1 事業の目的・概要
新型コロナウイルス感染拡大やロシア・ウクライナ情勢による木材不足や物価高騰に対し、必要な公的資金借り入れに係る融資枠を拡大し、県内での製材品等の生産・供給体制を維持・強化を図る。
2 主な事業内容
利子補給 (補助 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金充当事業)
(千円)
区分 | 内容 | 実施主体 | 補助率 | 予算額 | 備考 |
利子補給 | 製材品等の生産に必要な公的資金借り入れに係る実金利負担を1%とするための利子補給
【融資制度(想定)】
「鳥取県企業自立サポート融資」
・中小企業小口融資 ・小規模事業者融資・企業自立化支援融資 等
「木材産業等高度化推進資金」
・素材生産等促進資金・新規需要創出資金・木材高度加工資金 等
融資枠:4.3億円 | 製材等生産事業者 | 定額
(利率1%に
引下げ) | 4,300 |  |
計 |  |  |  | 4,300 |  |
3 事業の背景・必要性
令和3年当初から始まった新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外材不足や木材価格高騰が現在も継続している最中、ロシア・ウクライナ情勢が勃発し、本年3月以降、ロシアの木材製品の一部が輸入できなくなったことから、さらなる木材不足や価格高騰が懸念されている。燃油やその他物資も価格が上昇しており、県として製材品の安定供給に腐心する県内製材事業所等を支援する必要がある。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
新型コロナウイルス感染症拡大やロシア・ウクライナ情勢によって生じた外材不足に対し、公的資金の借り入れによって製材品の生産増強を計画している県内製材等事業者に利子の一部を助成することで、外材から県産材への転換の促進、事業者の負担軽減、生産意欲の向上を図る。
【取り組み状況・改善点】
令和3年当初から新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外材不足や木材価格高騰が発生し、令和3年度予算で、製材等事業者を対象とした臨時交付金の給付(原木消費量に応じ上限150万円)を行った。
令和4年1月に勃発したロシア・ウクライナ情勢により、3月以降、ロシアの木材製品の一部が輸入できなくなったことから、さらなる木材不足や価格高騰が懸念されている。
燃油やその他物資も価格が上昇しており、県として製材品の安定供給に腐心する県内製材事業所等を支援する必要がある。
これまでの取組に対する評価
令和3年度に行った臨時交付金は、県内23社に16,015千円を給付し、各社の生産意欲の向上、生産再生強化につながったと高い評価をいただいた。