1 事業内容
○県内の医療機関に従事していただく医師の養成・確保を図るため、県内外の医学生に対して奨学金の貸付を行う(卒業後、県内の指定病院で一定期間勤務していただいた場合、貸付金の返還を免除)。
○医学部臨時定員を活用して設置している「緊急医師確保対策奨学金(特別養成枠)」について、このたび国から、令和5年度については、6名を上限に増員を認める旨の内示があったことから、所要経費にかかる債務負担限度額を引き上げるもの(現在、5名分について債務負担を設定済)。
(単位:千円)
奨学金種別 | 対象者 | 新規貸付枠 | 月額/人
(年額/人) | 限度額 |
医師養成確保奨学金(地域枠)
(H18〜) | 鳥取大学医学部医学科学校推薦型選別2
(地域枠)令和5年度入学者 | 5人 | 120
(1,440) | 43,200
(6年間) |
| 鳥取大学医学部医学科学士編入学選抜
令和5年度入学者 | 5人 | 120
(1,440) | 36,000
(5年間) |
医師養成確保奨学金(一般貸付枠)
(H19〜) | 県内外の大学医学部医学科在学生 | 5人 | 100
(1,200) | 36,000
(6年間) |
緊急医師確保対策奨学金
(H21〜) | 鳥取大学医学部医学科学校推薦型選別2
(特別養成枠)令和5年度入学者 | 5人
→6人 | 150
(1,800) | 54,000
(6年間)
→64,800
(同) |
臨時特例医師確保対策奨学金
(H22〜) | ○鳥取大学医学部医学科一般選抜
(前期日程)地域枠(鳥取県)令和5年度入学者
○岡山大学医学部医学科学校推薦型選抜2
(地域枠コース(鳥取県))令和5年度入学者 | ○鳥取大学
14人
○岡山大学
1人 | 150
(1,800) | 162,000
(6年間) |
計 | | | | 331,200
→342,000
(+10,800) |
2 設定期間
令和5年度から令和10年度(6年間)
3 限度額
342,000千円(現行の限度額331,200千円から、+10,800千円引き上げ)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
○これまで380名の医学生に対して、奨学金を貸与(R4.3時点)。指定勤務期間中の医師147名中、126名が県内医療機関に従事。
これまでの取組に対する評価
○県内の医師数は増加傾向にあり、本奨学金による医師確保の取組の効果が窺えるものの、医師の高齢化が顕著であり、引き続き若手医師の確保が喫緊の課題。