(1)バス旅行商品支援
■バス助成が必要な理由
・休日は家族旅行などの個人旅行が多いが、平日は個人旅行の需要が低いため、団体旅行の需要がなければ、休館を余儀なくされ
る宿泊施設が出てくる。また、飲食店、土産物店についても、大型バスの立ち寄りによる影響は大きく、バス旅行は県内事業者の経
営維持の観点からも重要な役割を担っている。
・貸切バス利用の観光客は、個人観光客と比べて、直前でのキャンセルが少ないため、県内観光事業者にとっての安定的な経営に欠
かせない存在である。
・二次交通が不十分な鳥取において、バスで移動が容易な旅行商品は周遊観光の手段として有効である。
・首都圏発鳥取への旅行は、AIR、JR利用により高額なツアーとなるため、販売価格の上昇を軽減する意味でもバス旅行商品支援の
必要性は高い。
(2)旅行商品造成支援
■旅行商品造成支援が必要な理由
・JTBの調査によると、鳥取県の観光地の認知度は全国的に見ても低く、様々なアプローチから情報を発信する必要があり、旅行会
社のサイト等も活用候補となる。
・旅行会社内の広告掲載コースの決定にあたり、他方面との競争に勝つためにも「商品造成支援」は必要である。
・旅行会社の店頭に来店するお客は一定数あり、特に年配のお客はパンフレットで旅行先を選ぶ傾向がある。ただし、鳥取県に限ら
ず各県ごとの情報量は少ないため、露出支援をする必要がある。
(3)観光パスポート作成支援
・近年、旅行形態が団体旅行から個人旅行へと変わってきている中で、本県への観光入込客数の減少に歯止めをかけるには、個人
観光客の確保も必要。
・トリパスは、観光情報に加えて、県内周遊を促進するスタンプラリーや優待特典(クーポン)などが充実しているため、個人観光客の
誘客に加え、県内周遊性を高める効果も期待できる。
(4)広告宣伝支援
・多様化する旅のスタイルに対応した、コロナ後の本県への観光誘客促進を図るため、個人旅行者をターゲットとした誘客促進を強
化するための情報発信や支援が必要。
・旅行会社による個人旅行者誘客促進のための広告宣伝支援を行うことで、多様化する旅の形態に対応した本県への観光誘客促
進を図る。