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令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:教育費 項:教育総務費 目:教育振興費
事業名:

グローバルリーダーズキャンパス

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教育委員会 小中学校課 学びの改革推進室 

電話番号:0857-26-7959  E-mail:syouchuugakkouka@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R4年度当初予算要求額 10,840千円 3,943千円 14,783千円 0.5人 0.0人 0.0人
R3年度当初予算額 10,840千円 3,961千円 14,801千円 0.5人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:10,840千円  (前年度予算額 10,840千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

世界トップクラスの大学である米国スタンフォード大学と連携し,インターネットを活用した県内高校生向けのライブ遠隔講座を開設することにより,幅広い国際感覚を身につけ,実践的な英語力をさらに伸ばすとともに,世界を視野に入れて活躍する高い意欲と志を持った人材の育成を図る。

2 主な事業内容

細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
県内高校生を対象としたカリキュラム提供Stanford e-Japan というスタンフォード大学が提供する高校生向けの通信教育プログラムの仕組みを活用し、県内高校生を対象としたカリキュラムを提供する。(受講はオンラインで実施)

(1)対象 県内公立私立高校及び国立高等専門学校に在学する生徒25人程度(最大30人)

(2)提供期間 1年間

(3)講座概要 スタンフォード大学との協議により、10講座程度から構成される鳥取県版のカリキュラムを作成し、スタンフォード大学専任講師やゲストティーチャーからの講義を受け、テーマ別に意見交換したり講義・討論したりする。課題提出やプレゼンテーション等により受講認定を行う。

10,840
10,840
合計
10,840
10,840
     【テーマ(令和2年度プログラム実績)
    ・アメリカ等の様々な国の教育について
    ・まんが(アニメ)文化について
    ・日米の地域課題(高齢化社会など)について
    ・シリコンバレーと起業家精神について
    ・失敗体験との向き合い方について(現地アメリカ人高校生とライブディスカッション)
    ・米国の多様性及びアイデンティティの課題について
    ・SDGsについて

3 期待される効果

・ネイティブ有識者等とグローバルな課題について英語で即興的にやり取りすることをとおして、実践的な英語力、特に自分の意見や考えを英語でアウトプットする力を伸ばすことができる。
・失敗を恐れず積極的に英語で自分の意見を伝えるとともに、相手の多様な考え方や意見を受容したうえで、議論を建設的に進めたり合意形成をしていったりしようという姿勢が育成される。

・意見交換や議論をとおして多様なものの見方や捉え方、価値観等に直接触れ、物事を論理的に考える力及び多面的に考察し、グローバルな視野から課題を解決しようとする能力が育成される。

・鳥取県と海外大学との間に太いパイプを構築でき、本県の高校生にとって海外留学や海外大学進学がより身近になり、将来、世界での活躍を視野に入れた進路意識に目覚め、高校生活を主体的に過ごすことが期待できる。

【参考:令和3年度プログラム情報】

・受講生徒数:30名(公立8校、私立6校)

・実施時期:令和3年8月〜令和4年3月


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

【事業目標】
・テーマについてグローバルな視点から社会や世界の諸問題を考察し、テーマに関する自分の意見や考えを英語でやり取りする力を伸ばす。
・学校の授業をとおして学んできていることを基盤に、受講生の視野を広げ、国際感覚を磨く。

【取組状況】
・世界トップレベルの良質な学びの機会を広く還元するため、できるだけ多くの学校からの生徒で受講生を構成できるよう広報活動を展開。(平成28年度〜)
・テーマに関する資料や動画を掲載し、受講生が自学に活用できたり、課題やテーマに関する意見等を投稿し、全受講生及びスタンフォード大学関係者が閲覧・やり取りできる共用学習サイトをスタンフォード大学内に開設(平成28年度〜)
・各講座の内容や受講生のインタラクションを活性化させるためのポイント等について、県教育委員会とスタンフォード大学とで打ち合わせを実施(平成29年度〜)
・各講座を県教育委員会担当者がモニタリングし、講座終了後にスタンフォード大学担当者と振り返り(フィードバック)を実施。(平成29年度〜)
・欠席した受講生及び復習を希望する受講生のために、各講座を録画し、一定期間公開。(平成30年度〜)
・受講修了者にアンケートを実施し、受講評価や意見等をスタンフォード大学と共有のうえ、次年度プログラム内容の改善・向上に活用(平成28年度〜)
・受講認定及び最優秀受講生の認定をスムーズに行うため、スタンフォードの専任講師に受講生の中間評価を依頼(令和3年度〜)

【改善点】
・受講生募集用ポスターの作成及び校内掲示依頼。(平成30年度〜)
・受講生へのこまめな事前事後指導。(平成30年度〜)
・アメリカで日本語や日本文化を勉強している高校生との合同セッションを導入。(平成30年度〜)
・最優秀受講者の認定及びスタンフォード大学本学での特別表彰式を実施。(認定は平成28年度プログラム受講者から。特別表彰式派遣は令和元年度から。)

これまでの取組に対する評価

・ここ3年間、定員を大幅に上回る申し込み状況となっている(書類審査により30名を選考)。高校生に高まりつつある実践的英語力伸長のための自主的な学びの機会としての本事業の意義が県内高校に浸透してきた。
・プログラム内容の改善により、受講者の成長度が年々高まってきている。(スタンフォード大学専任講師談)
・プログラム内容は依然として受講者から高く評価されている。
(例)話すことを中心とした英語力だけではなく、多様な価値観を受容して物事に取り組む姿勢や、ディスカッション等に対して責任を持って積極的に取り組む態度等について、自分の成長が実感できた。
(例)改めて自分の意見を伝えることの大切さを知ることができた。普段の学校生活では経験できないことを経験できた。
(受講者アンケートより)
・受講後、より高レベルの英語検定試験にチャレンジしたり、世界を舞台に活躍したり、海外大学に進学する意識がさらに高まったりする生徒が育ちつつある。
(例)
〇平成28年度受講者
 全日本高校模擬国連大会に鳥取県として初めて出場し、その後、日本代表として高校模擬国連世界大会(ニューヨーク国連本部)に参加
〇平成30年度受講者
 受講後、ガーナに短期留学
・本県本事業をモデルに、広島県、大分県、川崎市が、令和元年度から、スタンフォード大学と連携した事業を立ち上げた。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 10,840 0 0 0 0 0 0 730 10,110
要求額 10,840 0 0 0 0 0 0 730 10,110