1 事業の目的・概要
公演活動等の動画配信や展示のデジタル配信など、デジタル技術を活用したコンテンツを作成し、それをインターネットにより幅広く発信するなどの文化芸術活動の新たな活動展開を図る積極的な取組を支援し、県民への文化芸術鑑賞機会の提供と、文化芸術団体等の活動促進に繋げる。
【補助対象】
○公演等に係る動画配信(アーカイブ配信を想定)
(質の高い映像や音声、またはカメラワーク(距離、アングル等)、360°動画など、映像作品としてライブとの差別化を図る積極的な取組についても対象とする)
○展示作品や展示施設内の様子(展示作品の概要が分かるもの)等の3Dデジタルウォークスルーの作成
2 主な事業内容
【補助対象経費】
・撮影等に要する機材賃借料
・映像撮影、配信、編集等に要する外部委託費
・配信に係る広報宣伝費
・音楽使用料・著作権料
・有料配信に係るシステム使用料・WEB 改修費等
・その他事業実施に必要と認められる経費
【補助率】
3/4(上限額:90万円)
【条件】
・アーカイブとして後に残るものを必ず作成すること
・補助対象となる活動等が、事業主体において同一年度内に恒常的に又は複数回行われているものであること(単発のイベントではないもの)
・今後の展開(活用方策、活動のPRなど)の計画や目標数値等を設定すること
・活動概要や動画のリンクが載せられる自身のホームページがあること
3 背景
○県では、コロナ禍における文化芸術活動への支援として、令和2年度から「アートの灯を守る!とっとりアート支援事業補助金」により、公演・展示等の映像配信を行う経費について支援を行い、文化芸術団体等の発表や芸術表現の場を確保するとともに、文化芸術の鑑賞機会を広く県民に提供してきたところ。
○そのような中、令和3年度、文化芸術活動団体等においては、感染拡大の波を避けつつ、国・県等が示す業界ごとの感染対策ガイドラインに対応しながら、有観客での公演・展示等を行うようなるなど、状況の変化がうかがえるようになった。
○このことを踏まえ、令和4年度においては、コロナ禍での映像配信の普及を一つのきっかけとし、県内の各団体によるデジタル技術を活用した積極的な取組を支援することで、コロナの有無に関わらず、県内の幅広い年齢層に県内の文化芸術の鑑賞機会を提供するとともに、各団体の文化芸術活動の発展を促進する。