これまでの取組と成果
これまでの取組状況
【事業目標】
子育ての悩みがある保護者や園や学校での保育や指導に困り感を感じている教職員のために各種相談活動を実施する。
・電話や来所等による相談者への支援等の実施
・教職員への児童生徒理解に係る講義・講演の実施
・相談に係る取組の周知
・専門医による教育相談会の実施
・関係機関との連携
【取組状況】
・「落ち着きがない」「対人関係のトラブルが多い」「集団に入れない」「登校ができない」等の相談内容が多く、幼児期における個別支援プログラムの実施や保護者、園・学校、関係機関等と連携を図っている。
【改善点】
・電話相談や来所相談において心理学的理論を活用しながら、相談者の主訴の解消に努める。
・関係機関との連携を行い、早期解決及び切れ目のない支援に努める。
これまでの取組に対する評価
〇指導主事、教育相談員、相談員による教育相談
相談に対して、相談手法の工夫やケース検討会などを適宜実施し、組織力を活かした取組で主訴の軽減・解消を図ることができた。
〇専門指導員による教育相談及び個別指導
園や学校をはじめ関係機関との連携を図りながら、就学に向けて細やかな支援を行った。保護者アンケートでは、9割の保護者が「大変満足」「満足」と回答し、支援内容の妥当性が示された。幼児の発達ニーズに対応できる個別支援プログラムの開発が進んだ。また、小学校低学年における読み書きの困難さに関する相談が一定数あり、継続支援することで、学習への自信を持たせることができた。
〇専門医による教育相談会
相談者へのアンケートでは、8割が「大変満足」「満足」と回答があり、所期の目的が達成できた。
〇小学1年生への読み書きプログラムを短期間実施し、ひらがな五十音の読みや教科書読みが問題なくできるまでに高めた。