現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和5年度予算 の 生活環境部の鳥取県の美しい星空が見える環境の保全と活用事業
令和5年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:環境衛生費 目:環境保全費
事業名:

鳥取県の美しい星空が見える環境の保全と活用事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

生活環境部 環境立県推進課 星空環境推進室 

電話番号:0857-26-7206  E-mail:kankyourikken@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R5年度当初予算要求額 30,249千円 23,391千円 53,640千円 3.0人 0.0人 0.0人
R4年度当初予算額 31,951千円 23,658千円 55,609千円 3.0人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:30,249千円  (前年度予算額 31,951千円)  財源:単県 

事業内容

1 事業の目的・概要

鳥取県星空保全条例(平成30年4月1日施行)の趣旨に則り、本県の美しい星空の普及啓発や「星空保全地域」での取組支援、光害防止等に必要な事業を実施する。

    【星空保全地域(かっこ内は指定日)】鳥取市佐治町(平成30年4月1日)、日南町(平成30年6月28日)、若桜町(令和元年8月28日)、倉吉市関金町(令和元年10月31日)、日野町(令和3年2月24日)、八頭町(令和4年4月15日)、江府町(令和4年4月15日)

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
普及啓発
「(仮)星取県フォーラム」美しい星空が身近に見える環境を誇りに思い、保全への意識を新たにしていただくため、広く一般を対象に、基調講演、県内で星空の魅力発信に取り組む団体による事例紹介等を組み合わせた催事を実施する。(一財)自治総合センター「環境保全促進助成事業」の助成金を活用予定)
2,769
6,195
美しい星空環境をベースに、各種取組の効果等の向上につなげる。
前年度は「鳥取県星空保全条例制定5周年記念事業」
1
宇宙飛行士によるオンライン授業県内星空保全地域の小学生(高学年)を対象に宇宙飛行士によるオンライン授業を実施し、宇宙、地球、星空環境への関心を喚起し、理解を深めてもらい、環境保全への意識を醸成する。
150
900
オンライン授業実施環境整備費用の減
2
「安全に学び楽しむ」星取県体感事業電子観望や移動プラネタリウム等の県所有の機材を活用し、各種イベントを通じて星取県の美しい星空の普及啓発活動を実施する。
115
345
周知チラシ作成を枠内対応で節減等
3
若者がつくる星取県ネットワーク事業大学の天文サークル等、若者が連携して星空の普及啓発等を行う「若者がつくる星取県ネットワーク」が行う、自己の能力向上に係る取組や地域への啓発活動、環境教育等を実施するための活動費を補助する。補助率:10/10、上限額:100千円
100
100
4
星取県推進功労者知事表彰星取県の推進に顕著な功績のあった個人・団体の表彰を行う。
15
15
星空保全地域の振興
5
星空を活用した星空保全地域振興事業補助金星空保全地域において地元市町村や団体等が実施する星空を活用した地域振興事業を支援する。
実施主体:星空保全地域に属する市町村又は星空保全地域の星空を活用した地域振興活動や事業を行う団体等
補助率:市町村1/2、団体等10/10
上限額:市町村2,000千円、団体等500千円
5,500
5,000
交付予定見込みの増
光害対策の推進
6
星空保全地域照明対策事業補助金星空保全地域において実施する屋外照明の改修等を支援する。
実施主体:星空保全地域に属する市町村又は星空保全地域内に事業所を置く団体等
補助率:1/2、上限額:1基あたり130千円/屋外照明器具、
上限額:1式あたり200千円/建築物等を照射する照明器具・看板等の広告物照明器具
1,500
1,700
予定額の減
7
星空に優しい安全なまちづくりLED防犯灯設置等促進事業補助金市町村や自治会による光害対策型LED防犯灯の設置を支援する。
実施主体:市町村、自治会・町内会(市町村への間接補助)
補助率:市町村負担の1/4
18,950
16,716
予定額の増
人材育成
8
星空案内人資格取得認定講座開催星取県の美しい星空を地域で案内できる星空案内人育成を目的に「星空案内人資格」取得に向けた講座を実施する。
・育成人数の目標…令和5年度は10人程度を想定(星空準案内人として累計で数十名確保を目指す) 
・活用方針…地域で講師や解説者等として活動することを目指す。さらに、自主的な活動を進め、星空環境の保全や光害の防止についての意識や関心を高める。
1,150
980
実技試験試験官養成課程の追加等
合計
30,249
31,951

