観光産業のうち宿泊業に特化したDXを進めることとし、AI・ビッグデータを活用した宿泊需要予測システムである「とっとり宿泊予報プ
ラットフォーム」を構築した。
令和5年度は、今後のアフターコロナを見据え「とっとり宿泊予報プラットフォーム」を県内宿泊事業者に円滑なシステム導入が図れる
よう伴走支援を実施し、県内宿泊業のDX及び生産性向上につなげる。
〔概要〕
「観光予報プラットフォーム」(運営:観光予報プラットフォーム推進協議会)の宿泊者数予測、(公社)日本観光振興協会が持つ気象情報・イベント情報や、各旅館が保有する宿泊者情報を連携し、AI活用したデータ分析により各旅館単位の半年先までの宿泊者数予測を行う新たな需要予測システムを構築した。各旅館が同プラットフォームを活用することで、「休館日候補の設定」「ダイナミックプライシング」「在庫の最適化」で業務効率化を図る。
〔予測機能と活用方法〕
個別旅館ごとの6か月先までの宿泊者数予測が可能
(宿泊者総数)
・宿泊者数予測で効率のよい休館日設定が可能。(機会損失の低減)
・最も売上に貢献できる日が予測でわかるのでダイナミックプライシングが可能。(売上の最大化)
・棟別(本館、別館)での宿泊者数予測で、従業員の最適な配置が可能。(余剰人員の稼働促進と休暇設定)
(販売チャネル別宿泊者数)
・チャネル別の売上推移がわかるので在庫配分を最適化が可能。(最適な販売チャネルの構成)
(部屋タイプ別の宿泊者数)
・一般、高級タイプ別の予測で、最適な部屋配分・グレード別配分が可能。