事業名:
狐川水質浄化対策事業
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県土整備部 河川課 企画担当
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事業費(A) |
人件費(B) |
トータルコスト (A+B) |
正職員 |
会計年度任用職員 |
特別職非常勤職員 |
R5年度当初予算要求額 |
6,000千円 |
3,119千円 |
9,119千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
R4年度当初予算額 |
28,600千円 |
0千円 |
28,600千円 |
0.4人 |
0.0人 |
0.0人 |
事業費
要求額:6,000千円 (前年度予算額 28,600千円) 財源:単県
事業内容
1 事業の目的・概要
狐川は、鳥取駅南から市街地を貫流し、鳥取市江津で袋川(直轄管理)に合流する勾配が緩い河川であり、下流域は袋川の背水影響を受けることに加え、中流部では生活雑排水の流入もあり、流れが悪くヘドロがたまりやすくなっており、水質改善が課題となっている。
そのため、本事業においては狐川水質浄化対策を検討・実施することを目的としている。
2 主な事業内容
(単位:千円)
| 項目 | 内容 | 要求額 | 前年度予算額 | 前年度からの変更点 |
1 | 工事 | 分水施設設置工事 | 0 | 25,000 | R4工事完了 |
2 | 委託調査 | 水質モニタリング、効果検証 | 6,000 | 3,600 | 調査項目の追加
効果検証の実施 |
合計 | 6,000 | 28,600 | |
水質浄化対策として実施している狐川の通年増水による効果を把握するため、モニタリング及び効果検証を実施する。
・モニタリング調査及び効果検証 一式 6,000(千円)
平成12年〜14年度にヘドロ浚渫などの対策により水質改善傾向は見られるが、再堆積も確認され、地元関係者からは水質悪化の原因究明と抜本的な対策を求める声が強くなっている。
- このため、平成27年度から、袋川を管理する国や下水道を管理する鳥取市と連携し、専門家のご意見も伺いながら、水質調査等を行っている。
- 平成28年度から国、県、市、学識経験者、関係団体、住民代表からなる「狐川水質浄化対策検討会」を設置し、水質浄化対策について検討しているところ。
- 平成30年度「狐川水質浄化対策検討会」において、水質調査や実証試験の結果から、袋川の汚濁負荷の逆流を抑止するため、通年増水を実施することで同意を得た。
- 令和元年度の検討において、増水対策の課題抽出を行い「狐川増水のための分水施設等の必要性」「鳥取市管理区間の狭隘区間の拡幅」を課題として抽出した。
- 令和2〜3年度にかけて、県は分水施設の設計、市は市管理区間狭隘部の解消に向けての設計を行った。
- 令和4年度に通年増水のための工事を実施。また、対策による効果を把握するためモニタリングを開始した。
- 令和5年度以降は、モニタリングを継続して行っていき、増水対策による効果を検討会(住民)に示して行く予定。
各機関の役割分担
【役割分担】
鳥取県:分水施設の設置・増水流量の確保・調整
鳥取市:市管理区間の改修(流下能力不足区間の解消)
国交省:袋川の水質浄化対策
【鳥取市の取組】
H29.9〜:月一回狐川の水質調査を実施
R2:市管理区間の改修の概略検討
R3:詳細設計
R4:工事
【国交省の取組】
H27〜H29:袋川の水質汚濁メカニズムを調査
H30〜R2:袋川の増水試験や防潮シートを設置し塩水遡上を抑制する実証試験を実施
R3:袋川の増水に向けて分水堰の分水量を調査
R4:袋川の水質改善検討(底泥浚渫、分水流量の増加)
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
悪臭等が問題となっている狐川の水質改善を目標としており、平成27年度から国、県、市、学識経験者、関係団体、住民代表からなる「狐川水質浄化対策検討会」を設置し、水質浄化対策について検討や取組を官民連携して実施しているところだが、河川管理者における抜本的な対策が求められている。
これまでの取組に対する評価
検討会において、住民や河川管理者による環境活動の実施、市による下水道接続の推進等の取組を進めている。あわせて、海水の逆流により流れが悪くヘドロが溜まりやすい状況から、河川管理者が、狐川の維持流量を増やす対策を行っていくこととした。このため、県・市が連携して対策を進めている。
要求額の財源内訳(単位:千円)
区分 |
事業費 |
財源内訳 |
国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
一般財源 |
前年度予算 |
28,600 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25,000 |
0 |
0 |
3,600 |
要求額 |
6,000 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
6,000 |