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令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:衛生費 項:環境衛生費 目:環境保全費
事業名:

生物多様性保全事業

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生活環境部 自然共生課 自然環境保全担当 

電話番号:0857-26-7978  E-mail:shizen-kyousei@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
当初予算額 15,262千円 12,429千円 27,691千円 1.4人 0.5人 0.0人
当初予算要求額 18,206千円 12,429千円 30,635千円 1.4人 0.5人 0.0人
前年度当初予算額 6,754千円 12,353千円 19,107千円 1.4人 0.5人 0.0人

事業費

要求額:18,206千円  (前年度予算額 6,754千円)  財源:単県 

一般事業査定:計上   計上額:15,262千円

事業内容

1 事業の目的・概要

鳥取県生物多様性地域戦略に基づく取組を推進するため、「とっとり生物多様性推進センター」を中心に、希少野生動植物の保全、外来生物の防除、生物多様性に関する県民への普及・啓発を行い、県民参加による生物多様性の保全を進め、本県の豊かで美しい自然を守り未来に引き継いでいく機運の醸成を図る。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
要求額
前年度予算額
前年度からの変更点
1 希少野生動植物保護対策事業(1)希少野生動植物の保護等行う団体への支援
 ア 県条例※で指定する特定希少野生動植物の保全活動への支援
補助金名
補助対象経費
実施主体
県補助率
(上限額)
要求額
(前年度)
希少野生動植物保護管理事業補助金特定希少野生動植物の保護等にかかる経費県条例で認定する団体定額
(250千円)
2,750千円
(2,500千円)
※鳥取県希少野生動植物の保護に関する条例
 (保護管理事業計画)
第24条
2 保護管理事業計画は、保護管理事業の対象とすべき特定希少野生動植物の種ごとに、保護管理事業の目標、保護管理事業が行われるべき区域及び保護管理事業の内容その他保護管理事業が適正かつ効果的に実施されるために必要な事項について定めるものとする。
(認定)
第25条 保護管理事業は、次項の認定を受けて行われる保護管理事業を除き、県が行うものとする。
2 県以外の者は、その行う保護管理事業について、規則で定めるところにより、その事業計画が保護管理事業計画に適合している旨の知事の認定を受けることができる。
4 は、第2項の認定を受けた保護管理事業を行う者に対し、必要な助言、指導その他の支援措置を講ずるものとする

 イ ア以外の希少種の保全、外来種防除等への支援
補助金名
補助対象経費
実施主体
県補助率
(上限額)
要求額
(前年度)
生物多様性保全活動支援事業補助金生物多様性の保全に資するために行われる保護・防除等にかかる経費県内の自然保護団体等定額
(100千円)
1,300千円(1,600千円)
開発における生息地の代替措置経費(資材、技術指導費)を支援県内民間事業者1/2
(100千円)
8,850
5,907
(2)希少野生動植物の生育状況の把握等:1,000千円(989千円)
 県内の特定希少野生動植物等の生育(繁殖)状況のモニタリング調査、及びシカ等の食害から希少野生植物を守るための被害防止対策の実施。
【新規】(3)生物多様性GISのデータ移行:3,800千円(−)
 令和6年度末でGISソフトのサポート期限が切れる生物多様性GISについて、管理するデータをとっとりWEBマップに移行し、庁内関係部署で情報の共有化を図り、公共事業の計画作成等に活用できる体制をつくる。

※GIS・・・位置情報を含む情報を電子地図上で可視化する地理情報システム
新規事業の追加による要求額の増額
(廃止)○生物多様性GISの保守管理:0千円(818千円)
2 生物多様性の推進に係る事業(とっとり生物多様性推進センター事業)(1)とっとり生物多様性推進センター運営費:173千円(319千円)
 とっとり生物多様性推進センター連絡協議会の開催

