1 事業の目的・概要
鳥取港周辺は観光ポテンシャルを十分に有している地域であることから、観光コンテンツの磨き上げや受け入れ環境整備を行うことによって、観光客の呼び込みが見込める地域である。
令和2年11月に改訂した「鳥取港港湾計画」の方針の一つとして、港を伝統文化と周辺集客施設、地域資源を活用した賑わい・憩い空間の形成による交流拠点とすることを目指しており、地元・産・官・学が連携して賑わいづくりに取り組んでいる。
令和2年の新型コロナウイルス拡大以降、クルーズ客船寄港が世界的に縮小していたが、令和3年から国内クルーズが再開され、令和4年10月には4年ぶりにクルーズ船寄港が実現した。今後、国際クルーズの再開も期待がされている一方で、クルーズ需要に対して、港湾や周辺地域での利便性や安全性の向上を図り、受入機能の高度化を促進していく必要がある。
また、西浜海岸はビーチスポーツ・マリンレジャーの拠点としての需要が高いため、併せて環境整備を行いイメージアップすることで港湾全体の賑わい創出を進める。
2 主な事業内容
○海洋周辺地域の観光魅力向上事業 〔補助率1/3〕
旅行者のニーズを捉えたツアー造成に係る試行(事前調査) C=1,500千円(国費500千円)
多言語案内標識設置 C=4,500千円(国費1,500千円)
○クルーズ船受入環境整備 〔単県〕
1号上屋外壁塗装 C=5,000千円
○西浜海岸の利用性向上 〔単県〕
公衆トイレの外観美装 C=2,000千円
水栓・シャワー設置 C=1,000千円
飛砂防止柵改良(ウォールアート) C=5,000千円