現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和4年度予算 の 農林水産部の第12回全共出品対策事業
令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:畜産業費 目:畜産振興費
事業名:

第12回全共出品対策事業

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農林水産部 畜産課 肉用牛振興・遺伝資源管理担当 

電話番号:0857-26-7829  E-mail:chikusan@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R4年度当初予算要求額 26,550千円 7,097千円 33,647千円 0.9人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 7,599千円 7,129千円 14,728千円 0.9人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:26,550千円  (前年度予算額 7,599千円)  財源:基金 

事業内容

1 事業の目的・概要

令和4年に鹿児島県で開催される第12回全共に出品する牛を管理するために必要な経費などについて助成する。


    <目的>
    ○5年に一度開催される「全国和牛能力共進会」は、大会の成績が各県の和牛ブランド化を左右する重要なイベントである。前回の第11回宮城全共では鳥取県は花の7区と言われる総合評価群で肉質全国1位の成績を収めた。それによって、現在では、全国トップクラスの和子牛市場にまで成長した。
    ○第12回全共においても、さらに上回る成績を目指し、鳥取の和牛ブランド強化を図るとともに、その取組を通じて「牛つくり」「人つくり」「組織つくり」を推進していくことが重要である。
    〇これまでの全共と異なり、コロナ禍で開催される大会となることが予想されることから、大会期間中の出品者及び関係者に対するコロナウイルス感染対策を講じる必要がある。
    〇前回全共の反省を踏まえ、出品牛の仕上げ対策及び出品牛の選畜対策、この2点を重点課題として最後まで確実に行っていく必要がある。

2 主な事業内容

(千円) ※前年度欄の()内はH29実績補助金額
番号
細事業名
内容
要求額
前年度
備考
地域出品対策協議会活動費地域出品対策協議会の活動費への助成(3協議会)
534
534
出品対策部会主催講習会開催費削蹄、調教技術、毛刈り、審査研究会等の開催      57
57
種牛保留助成費(飼育管理費)種牛の部 全共候補牛として保留した場合の助成
770
873
全共出品牛随伴牛予防接種証明書費助成       全共出品に係わるワクチン接種・証明書作成代等
218
(118)
削蹄助成費出品牛の削蹄費助成
228
228
   6県予選会出品助成県内選抜会開催時のワクチン・運賃助成     858   (594)
   7全共出品負担金全共出品牛の参加負担金   1,310 (1,405)
   8獣医師雇用費全共期間中の出品牛の治療     100    (60)
   9出品牛輸送費・保険費助成出品牛(随伴牛含む)の輸送費用・保険費用を助成   2,808 (3,008)
  10出品者及び出品牛用具購入費助成出品者ユニフォーム、出品牛のゆたん、帽子、長靴等   1,634 (1,825)
  11出品説明会兼激励会開催費説明資料印刷費、会場賃借料、食糧費      78    (60)
  12出品者ヘルパー費助成全共期間のヘルパー料(出品者不在中の牛の管理)     420   (210)
  13出品者日当・保険費助成出品者の全共期間中の日当・傷害保険費     199   (206)
 ☆14コロナ感染対策を講じた出品者等の旅費及び滞在費コロナ感染対策の観点から、PCR検査等の実施、貸切バスでの往復路、宿泊先の貸切等を実施。外部との接触を避ける対策を講じる。
(全共期間の出品者、付き添い(1名)の宿泊代、旅費等)
   5,116 (3,430)新規重点項目

コロナ対策
  15全共優秀成績報償費優等賞3席以内に入賞した出品者の所属する地域への報償費   2,500   (999)
  16出品牛の健康管理対策出品までの免疫強化、長距離輸送対策     977   (268)
 ☆17全共に勝つための出品牛の仕上げ及び選畜対策勝つための出品牛の毛刈り、調教の仕上げ請負人を招聘する。選畜(肉畜)では、ゲノム育種価等の県独自手法で勝てる牛を確実に選抜する。(仕上げ請負人招聘旅費、ゲノム育種価分析費用等)   2,643       0新規重点項目

