これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<<近場漁場資源増産促進事業>>
平成21年〜23年にかけて網代港地区と夏泊地区の岩盤清掃活動を支援。
<<水産基盤整備事業>>
平成24年から28年にかけて県内11地区に合計2520基のイワガキ増殖礁を設置。このことにより年間178tの資源が増産される予定だが、継続的な利用には岩盤清掃等の管理が必要。
<<事業目標>>
全11地区で実証試験を行い、イワガキ増殖礁での継続的な利用を目指す。
<<取組状況>>
令和4年度までに4地区で実証調査を実施(平成30年度網代地区、泊地区、令和3年度酒津地区、令和4年度御来屋地区)。
<<改善点>>
清掃効果(イワガキ稚貝の付着)が認められる地区では、継続利用に向けた管理体制を確立する必要がある。
これまでの取組に対する評価
<<近場漁場資源増産促進事業>>
岩盤清掃の効果は認められたが、作業性や採算性については課題が残った。
<<水産基盤整備事業>>
増殖礁設置にあたり、漁業者等が魚礁管理については了解しているが、高齢化の問題等があり、実際の運用には岩盤清掃作業の効率化等や、清掃作業の委託費の軽減が必要。
<<評価>>
網代地区、泊地区、酒津地区ではイワガキ稚貝の付着が確認されたが、その後の生残にバラツキも確認されている。県西部の地区では付着後の生残も見込めることから、継続利用に向けた管理体制の確立も始まりつつある。