現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和5年度予算 の 水産振興局のイワガキ岩盤清掃実証事業
令和5年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:農林水産業費 項:水産業費 目:水産業振興費
事業名:

イワガキ岩盤清掃実証事業

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水産振興局 水産振興課 漁業振興担当 

電話番号:0857-26-7316  E-mail:suisan@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
令和5年度当初予算額 1,834千円 780千円 2,614千円 0.1人 0.0人 0.0人
令和5年度当初予算要求額 1,834千円 780千円 2,614千円 0.1人 0.0人 0.0人
R4年度当初予算額 3,667千円 789千円 4,456千円 0.1人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:1,834千円  (前年度予算額 3,667千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:1,834千円

事業内容

1 事業の目的・概要

水産基盤整備事業で設置したイワガキ増殖礁を継続的に利用し、イワガキ資源の増加と安定を図るため、県栽培漁業センターが開発した岩盤清掃機器及び食害対策器の実証調査を行う活動に対し支援を行う。

2 主な事業内容

事業内容
岩盤清掃機器及び食害対策器具を用いた実証試験に係る経費の支援
実施主体
漁業協同組合〔1〕潜水業者による作業(委託)、〔2〕漁業者グループによる作業
補助率
2/3(県:1/3,市町村:1/3)
事業期間
各地区1回限り
事業費
2,000千円/地区/年
経費内容
 〔1〕潜水業者による作業費の支援(委託)(平成30年度〜)
 ・イワガキ増殖礁の清掃費
 ・食害対策器具の設置費(器具等の購入費を含む)
 〔2〕漁業者グループによる作業費の支援(令和3年度〜)
 ・潜水機材購入費
 ・潜水技術講習費
 ・潜水ボンベリース費
 ・岩盤清掃機器リース費
 ・食害対策器具等購入費
 ・用船料
  ※漁業者自ら作業することで経費の削減に繋がる(漁業者からの要望あり)
     ※平成30年度に網代港地区と泊地区、令和3年度に酒津地区、令和4年度に御来屋地区が事業実施。
     ※他の地区は稚貝の付着状況及び漁獲状況等をみながら開始時期を検討。

3 事業費

                                                 (単位:千円)
項目名
令和4年度
当初予算額
令和5年度
当初予算額
イワガキ岩盤清掃実証事業
3,667
1,834

4 使用する機材等

   ○エアケレン等に使用する替え刃
従来のエアケレンは刃幅が6cm程度のものが最大であったが、は刃幅を24cm程度に拡大したものを開発、作業性が向上し、時間あたりの作業量が大幅に向上する。
○イワガキを食害する巻き貝の這い上がり防止器具
岩礁域に設置した魚礁の場合、イワガキ稚貝を食べるレイシガイの食害を受ける事例がある。レイシガイの這い上がりを防止する器具を据え付けることにより、稚貝の食害を防ぎ、生残率を高める。

5 イワガキ増殖礁の概要

水産基盤整備事業県内11地区に計2,520基を整備(平成24〜28年度)
  • 継続的な利用によりイワガキ漁獲量が178t/年増加見込み
  • 継続的な利用には岩盤清掃及び食害対策が必要不可欠

6 前年度からの変更点

実施地区の減少

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<<近場漁場資源増産促進事業>>
平成21年〜23年にかけて網代港地区と夏泊地区の岩盤清掃活動を支援。

<<水産基盤整備事業>>
平成24年から28年にかけて県内11地区に合計2520基のイワガキ増殖礁を設置。このことにより年間178tの資源が増産される予定だが、継続的な利用には岩盤清掃等の管理が必要。

<<事業目標>>
全11地区で実証試験を行い、イワガキ増殖礁での継続的な利用を目指す。

<<取組状況>>
令和4年度までに4地区で実証調査を実施(平成30年度網代地区、泊地区、令和3年度酒津地区、令和4年度御来屋地区)。

<<改善点>>
清掃効果(イワガキ稚貝の付着)が認められる地区では、継続利用に向けた管理体制を確立する必要がある。

これまでの取組に対する評価

<<近場漁場資源増産促進事業>>
岩盤清掃の効果は認められたが、作業性や採算性については課題が残った。

<<水産基盤整備事業>>
増殖礁設置にあたり、漁業者等が魚礁管理については了解しているが、高齢化の問題等があり、実際の運用には岩盤清掃作業の効率化等や、清掃作業の委託費の軽減が必要。

<<評価>>
網代地区、泊地区、酒津地区ではイワガキ稚貝の付着が確認されたが、その後の生残にバラツキも確認されている。県西部の地区では付着後の生残も見込めることから、継続利用に向けた管理体制の確立も始まりつつある。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 3,667 0 0 0 0 0 0 0 3,667
要求額 1,834 0 0 0 0 0 0 0 1,834

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 1,834 0 0 0 0 0 0 0 1,834
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0