県中部地区では、平成26年度に官民で「鳥取中部ウォーキングリゾート推進協議会」を組織し、鳥取県中部ならではの特徴を活かした地域づくりのコンセプトとして、健康、観光、環境、教育、交流をキーワードに「ウォーキングリゾートとっとり」の取組みを推進している。
平成28年度に開催したワールド・トレイルズ・カンファレンス(WTC)鳥取大会の成果を継承しつつ、誰もが生き生きと健康に活躍する地域として、以下のような取組の柱に基づき国内外から多くの方々が訪れ、滞在し、交流する観光リゾートを目指す。
<取組の柱>
1 ウォーキングリゾートを象徴するイベントの確立
2 年間を通じたウォーキングイベントの提供と情報の発信
3 ウォーキングを通じた国際交流とインバウンドの促進
4 日常的なウォーキング環境の整備促進
5 ウォーキングによる健康づくり意識の醸成
6 ウォーキングリゾートを推進する人材の育成
<参考>鳥取中部ウォーキングリゾート推進協議会
平成26年度に鳥取県中部の主な民学官の団体で設立され、ウォーキングリゾート推進のため地域一体となって活動している。
新型コロナウイルスの影響により、ウォーキングイベントの中止や規模の縮小、参加募集地域の制限などがあり活動がしにくい状況であったが、定期的(週1回程度)に構成団体の取組やイベント情報の紹介を協議会通信を通じて配信し、各団体と情報を共有している。
会長 | 学校法人藤田学院 理事長 山田 修平 |
団体数 | 23団体 |
主な構成団体 | 中部1市4町、観光協会、商工会、JA、中部医師会 など |
(1)鳥取中部ウォーキングリゾートコンシェルジュ育成事業(拡充)【308千円(250千円)】
・観光客の満足度を高めるために年間を通してウォーキングを素材とした観光が行え、ウォーキングを利用したコース案内やガイド、ウォーキング指導が行える人材を育成するため、研修会を開催し、地域づくり、観光振興に取り組む人材を育成する。
・また、研修修了者に対するフォローアップとして新たにウォーキング常設コースの実地体験研修を行って様々なコースの魅力を理解、スキルアップを図ることにより、中部管内コースの周遊、滞在を促していく。
区分 | 内容 |
委託先 | 民間等 |
委託内容 | 【研修会開催及び研修修了者フォローアップ】
・ウォーキングリゾートコンシェルジュ育成研修会の企画、運営 等
・ウォーキング常設コース現地視察研修 等 |
委託料 | 308千円 |
活用事例 | ・年間を通して観光案内所等で観光客からの相談対応やコース提案
・関係団体への企画実施の支援
・健康増進施策対応 など |
(2)鳥取中部ウォーキングリゾート推進補助金(継続)【1,500千円(1,500千円)】
・鳥取中部ならではのコンセプトである「ウォーキングリゾート」を推進し、ウォーキングによる観光振興、地域振興を図るため、地域一体となってウォーキングに親しめる環境を整備するための活動を助成する。
区分 | 内容 |
事業主体 | 中部5市町、市町観光協会等 |
補助率 | 1/2 |
補助上限額 | 500千円 |
対象経費 | ・旅行商品化に向けた費用
・誘客プロモーション費用
・コースの広報宣伝に係る費用 など |
(3)外国人ウォーカー誘客促進補助金(継続)【600千円(600千円)】
・海外からのウォーカー誘客を図り、ウォーキングによる鳥取中部の観光振興、地域振興を一層推進するため、民間団体が行う、鳥取中部で開催されるウォーキング大会の海外プロモーション活動を支援する。
区分 | 内容 |
事業主体 | 中部地区でウォーキングイベントを開催する民間団体 |
補助率 | 10/10 |
補助上限額 | 600千円 |
対象経費 | (1)招聘旅費、海外渡航費、現地での広報宣伝費
※補助対象国 東アジア
(2)Webシステムでのプロモーションに係る経費
※補助対象国 地域は問わない
※ただし機材・通信料は、対象外 |
(4)SUN-IN未来ウオーク開催支援(新規)【1,000千円(0千円)】
・鳥取県の自然、文化、歴史を味わえる3km〜40kmまでの11コース(2日間)を楽しむことができる全国規模の本県を代表するウォーキング大会「SUNーIN未来ウオーク」の開催を支援し、ウオーカー誘客の促進とウォーキングリゾートを推進する。
・令和元年度まで補助金(1,000千円)により開催支援していたもの。
区分 | 内容 |
事業主体 | 中部地区でウォーキングイベントを開催する民間団体 |
補助率 | 10/10 |
補助上限額 | 1,000千円 |
対象経費 | 大会運営費、広報宣伝費等 |
(5)鳥取中部ウォーキングリゾートデジタル化推進事業(新規)【1,475千円(0千円)】
・ウォーキングリゾートに国内外から多くの方々が訪れ、滞在し、交流する観光リゾート化を実現するため、ウォーキングコースのデジタル化を推進し、中部圏域の観光資源との連携を図る。
・デジタル化により自動多言語化でインバウンドに対応、コース上の位置確認や歩行距離の把握が容易となり、ガイドなしでのウォーキングが可能となる。コース周辺の飲食店や宿泊観光施設等の表示により、地域の観光資源の利用促進につなげる。
・また、デジタルマップを使ったウォーキングコースへの誘客を促進するためデジタルスタンプラリーなどの取組を実施する。
区分 | 内容 |
委託先 | 地域連携DMO |
委託内容 | ・デジタルマップへのコース登録、SNS広告 等
・ウォーキングコース利用促進のための企画・実施・運営 等 |
委託料 | 1,475千円 |
(6)その他(アジアウォーキングフェスタin鳥取 大会招へい者歓迎に要する費用)(臨時)【0千円(395千円)】