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令和5年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:商工費 項:工鉱業費 目:中小企業振興費
事業名:

とっとり宿泊予報プラットフォーム推進事業(生産性革命)

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商工労働部 産業未来創造課 産業支援担当 

電話番号:0857-26-7246  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
既整理額 0千円 6,238千円 6,238千円 0.8人 0.0人 0.0人
調整要求額 3,000千円 6,238千円 9,238千円 0.8人 0.0人 0.0人
要求総額 3,000千円 0千円 3,000千円 0.8人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,000千円    財源:国1/2   追加:3,000千円

事業内容

1 事業の目的・概要

 観光産業のうち宿泊業に特化したDXを進めることとし、AI・ビッグデータを活用した宿泊需要予測システムである「とっとり宿泊予報プ

    ラットフォーム」を構築した。

     令和5年度は、今後のアフターコロナを見据え「とっとり宿泊予報プラットフォーム」を県内宿泊事業者に円滑なシステム導入が図れる

    よう伴走支援を実施し、県内宿泊業のDX及び生産性向上につなげる。

2 主な事業内容

(単位:千円)
区分
内容
   要求額
前年度要求額
【拡充】

「とっとり宿泊予報プラットフォーム」導入推進事業

<地方創生推進交付金充当>

システム導入意向のある事業者に伴走支援を実施して、円滑な

システム導入を図る。

令和4年度は、同プラットフォームの利活用方法の勉強会を実施し、
県内宿泊事業者に展開を進めている。令和5年度は導入意向のある
事業者に対し、初期設定等の伴走支援を実施し、導入後のフォロー
まで行うことで、円滑なシステム導入を図る。

3,000
3,200
合計
3,000
3,200

3.現場の声

〔11月17日の知事への完成報告会〕

(はわい・東郷温泉旅館組合 中島組合長)

 ・実際に実証した結果、休館日設定だけでも予測により年間数百万円の売上効果がある。
  ただ、その価値を県内事業者に伝えるのは難しい。県側で普及に向けて宿泊業組合等に対して勉強会を開催してほしい。

 ・予測に基づく、導入事例などとりまとめて普及させていくのもよい。

(皆生温泉旅館組合 伊坂組合長)

 ・宿泊業はコロナの影響で、人的資源に余裕がないため、普及に向けては県側の協力をお願いしたい。

 ・宿泊業は高齢化しており、組合員への利活用に向けて、伴走型で導入支援してほしい。

4.「とっとり宿泊予報プラットフォーム」の概要

〔概要〕
「観光予報プラットフォーム」(運営:観光予報プラットフォーム推進協議会)の宿泊者数予測、(公社)日本観光振興協会が持つ気象情報・イベント情報や、各旅館が保有する宿泊者情報を連携し、AI活用したデータ分析により各旅館単位の半年先までの宿泊者数予測を行う新たな需要予測システムを構築した。各旅館が同プラットフォームを活用することで、「休館日候補の設定」「ダイナミックプライシング」「在庫の最適化」で業務効率化を図る。

〔予測機能と活用方法〕
個別旅館ごとの6か月先までの宿泊者数予測が可能

(宿泊者総数)
 ・宿泊者数予測で効率のよい休館日設定が可能。(機会損失の低減)
 ・最も売上に貢献できる日が予測でわかるのでダイナミックプライシングが可能。(売上の最大化)
 ・棟別(本館、別館)での宿泊者数予測で、従業員の最適な配置が可能。(余剰人員の稼働促進と休暇設定)

(販売チャネル別宿泊者数)
 ・チャネル別の売上推移がわかるので在庫配分を最適化が可能。(最適な販売チャネルの構成)
 
(部屋タイプ別の宿泊者数)
 ・一般、高級タイプ別の予測で、最適な部屋配分・グレード別配分が可能。


これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<事業目標>
「鳥取県産業振興未来ビジョン」の目標に貢献できる産業に成長させる
(令和5年度目標)
「とっとり宿泊予報プラットフォーム」(AI・IoT利活用による宿泊需要予測システム)導入検討事業者数 20社

<取組状況・改善点>
〇観光産業の「AI・IoT活用による需要予測システム」研究事業費
・令和2年度当初予算において、宿泊業の生産性向上を目的に、ビッグデータを活用した需要予測システムの開発事業費を計上した。新型コロナの影響により着手が遅れ、令和3年度に実際の開発等を進めた。
○令和4年度は新型コロナの影響等で事業が遅れたが、事業化の目途が立ったため、各旅館組合に対し勉強会を開催し普及を進めている。

○観光DX研究会
・令和3年9月、デジタル化による観光産業の生産性を向上させる取組を進めるため、旅館・ホテルをはじめとする観光産業関係者の参画を得て「観光DX研究会」を設置した。
・研究会には、「とっとり宿泊予報プラットフォーム」(AI・IoT利活用による宿泊需要予測システム)の開発・実証を行う「需要予測WG」、宿泊業の基本的なデジタル化に取り組む「デジタル化WG」を設けて取組を進めている。

これまでの取組に対する評価

○観光DX研究会のうち、需要予測WGでは、宿泊事業者の稼働率向上による収益性改善に向けて、「とっとり宿泊予報プラットフォーム」(AI・IoT利活用による宿泊需要予測システム)の開発・実証を通じて精緻な宿泊需要予測を行う取組を進めており、令和3年度に完成した。
○デジタル化WGでは、宿泊事業者の基本的なデジタル化の遅れを解消するため、「キャッシュレス化」、「顧客管理システム等のデジタル化」の具体的な導入策の検討に取り組むこととし、先進デジタル化事例や観光MaaSによる観光地DX推進とマーケティングについて学ぶオンラインセミナーを開催した。
○特に「とっとり宿泊予報プラットフォーム」(AI・IoT利活用による宿泊需要予測システム)は大きな話題を呼び、県外からも注目されている。新型コロナで特に大きく棄損した観光産業のうち、雇用吸収力が高い宿泊業の経営改善に資することを目指して導入推進を図る。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 3,000 1,500 0 0 0 0 0 0 1,500
保留・復活・追加 要求額 3,000 1,500 0 0 0 0 0 0 1,500
要求総額 3,000 1,500 0 0 0 0 0 0 1,500