事業の目的・概要
令和5年台風第7号では、河川の氾濫による農地の崩落や、農業用水路の破損等による生産基盤に対する被害の他、河川に隣接した農業用倉庫が中の農業用機械等と共に流失する等の被害もあり、営農再開するために大きな自己負担が必要となるため、復興を躊躇される生産者が出ることが懸念されるところ。また、基盤復旧工事が間に合わず、水張りができない水田も多数出てくると考えられる。そこで、台風被害で失われた農業機械等及び格納庫を営農再開にあたり再度導入する経費及び水路の本格復旧が困難な箇所において、用水確保のための給水ポンプ設置に要する経費を支援し、地域の営農再開につなげる。また、農地復旧にあたり客土を行った農地で、地力向上のために行う施肥のかかり増し経費の支援及びR6年産作付までに基盤復旧が間に合わない水田において、転作品目を作付ける場合の生産費の支援を行うことで、過去30年で最大の台風被害からの営農再開を総合的に支援する。
繰越理由
事業期間が十分に確保できず、年度内完了が困難となるため、繰越の要求を行う。
繰越要求額
23,111千円