現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和5年度予算 の 地域づくり推進部の「鳥取県の文化財」調査研究事業
令和5年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:文化財保護費
事業名:

「鳥取県の文化財」調査研究事業

もどる  もどる
(この事業に対するご質問・ご意見はこちらにお寄せください)

地域づくり推進部 文化財課 文化財保護担当 

電話番号:0857-26-7525  E-mail:zaisei@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R5年度当初予算要求額 30,004千円 4,678千円 34,682千円 0.6人 0.0人 0.0人
R4年度当初予算額 27,378千円 4,732千円 32,110千円 0.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:30,004千円  (前年度予算額 27,378千円)  財源:単県、国1/2 

事業内容

1 事業の目的・概要

文化財の調査研究を実施して、国・県指定、登録等に必要な学術的な評価を行い、文化財指定等に向けて積極的に取り組む。→県民の共有財産である歴史遺産を文化財指定し、県民の宝として末永く保護し、県民が鳥取県の歴史や文化を誇りに思う気運を醸成する。

2 主な事業内容  

(1)調査・記録作成   28,321千円(26,105千円)

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
歴史的建造物の現況調査・消滅の可能性が高い歴史的建造物や新たに調査が必要となった歴史的建造物に対し、記録保存等の調査を行う。
353
690
追跡調査の終了
文化財指定に向けた建造物の詳細調査・指定候補建造物を学術的に評価するための調査を実施
・建造物の構造形式や間取りなどを詳細に図化するための測量調査(1件を予定)
7,280
9,025
美術工芸品等の画像記録作成・美術工芸品等の指定に際し、適切な記録写真を撮影するもの(3件)
315
320
無形文化財の詳細調査指定候補無形文化財を学術的に評価するための調査を実施(和紙等)
168
150
歴史資料詳細調査事業概要指定候補歴史資料を学術的に評価するための調査を実施
847
新規
未指定名勝庭園調査・未指定の名勝庭園を対象に、古写真・家相図等の資料調査、造形的特徴確認の現地調査、簡易な配置図の作成を行い、文化財的な価値づけを行うための総合調査を実施。

・総合調査の結果を踏まえ、重要な庭園の詳細調査(測量調査など)を実施。

・調査事業の最終年度として報告書の刊行。

・調査成果に基づき、指定等の優先度を決定し効果的な保護を図る。

※国庫補助事業(1/2補助)

12,873
(うち国費
6,436)
8,698
(うち国費
4,349)
報告書作成を追加
特別天然記念物
オオサンショウウオ
生息状況調査
・オオサンショウウオ生息河川を水系単位で環境調査を実施し、重要な生息地点、繁殖の可能性のある地点を把握。

・把握後、特に重要な地点について生息状況調査を実施する。

・外来種チュウゴクオオサンショウウオ侵入の有無の確認手法について検討する。
※国庫補助事業(1/2補助)
6,485
(うち国費
3,242)
7,222
(うち国費
3,611)
合計
28,321
26,105
    (2)技術者の育成 1,333千円(748千円)
(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度
予算額
前年度からの変更点
庭園技術者講習会・文化財庭園の保存・管理のために必要な知識及び技能を造園技術者に身につけてもらうための実践的な技術講習会を実施。
1,078
530
講習会を年1回から年2回に変更(R3以前ベースに戻す)
ヘリテージマネージャーステップアップ研修・文化財建造物の調査・保存・活用に携わる鳥取県ヘリテージマネージャーが、より高度な知識や技術を身につけるために行うステップアップ研修にかかる費用を支援することで、ヘリテージマネージャーの継続的な取り組み及び専門性のスキルアップを後押しする。
255
218
合計
1,333
748
    (3)その他 350千円(525千円)


    専門調査員による調査研究指導
     ・県文化財保護審議会委員以外からも文化財調査の指導を適宜受けられる体制とし、調査研究を円滑に進める

3 背景

    〇 文化財の調査は、文化財指定等の保護施策の基本に直結する事業であり、長期的に継続して実施する必要がある。
     オオサンショウウオ生息状況調査は、平成15〜18年度に県が生息調査を実施して以降、気候の変化、災害、河川改修工事等によってオオサンショウウオの生息環境が変化したことから、最新の生息状況を把握する必要がある。
     また外来種であるチュウゴクオオサンショウウオとの交雑が全国的な課題になっている。本県でも令和元年度の議会において外来種生息に関する議論があり、生息調査を行うこととなった。
    〇 有形文化財(建造物)と記念物(名勝庭園)の調査事業については、社会状況の変化によって消滅の可能性が高まっている文化財を悉皆的に把握し、総合的な評価を行うことで、効率的な文化財保護につなげるものであり、事業効果が高い。





要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 27,378 7,960 0 0 0 0 0 0 19,418
要求額 30,004 9,678 0 0 0 0 0 0 20,326