これまでの取組と成果
これまでの取組状況
事業目標:「安全・安心な空港運営」および「空港を拠点とした賑わいの創出」の実現
取組状況:
(令和4年度)第1期コンセッションの変更契約(期間延長および一部内容改善)に係る内容の交渉を現運営権者である鳥取空港ビル株式会社と行うとともに、並行して第2期コンセッション事業開始に向けた準備を行った。
(令和5年度)総合的アドバイザリー業務を発注し、実施方針の策定・公表、民間事業者の募集・選定等に向けて、受託者と事業スキームの検討、鳥取空港ビル株式会社の資産評価を実施している。
改善点:次期コンセッションでは公募によって事業者(優先交渉権者)を選定する。「安全・安心な空港運営」および「空港を拠点とした賑わいの創出」を両輪として、これらを運営権者の公募条件に盛り込んだうえで、事業者を選定する。最終選定した事業者に対しては、空港利用者及び県民にとって鳥取砂丘コナン空港がより良い施設となるよう働きかけていくとともに支援を行う。
これまでの取組に対する評価
第1期コンセッションの運営権者である鳥取空港ビル株式会社が民間事業の創意工夫・利点を活かした空港運営を行うよう、空港設置者である本県から折に触れて促しているが、現状は従来の延長線上にとどまり、コンセッションの理想形には至っていない。令和3年度に実施した中間評価委員会の答申においても、第1期コンセッションの実施状況に関して厳しい評価が行われた。令和5年度において実施した県による中間モニタリングにおいては、中間評価委員会及び前年度県モニタリングの指摘事項等の改善が見られたが、まだまだ期待する水準には達していない。
これを踏まえ、第2期コンセッションは、公平性と競争性原理が働き、民間事業者の新たな提案や創意工夫が発揮され、空港の更なる魅力の向上、空港を拠点とした賑わいの創出、観光や地域経済の活性化を期待し、公募方式による本格的なコンセッションとする。