進めており、スマート林業を進める上で必要となる基盤情報・機器整備は進みつつあるが、今後さらにスマート林業の取組を推進していくためには、それらの情報を活用した課題解決方法の検討、及びスマート林業技術の現場への普及が重要である。

これまでの取組に対する評価

・航空レーザ計測によって得られた詳細な地形情報及び森林資源情報を活用することにより、安全で効率的な路網設計と森林施業が可能となった。
・ドローンや路網設計支援ソフト等スマート林業機器を導入することにより、スマート林業に取り組む環境整備が進んだ。
・森林クラウドシステムの導入により森林情報等のリアルタイムの共有が可能になり、事務の効率化や各機関の連携強化に繋がっている。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 143,734 131,112 0 0 0 0 0 12,622 0
要求額 88,954 48,742 0 0 0 0 0 40,144 68