事業名:
地域のみんなで取り組む流域治水(農林)
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農林水産部 農地・水保全課 水資源・防災担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
R4年度当初予算要求額 |
10,000千円 |
4,732千円 |
14,732千円 |
0.6人 |
0.0人 |
0.0人 |
R3年度当初予算額 |
5,970千円 |
0千円 |
5,970千円 |
0.6人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:10,000千円 (前年度予算額 5,970千円) 財源:単県
事業内容
1 事業の目的・概要
「流域治水」は、流域内のあらゆる地域資源を活用し、治水対策を実施することで貯留効果を発揮するもので、近年、大路川流域において、「大路川治水協議会」を設立するなど、流域治水の取組が進みつつある中、「田んぼ」や「ため池」といった農業農村が持つ多面的機能(貯留効果)に大きな期待がかかっている。
今後更なる流域治水の取組の加速化を進めるため、「田んぼ」や「ため池」など農業の持つ多面的機能を活用した防災効果の理解・醸成を図り、地域住民とともに流域一体となり流域治水の全県展開を目指す。
2 主な事業内容
内容 | 要求額 |
1 田んぼダムのモデルほ場設置
田んぼダムを幅広く推進するため、田んぼダムに関心ある農業者や地域住民を対象にモデルほ場で田んぼダムの貯留効果の実証、手法や効果を幅広くPRする。(2年間程度設置)
・堰板の設置方法の展示、雨水貯留効果の見える化、及び、モデルほ場内に普及啓発のためのパネル展示
・田んぼダムモデルほ場での水文観測・田んぼダムの効果PRパンフ原稿作成 | 10,000千円 |
2 ため池使用実態調査
大路川流域に存在するため池(69箇所)を対象に実態調査を実施し、営農に無理のない事前放流などの流域治水の取り組み拡大を目指す。
・ため池の水利用の実態を調査(ため池の水位変動イメージ作成)。
・大路川流域のため池で事前放流を実施した場合の雨水貯留効果の把握。 |
3 地域間交流を促進する取組
防災受益となる都市住民(下流域)と農村地域(上流域)による川上から川下の交流を通じ、流域一体で流域治水に取り組む機運を醸成するとともに都市部と農村部の地域間交流を促進する。
・農村地域の幹線水路の水路の泥上げや草刈りなど、農村活動への都市住民の参加。
・田んぼダムを実施する田んぼで収穫された水稲を活用した地域交流会 等 | むら・まち支え合い共生促進事業で対応 |
4 県土整備部との連携事業
(1)啓発活動
【防災授業等】
・雨水貯留対策を表現した模型(令和3年度に製作)を活用して、「小中学校での防災授業」や「地域住民との意見交換会」等を行う。
(2)大路川流域治水協議会
・「地域住民との意見交換会」において聴取した住民意見をもとに、雨水貯留対策の方向性を検討する。
(3)大路川流域治水ビジョン(仮称)の策定
・雨水貯留対策の効果を算定した上で、地域住民とともにビジョンを策定する。
(4)樋門操作の支援方法(DX)の検討
・樋門操作者がどういう支援を求めているのかを調査した上で、効果的な支援方法(DX)を検討する。 | 県土整備部と共同実施 |
3.現状・問題
(1)田んぼダムの推進
鳥取市大路川周辺農地においては、過去の豪雨災害による住宅地の浸水を契機に地域活動として田んぼダムに取り組んでいる。一方で田んぼダム推進に当たり、田んぼダムを知らない、効果が分からない、堰板の作成方法が分からないなど地域から田んぼダムの幅広いPRが期待されている。
(2)ため池の事前放流
ため池の管理実態やため池の現状は地域で様々な状況で既に流域治水に資する事前放流を行っている地区があるため池も少なからず存在。また、何らかの原因でため池の水が抜かれていないため池もあるなど状況が様々であることから、その実態を把握し流域治水に資する無理のないアプローチへ誘導することが必要である。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
[事業目標]
自然災害における農村地域の防災・減災対策を図るため、豪雨対策として下流域への浸水湛水被害リスク軽減を目的に田んぼダムやため池事前放流など流域治水の取組を推進する。
・鳥取県農業生産1千億円達成プラン R7年度 500ha
これまでの取組に対する評価
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
5,970 |
2,935 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3,035 |
要求額 |
10,000 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10,000 |