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令和4年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  政策戦略事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:スポーツ振興費
事業名:

目指せ!「スポーツリゾートとっとり」創造事業

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地域づくり推進部 スポーツ課 東京オリンピック・パラリンピック担当 

電話番号:0857-26-7921  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R4年度当初予算要求額 33,234千円 20,193千円 53,427千円 2.2人 1.0人 0.0人
R3年度当初予算額 24,481千円 0千円 24,481千円 2.0人 1.0人 0.0人

事業費

要求額:33,234千円  (前年度予算額 24,481千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

東京2020大会ホストタウン事業のレガシーを「スポーツリゾートとっとり」実現へ向けた取り組みとして、継承・発展させる。
      ○これまで積み重ねた海外トップ選手・チームとの交流継続・発展を図り、「スポーツ愛好者憧れの地・鳥取」を
      目指すブランディング施策
      ○国内外トップチームの合宿地選定という優れた環境を活かしスポーツ大会や合宿誘致を強化し、来県者の「プラス1泊」を
      目指す交流人口拡大施策
      ○今後「ねんりんピック」や「ワールドマスターズゲームズ」といった参加型大規模スポーツ大会開催を見据え「見る」スポーツから「する」スポーツへ、県民のアクティブなライフスタイルを後押しする気軽に、安心してスポーツに親しむための施策
    の3本を事業テーマ(柱)として展開していく。

2 主な事業内容

(1)【新規】「スポリゾ元年」機運醸成事業(9,265千円)
 スポーツを核とした地域活性化を図るため、今後複数年にわたり「スポーツツーリズム構想」に沿った施策を展開する。
事業名
概要
予算額
備考
合宿聖地化支援国内外トップチームの合宿受入等を通じたスポーツ競技の「聖地化」支援を行う。
    (補助対象)市町村、(補助率等)1/2補助、上限800千円
4,000
5件分を想定
県内におけるスポーツツーリズム振興への機運醸成(a)「スポーツリゾートとっとり」PRコンテンツ制作
    ・観光とスポーツを一体化したPRコンテンツの制作(映像、冊子等)し、大会、キャンプ誘致等に活用する。
1,600
(b)アウトドアスポーツフェスタ開催
    ・県民が安心してスポーツアクティビティを楽しみ、未体験のスポーツに触れる機会の創出・環境整備(リスクマネジメント講習を兼ねた体験イベント等の開催)
2,000
(c)スポーツツーリズムフォーラム開催
    ・県内におけるスポーツツーリズム振興への機運醸成と、関係者間の知見を深める取り組みとして、スポーツツーリズム分野の識者を招き、フォーラムを開催する。
665
(d)「100mの聖地・布勢」PR事業
    ・山縣選手の日本新記録樹立により、国内有数の高速トラックとして認知されはじめている布勢総合運動公園のPRを行い、大会や合宿の誘致へつなげる。
1,000
(2)【新規】ジャマイカ陸上連盟との交流事業(3,728千円)
2025年世界陸上開催地に東京が立候補している中、ジャマイカ陸連との間で行ってきた交流を引き続き継続し、これまで培った良好な相互関係を維持し、同大会におけるジャマイカ代表選手団の事前キャンプ誘致を狙う。
事業名
概要
予算額
備考
【新規】布勢スプリントへのジャマイカ選手招へい・ジャマイカにてオリンピックを目指す若きアスリートの登竜門(チャンプス)で優秀な成績を収めた学生選手を「布勢スプリント」に招へいし、県内の若きアスリートとの交流を図る
3,228
【新規】ジャマイカ・鳥取陸上指導者交流(オンラインセミナー)・鳥取県内指導者の陸上競技力向上を図るため、ジャマイカ陸上競技連盟のコーチによる陸上セミナーをオンラインで実施する。
500
(3)【継続】通訳ボランティア養成事業(660千円(前年度:1,424千円))
各種海外スポーツ選手受入れのため、外国人選手受入支援を行う通訳ボランティア(英語)のスキルアップ研修を実施する。
※障がいの有無を問わず大会、合宿誘致を図るうえで、パラ分野に重点を置いた英語通訳スキル向上に取り組む。

(4)【継続】JOC認定競技別強化センター支援事業(19,581千円(前年度:24,481千円))
JOC認定競技別強化センターの境港公共マリーナ(セーリング)及び倉吉体育文化会館(スポーツクライミング)の施設機能向上のための支援を行う。
    ・県スポーツ協会体育指導員の人件費及び活動費補助
    ・スポーツクライミング施設機能強化のための委託
    ・境港公共マリーナの機能強化への補助 等

