これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・鳥取県公立学校の教員としての資質向上に関する指標を踏まえた研修計画に基づく研修を実施し、実態に即した研修に改善するとともに、校内での育成のための方策の拡充を図り、特に初任者をはじめとする若手教員の育成をめざす。
・児童生徒の主体的・対話的で深い学びを実現するための教職員のICT活用指導力といった喫緊の課題の解決に向けて、実態や職に応じた研修を設定すると共に、学校訪問型の研修により指導力の向上を図る。
<取組状況>
・新型コロナウイルス感染症の感染状況を踏まえ、多くの研修をWeb会議システムを活用した研修に切り替えて実施している。
・初任者への集団での研修に加えて、所属校を訪問して個別指導を行いながら育成を図っている。併せて、校内での人材育成システムの構築を目的とした「メンター方式」を拡充し、初任者を含む若手教員の育成を図っている。
・1人1台端末環境を生かした授業づくりを推進するため、校内体制の充実と個々の教職員のレベルに合わせた指導力の向上を図っている。
<改善点>
・令和5年度のメンター方式の全面実施に向けて、メンター方式による初任者研修を大幅に拡充した。
これまでの取組に対する評価
・指標を踏まえ、ねらいを明確にして研修を実施してきた。本来集合型で実施する予定だった研修をWeb会議システムを活用して非集合型の研修として実施したことにより、受講した教職員がICT機器を活用した授業イメージを持つことに繋がった。一方で、演習やグループ協議で理解を深めたり実践につながる学びを得たりすることに充分に繋げられない面があった。
・「メンター方式」を大幅に拡充したことにより、初任者を含む若手教員がチーム研修により主体的に学びを深める場が広がっている。一方で、校内教職員の負担増加につながる面があった。
・県内公立学校の全ての校長及び情報化推進リーダーに対して校内体制の推進を図る研修を実施するとともに教職員に対し、レベル別に研修を実施してきたが、授業で効果的に活用する力の育成をめざす研修の充実が必要である。