出品牛の仕上げ選畜対策
補助金  633千円
県実施2,010千円
※一部、県実施
  18鳥取和牛PR対策全共期間中および全共後に鳥取和牛、鳥取県有種雄牛をPR   4,345 (5,469)
  19県共進会報償費県共進会においてグランドチャンピオンを取った牛を出品した地域への報償費     500     500
  20生産振興大会開催経費肉用牛振興大会開催経費の助成      74      74
  21県予選開催経費全共県予選会開催経費の助成     135   (149)
  22事務局経費推進委員会、出品対策部会、巡回経費の助成     415     236
  23全共併催行事参加経費助成全共会場で開催されるイベント(鳥取和牛のPR)への参加経費等の助成     631   (458)
指定交配漏れ助成全共候補牛として導入漏れした子牛の販売価格差を助成           2,940事業終了
肥育保留助成費(飼育管理費) 肉牛の部 全共候補牛として保留した場合の助成   1,620事業終了
集合審査開催費
             
出品牛の選抜のための運賃助成・ワクチン接種代等
537
事業終了
合計
26,550
7,599
補助負担割合
    <負担割合>
       県1/2以内、JAグループ及び生産者1/2以上 ※一部、県実施

    <事業実施主体>
       第12回全国和牛能力共進会鳥取県推進委員会
      (事務局:公益社団法人鳥取県畜産推進機構)

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○第11回全共では、平成25年4月に第11回全共推進委員会を設立(出品に係る事業計画の策定、概算経費及び負担割合等を決定)。

○平成25年5月に第11回全共出品対策部会を設立(11回開催し、出品に関する具体的な対策や反省を行った)。

○肉牛区については、出品候補者を繁殖肥育一貫農家10名を早々に決定し、優秀な雌牛に「白鵬85の3」「百合白清2」を掛け合わせた優秀な受精卵移植渡して、候補牛の生産、哺育育成から肥育までストレスなく出品牛を飼育する方式に加えて、ゲノム育種価の活用という最新技術により第7区肉牛群では1位を獲得することができた。

○一方、種牛については、全共出品に係る飼養管理指導や、調教、毛刈などの指導ができる技術者がおらず、鹿児島県から技術者を招いて一時的に指導を受けたり、手探りの状態で出品対策を進めてきた。

○第12回全共肉牛区の出品種雄牛を決定。6区「元花江」7区「白鵬85の3」8区「元花江」「隆福也」。

○肉牛区の出品候補者を11名に決定。

○肉牛区第6区「元花江」25頭、第7区「白鵬85の3」24頭、第8区「隆福也」12頭「元花江」6頭の出品候補牛を確保。令和3年3月、7月、10月と巡回調査を実施。10月調査時から超音波肉質診断を開始、肉質調査も進めている。

〇種牛区第6区「元花江」の候補牛を一堂に集めた子牛調査会を実施(令和3年8月24日)24頭の候補牛から特徴や斉一性を調査した。

〇種牛区第4区(繁殖雌牛群)、第5区(高等登録群)の候補牛を一堂に集めた集合審査会を実施。

これまでの取組に対する評価

○第11回全共での反省を踏まえ、前回より半年早い平成29年11月から出品対策に取りかかっている。

〇平成30年2月には第12回全共出品対策部会を設立し、目標設定や取組方針について決定した。

○特に種牛区については、県内全共技術者を養成するための技術研修をスタートした。鹿児島県共進会の視察、県外からの講師招へいによる実地研修を実施してきた。令和2年度、3年度とコロナの影響で講師招聘できておらず、県外講師なしでの県内研修を行ってきた。毛刈りや調教の技術も習得できているが、全共出品牛の仕上げ時には、県外講師を招聘したいところ。

〇出品候補牛は前回なみに確保できている。肉牛区については、前回57頭に対して、今回は67頭確保できており、計画通りに進められている。

○種牛区は2区、3区以外は出品候補牛が絞られてきており、前回並み以上の成績が期待できそうな状況。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 7,599 0 0 0 0 0 0 7,599 0
要求額 26,550 0 0 0 0 0 0 26,550 0