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

○事業目標・取組状況・改善点
平成29年11月県議会で「鳥取県星空保全条例」を制定。(平成30年4月1日施行)

<普及啓発・雨天曇天時対策>
・雨天曇天時や日中の星空教育・イベント等での活用のため、移動プラネタリウムを県で導入(令和元年度)。
・星や天文に関心のある若者グループ等で連帯して星取県の普及啓発・盛り上げを図る「若者がつくる星取県ネットワーク」の参加者を募集、結成(令和元年度)。
・コロナ禍においても気軽に自宅でできる取組として「うちで星見よう!」星取県キャンペーンを実施。ホームページ上で日々の星空や星座早見盤の作り方等を案内(令和2年度)。
・星空の観察日時や様子等の簡単なレポートを募る「星空レポートラリー」を実施(令和2年度)。
・新型コロナウイルス感染症に配慮して非接触型星空観察機材(電子観望)を導入(令和3年度)。
・星空保全地域等の小学校を対象にJAXA職員によるオンライン授業を実施(令和4年度)。

<星空保全地域の指定と地域振興支援>
・現在、星空保全地域は7地域となり、全県土面積の3分の1以上が星空保全地域となった。
【星空保全地域(かっこ内は指定日)】鳥取市佐治町(平成30年4月1日)、日南町(平成30年6月28日)、若桜町(令和元年8月28日)、倉吉市関金町(令和元年10月31日)、日野町(令和3年2月24日)、八頭町(令和4年4月15日)、江府町(令和4年4月15日)
・星空保全地域で実施される星空を活用した地域振興事業を支援。

<光害対策の推進>
・星空保全地域において定めている星空保全照明基準を満たすために行う屋外照明器具の改修・交換への補助を実施(平成30年度〜)。
・市町村や自治会等がLED防犯灯を新設・更新する際、光害防止型製品の導入に対して補助(平成30年度〜)。
・県自ら率先して取り組むため県有施設における屋外照明器具への「光害防止対策指針」を策定(平成30年度)。
・イベント等を通じた光害の啓発を実施(H30年度〜)。

<人材育成>
・星空に親しむ層の拡大、星空を案内できる人材を確保・育成するための研修会等を企画・開催(H30年度など)。
・県で制作した児童向けプラネタリウムDVDを県内小学校等に配布し、授業等で活用(平成30年度など)。移動プラネタリウムでも随時上映。
・本県が誇る美しい星空の普及啓発や観光等の場面で活躍できる人材「星空案内人」の育成を目的に、星空案内人資格認定講座を開始した。(令和3年度〜)

これまでの取組に対する評価

・星空保全地域指定を機に、地域内での光害防止の意識が高まるとともに、星空を活用した観光振興や環境教育等の取組が進んでおり、星空保全地域は全県土面積の3分の1以上となった。また、さらに新たに地域指定を目指す動きも続いている。

・悪天候でも星空に関する学習が可能となる移動プラネタリウム、及び新型コロナウイルス感染対策にも有用な電子観望といった機材を活用し、各種イベントを通じて啓発活動を行う計画であったが、コロナ禍のため稼働機会に恵まれていない。今後は感染状況を注視しながら、積極的に活用を推進していきたい。

・令和3年度からスタートした星空案内人資格取得認定講座により10名が「星空案内人(準案内人)」に認定された。令和4年度には「星空案内人(正案内人)」の資格取得者の誕生が見込まれ、今後ともスキルアップ及び活動実績を積み上げ、美しい星空を語り伝える活動の機会の拡大とともに、更なる人材育成を継続する。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 31,951 0 0 0 0 0 0 0 31,951
要求額 30,249 0 0 0 0 0 0 2,000 28,249