事業の目的、背景

【スポーツリゾートとっとりの機運醸成】 (1)スポーツツーリズムの機能強化
・東京2020大会ホストタウン事業で得た知見やノウハウ、県民に根付いた機運等を引き継ぎ、合宿や大会誘致促進のためのスポーツコミッション立ち上げやスポーツツーリズム強化に取り組み、「見る」スポーツから「する」スポーツへ、県民のアクティブなライフスタイルへの変革とスポーツを通じた誘客促進を後押しする。
(2)スポーツ競技の聖地化
・海外トップ選手の東京オリパラ事前キャンプ地に選定された本県の優れた競技施設と特徴ある観光資源を活用した地域活性化
・国内外トップレベルの代表合宿の受入を通じ、スポーツ競技の聖地化を目指し、競技普及、スポーツを通じた交流促進、及び地域活性化に繋げる。
(3)スポーツに関わる県民の安心・安全
・2019年のハンググライダー事故を受け、「安心してスポーツを楽しめる環境づくり連絡会議」を立ち上げ愛好者団体の横の連携を図ってきた。
・今後「スポーツリゾート」として広く県民がスポーツに親しめる地域づくりを進めるうえで、愛好者団体会員に留まらず、ひろく一般県民が安全に関する知識にアクセスしやすい環境づくりが必要不可欠。

【ジャマイカ陸連との交流事業】
・鳥取陸協とジャマイカ陸連は姉妹組織として交流を深めてきた(2016年に友好団体提携)。
・2025年世界陸上開催地に東京が立候補している状況であり、仮に東京開催が決定した場合、07年、15年以来となるジャマイカ代表陸上選手団事前キャンプを誘致できるよう、ジャマイカ陸連との連携、交流機運の持続を図る。

備考

【トップレベルの大会・合宿実績】

・スポーツクライミング(倉吉市): アジア選手権(2018)、ジャパンツアー(2020,2021)、ボルダリングユース日本選手権(2015年から例年開催)、フランス代表合宿(2018,2019,2021)、日本代表合宿(2018,2019)
・セーリング(境港市):レーザー級世界選手権(2019)、JKモルナル合宿(2018,2019)※東京五輪合宿は中止
・卓球(鳥取市):ホープスナショナルチーム合宿(2016,2017)、ホープス選抜卓球大会(2017),ワールドカデット(2017)ほか
【スポーツリゾートとっとり推進連絡協議会】
スポーツツーリズム強化の目的に沿い、スポーツ、観光両分野の関係機関実務レベルで連絡協議会を立ち上げ(R2年10月)、情報共有を行い事業化へ向けた取組みを議論する(当面は四半期毎開催)。      
【布勢スプリント】                                          
ジャマイカ高校生陸上大会「チャンプス」成績上位者を2017年、2018年、2019年受入れ。2018年招へいのマイリー選手は優勝し大きな話題となった。来県の際は高校訪問を行い交流している(2020,2021年はコロナ禍により実施できず)
【ジャマイカ×鳥取 指導者交流】
ジャマイカホストタウン事業の一環として、コロナ以前はジャマイカへの陸上指導者派遣を行い、交流深化と競技力向上を図っていたが、コロナ禍の現状に鑑み、ジャマイカへの派遣は極めて困難とみられることから、オンラインで県内指導者向けのセミナーを実施する。        
【通訳ボランティア事業】
東京オリパラ・WMG関西へ向けた通訳ボランティア確保策としてH29年度から継続実施。これまで無かったパラ分野に特化した通訳スキルアップの取り組み。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

1.東京2020ホストタウン事業のレガシーを継承し、海外トップ選手・チームとの交流継続・発展を通じ、事前合宿地としてのブランディング及び地元競技力の向上を図る。

2.本県初の海外パラアスリート受入れとなるジャマイカ陸上選手団事前キャンプ実施へ向けた取り組みを通し、障がいの有無に関わらずスポーツに親しみ、共生社会実現へ弾みをつける。

3.世界トップチームに事前合宿先に選定された優れた競技施設の活用に加え、ユニークな観光資源との相乗効果によりスポーツ大会・合宿誘致推進を含むスポーツツーリズム強化に資する事業を展開するなど、地域活性化につなげる。

4.従来から実施してきたジャマイカ陸上連盟との交流を継続し、来る2025年世界陸上東京大会(開催地正式決定は2022年3月)におけるジャマイカ選手団事前キャンプ受入れ実現を目指し、気運の盛り上げを図る。

これまでの取組に対する評価

1.コロナ禍の影響を受け、倉吉市におけるフランスクライミングチームを除く全ての東京オリパラ事前キャンプが中止となった。それでも、全ての相手国とオンラインで交流し、記念品を贈るなどもてなしを実施した。これら一連の取り組みは国からも表彰された。

2.唯一実施されたフランスの倉吉キャンプは選手団から感染者を出すことなく全員無事オリンピックに出場でき、M.マウェム選手が5位入賞を果たした。選手団代表からは「事前キャンプでの全ての対応に感謝する。倉吉にまた帰ってきたい」と、謝意が示された。

3.東京オリパラにおける本県との交流に対しジャマイカオリンピック・パラリンピック協会から謝意が示され、今後の交流継続について覚書を取り交わすことで合意しているほか、2024年開催予定の世界パラ陸上に出場する同国代表選手団の事前キャンプを鳥取市で実施する希望が示されている。

4.事前キャンプ中止という交流における大きな挫折を経たにも関わらず、今後の交流継続・発展について上記のとおり相手国側から好意的な反応や具体的な提案があった。これは、多年に亘る交流の積み重ねはもとより、コロナ禍にあっても安全な受入れを真摯に模索してきた本県の対応姿勢によるものと評価している。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 24,481 0 0 0 0 0 0 0 24,481
要求額 33,234 0 0 0 0 0 0 0 33,234