これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<政策目標>
・リサイクル率(R5目標値:33%)
・ごみ排出量(R5目標値:193千トン)
<取組状況>
○県民全体のごみゼロ実践活動の促進・拡大
(1)幼児を対象とした意識啓発活動の実施
鳥取県連合婦人会に委託し、県内の保育園や幼稚園等で、紙芝居や歌、ダンスなどを用いた啓発活動を実施(H30〜)。
(2)意識啓発イベントの開催
平成29年11月に環境まつり「とっとりエコ活カーニバル」を倉吉市内で開催。食品ロスを減らすメニューやごみを減らすためのヒントに関するトークショーや食品ロスをテーマとした映画上映、飲食ブースでの食品ロス削減メニューの提供やリユース食器の利用を実施。
○ごみ減量活動の促進
(1)食べきり協力店の対象拡大
飲食店や宿泊施設に加えて食品スーパーにも対象を拡大し、外食での食べきりのほか、ばら売り等による家庭での食べきりを支援(H26〜)。
(2)食品ロス削減の取組
・食品流通事業者や消費者団体等を対象とした食品ロス削減研修会の開催(H29)
・食品ロス削減推進協議会の設立・運営(H30〜)
・フードドライブ活動の実施(H30〜)
・フードシェアリングアプリ等の普及(R1〜)
(3)フードバンク活動に関する意見交換会の開催
県内3か所で、食品流通事業者や食料支援活動団体(フードバンク、社会福祉協議会等)等を対象として、食品ロスの実態や食料支援活動についての情報共有や余剰食品の有効活用に向けた意見交換を実施。
○市町村や実践団体の取組支援
(例)鳥取市(食品ロス削減、4Rの啓発)、婦人会や商工会女性部等による4R実践活動(生ごみの水切り・コンポストによる減量)
これまでの取組に対する評価
<評価>
・一般廃棄物のリサイクル率(29.2%)は全国的に高位にある一方、ごみ排出量(1人当たり1,031g)は削減が進まず、全国平均(1人当たり918g)を上回り、近年は横ばいの状況である。
・可燃ごみのうちウエートの大きい食品ロスに注目し、宴会での「3010食べきり運動」による大人向けの啓発や、幼少期から食べものを大切にする意識を醸成する啓発活動の実施、食品ロス削減推進協議会の運営やフードドライブ実施など、県民一体となってごみゼロ意識の醸成を図る取組を推進している。
<今後の取組>
・各種データを基にした、県民への分かりやすい普及啓発を効率的に進める。
・食品ロス削減について、各主体と連携をしながら取組を進める。
・衣類の廃棄物についても着目し、4Rを推進し、排出抑制を図っていく。