1 事業の目的・概要
近年入学者数が増加傾向にある特別支援学校について、今後教室が不足する見込みであることから、内部改修工事等により教室数を増やすことで教室不足解消を図るため、内部改修工事の実施設計委託料及び工事費を要求する。
2 主な事業内容
・白兎養護学校
既存の普通教室の壁の撤去、可動式の壁の新設等の内部改修工事を実施し、普通教室数を増やす。
また、普通教室が増えることで追加で必要となる設備・物品(空調設備、放送設備、手洗い場、プロジェクター、パソコン、内線電話、ロッカー、掃除道具入れ等)について整備する。
・米子養護学校
中学部棟のランチルームに稼働内部間仕切りを設置し、普通教室に転用する。
上記の中学部ランチルームに加え、通級指導室を普通教室に転用するのに追加で必要となる設備・物品(放送設備、手洗い場、プロジェクター、パソコン、内線電話等)について整備する。
実施年度 | 内容 |
R4 | (1)白兎養護学校内部改修工事の実施設計【6,752千円】
※R5工事実施分(小中学部棟)及びR6工事実施分(高等部棟)を合わせて設計 |
R5(R4前倒) | (2)白兎養護学校の小中学部棟教室の内部改修工事【100,000千円】 |
R5
【今回要求】 | (3)(2)により増えた教室を普通教室として使用するのに必要となる設備・物品の整備【5,955千円】 |
(4)米子養護学校内部改修工事の実施設計【1,045千円】 |
R6 | (5)高等部棟教室の内部改修工事 |
(6)(5)により増えた教室を普通教室として使用するのに必要となる設備・物品の整備 |
(7)米子養護学校内部改修工事 |
(8)(7)により分割したランチルーム及び通教指導室を普通教室として使用するのに必要となる設備・物品の整備 |
3 スケジュール
<R4年度>
【白兎養護学校】
・実施設計委託
・R5当初予算要求(小中学部棟内部改修工事費要求)
・実施設計完了
【米子養護学校】
・R5当初予算要求(内部改修工事実施設計費要求)
<R5年度>
【白兎養護学校】
・小中学部棟内部改修工事発注
・小中学部棟用の設備等購入
・小中学部棟工事、設備等の配備完了
・R6当初予算要求(高等部棟部棟内部改修工事費要求)
【米子養護学校】
・実施設計委託
<R6年度>
【白兎養護学校】
・高等部棟内部改修工事発注
・高等部棟用の設備等購入
・高等部棟工事、設備等の配備完了
【米子養護学校】
・中学部棟ランチルーム内部改修工事発注
・普通教室に転用する室で必要となる設備等購入
・内部改修工事、設備等の配備完了
(参考)
文科省が実施した特別支援学校教室不足調査の結果(令和元年度)、全国的に特別支援学校の教室不足が発生していることがわかり、文科省は令和2〜6年度を教室不足解消の集中取組期間と設定し国庫補助率の嵩上げを行うこととし、全国の自治体に対して児童生徒数の推計及びその推計を考慮した上での教室不足の解消に向けた集中的な取組計画(集中取組計画)を策定するよう通知した。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・特別支援学校で将来的に見込まれる教室不足を内部改修工事の実施により解消する。
<取組状況>
【白兎養護学校】
・学級数増による教室不足に対応するため、これまで、中多目的室、会議室、進路/支援室、旧図書室を普通教室へ転用したり、5つの教室について、アコーディオンカーテンで部屋を区切り、2つの学級が使用できるよう改修を実施した。
・校舎外にプレハブ倉庫を設置し、校舎内の倉庫に保管していた物品をプレハブ倉庫に移動することで、空きスペースを確保した。
・教職員数の増加に対応するため、第1情報室(隣接している女性職員更衣室との壁を撤去し拡張)を中学部職員室へ転用した。
【米子養護学校】
・学級数増による教室不足に対応するため、これまで、トレーニングルームやワークセンターを普通教室へ転用したり、アコーディオンカーテンで部屋を区切り、2つの学級が使用できるよう改修を実施した。
これまでの取組に対する評価