1 事業の目的・概要
年々深刻化が増す空き家問題を改善するため、市町村を通じた所有者等への支援や、まちづくり団体等の育成、空き家(中古住宅)の不安解消や魅力促進に資する取組、県民に対する意識啓発や機運醸成等、「空き家の除却」「利活用促進」「発生抑制・老朽化抑制」の切り口から空き家対策に資する取組を進める。
2 補正理由
老朽危険空き家等除却支援事業及び空き家等改修支援事業に係る事業量が、当初予算で想定していた事業量を超える見込みであるため。
3 主な事業内容
空き家除却等支援事業(老朽危険空き家等除却支援事業)
<要求額:8,000千円>
1.老朽危険空き家等の所有者等に対し、当該空き家等の除却経費を補助する市町村に対して、経費の一部を支援する。
2.市町村が略式代執行により空き家を除却する場合について、経費の一部を支援する。
区分 | 内容 |
補助対象者 | 市町村(間接補助事業、直接補助事業) |
対象経費 | ア)危険空き家等(雪害、地震、風水害、土砂災害等で被害が見込まれる建物を含む)の解体等の支援に要する経費 ※倒壊により前面道路を遮断又は人的被害が生じるおそれがあるもの、著しく衛生上有害なもの等
イ)行政代執行又は略式代執行による危険空き家等の解体等に要する経費
ウ)知事が指定した大規模火災により焼損した建築物の解体、撤去等の支援に要する経費 |
負担率 | ア)国2/5、県1/5、市町村1/5(所有者1/5)
イ)国1/2、県1/4、市町村1/4
ウ)県1/6、市町村1/6(所有者2/3) |
補助限度額 | 上限なし |
要求額 | 8,000千円 |
空き家利活用流通促進事業(空き家等改修支援事業)
<要求額:5,000千円>
一般に流通しない空き家の利活用を行う者に必要な経費の一部を助成し、空き家の利活用を促進する。
区分 | 内容 |
補助対象者 | 市町村(間接補助)
※間接補助事業者は空き家を所有、賃貸借、又は購入するもの。 |
対象経費 | 空き家の利活用に必要な改修等の支援に要する以下の経費
1)空き家の改修費用(法令適合費用を含む)
2)設計費用
3)家財道具の撤去処分費用
4)外構整備費用 ※2)〜4)の合計は1)の1/2を上限とする |
負担率 | 県1/3(市町村1/6、間接補助事業者1/2) |
補助限度額 | 1)空き家を住宅として活用:600千円
2)空き家を非住宅に転用:1,000千円 |
要求額 | 5,000千円 |
4 要求額
令和5年度予算 (単位:千円)
事業名 | 現計予算額 | 要求額 | 前年度当初予算額 |
1 空き家除却等支援事業 | 45,100 | 8,000 | 41,100 |
2 空き家の魅力普及促進事業 | 5,800 | 0 | 2,900 |
3 空き家利活用団体支援事業 | 4,900 | 0 | 4,900 |
4 空き家利活用流通促進事業 | 15,600 | 5,000 | 17,850 |
5 地域の空き家を活用したまちづくり推進事業 | 400 | 0 | 400 |
6 空き家化抑制推進事業 | 1,300 | 0 | 1,300 |
7 空き家等活用計画づくり等支援 | 2,000 | 0 | 2,000 |
合計 | 75,100 | 13,000 | 70,450 |