とっとり生物多様性推進センターは「生物多様性地域連携促進法(平成22年12月制定)」の第13条に基づく『地域連携保全活動支援センター』として、令和2年10月に開設。
953
319
新規事業の追加による要求額の増額
【新規】(2)生物多様性アドバイザー派遣制度の創設:136千円(−)
  民間企業や行政が行う事業に、生物多様性の保全に係る助言を行うアドバイザーを派遣。
 
【新規】(3)いきもの体験学習会の開催:644千円(−)
 県民(特に小中学生)を対象とした生物の観察会や巣箱づくり、自由研究など鳥取県の豊かな生物多様性を体験するイベントを開催し、生物多様性保全への理解と関心を深め自然保護活動に対する機運を高める。
地域環境保全基金を充当予定
3 自然環境保全地域管理事業◯制札板の適正な維持管理等:528千円(528千円)
 経年劣化や腐食等により破損した看板や標識の修繕。
528
528
(組替)4 外来生物防除事業(1)特定外来生物防除指針(仮称)の作成:6,625千円(4,352千円)
 令和5年度に実施している最新の外来生物の定着状況を把握するための調査の結果を踏まえて、今後の外来生物防除に係る基本方針をまとめた防除指針を策定する。
※環境省補助事業を充当予定
7,875
(4,352)
自然共生サイト保全活動推進事業(6月補正)から組替


【新規】(2)特定外来生物の防除活動への支援:1,250千円(−)
 外来生物法の改正により、定着済みの特定外来生物の防除が都道府県の責務となったことを踏まえ、本県に定着し、かつ生態系や県民生活等に特に影響の大きい特定外来生物の防除に取り組む団体を支援する。
合計
18,206
6,754

3 背景

○県では令和2年3月に県生物多様性地域戦略を策定し、とっとり生物多様性推進センター設立等の生物多様性の保全に向けた体制づくりに取り組んでいるところ。
     【主な取組】
      ・「とっとり生物多様性推進センター」を開設(R2年10月)
      ・鳥取県版レッドリストの改訂(R4年1月)公開
      ・「鳥取県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づく特定希少野生動植物の見直し(R4年6月)
      ・希少生物への配慮に係る開発事業の事前協議(R4年11月開始)
    ○生物多様性条約COP15(R4年12月)において、保全地域の拡大(30by30)や侵略的外来種の対策等の行動計画を盛り込んだ新たな世界目標が決定。
    ○新たな世界目標を踏まえ生物多様性国家戦略が見直しされるとともに、関連予算が拡充されているところ。
    ○本県でも、新たな世界目標の理念であるネイチャーポジティブに基づき希少野生動植物の保護や外来種対策等について取組を強化していく。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

・県内の生物多様性の保全を進めるため、令和2年3月に鳥取県生物多様性地域戦略策定した。
・戦略に基づき、生物多様性保全を推進するための組織として『とっとり生物多様性推進センター』を令和2年10月にを設立。
・有識者や関係団体と連携を取り、主としてSDGsの「目標15陸の豊かさも守ろう」を踏まえ、生物多様性の保全活動等を強化している。

これまでの取組に対する評価

・鳥取県生物多様性地域戦略に基づく取組を、「とっとり生物多様性推進センター」を中心に推進しており、自然環境保全に関する有識者や自然保護団体等との協力関係を構築し、希少な動植物や重要な生態系の保全、開発事業への助言指導に取り組むことができた。
・有識者や関係団体とより緊密な連携を取り、生物多様性の保全活動等を引き続き進めていく。

財政課処理欄


 1(1)希少野生動植物の保護等行う団体への支援は実績等を踏まえ金額を精査しました。2(3)いきもの体験学習会の開催は自然共生サイト等の取組と絡めて実施するなどにより効果的な実施方法を検討すべきであることから計上を見送ります。4(2)特定外来生物の防除活動への支援は、令和6年度中に策定される特定外来生物防除指針の内容を踏まえて検討するため、計上を見送ります。

要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 6,754 0 0 0 0 0 0 0 6,754
要求額 18,206 4,562 0 0 0 0 0 644 13,000

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 15,262 4,562 0 0 0 0 0 0 10,700
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0