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令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業要求      支出科目  款:民生費 項:社会福祉費 目:社会福祉総務費
事業名:

多様な性を認め合う社会づくり推進事業

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地域社会振興部 人権・同和対策課 人権啓発担当 

電話番号:0857-26-7121  E-mail:jinken@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
当初予算額 3,714千円 4,695千円 8,409千円 0.6人 0.0人 0.0人
当初予算要求額 3,714千円 4,695千円 8,409千円 0.6人 0.0人 0.0人
前年度当初予算額 2,739千円 4,678千円 7,417千円 0.6人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:3,714千円  (前年度予算額 2,739千円)  財源:一部国庫、単県 

一般事業査定:計上   計上額:3,714千円

事業内容

1 事業の目的・概要

 多様な性を認め合い、誰もが自分らしく生きることができる社会づくりを進めるため、電話相談事業、啓発事業、人材育成事業、居場所づくり支援事業を行う。

2 主な事業内容

                                                                            (単位:千円)
細事業名
内容、科目等
要求額
前年度要求額
前年度からの変更点
「とっとり安心ファミリーシップ制度」の運用(1)とっとり安心ファミリーシップ制度
お互いを人生のパートナーとして認め合う性的マイノリティのカップルが相互に協力し合う関係またはその子や親と一緒に家族として協力し合う関係にある旨を届け出て、県がその届出を受理したことを証明する制度。

(2)制度のモニタリング
とっとり安心ファミリーシップ制度について、引き続き当事者・有識者の御意見を伺いながらモニタリングを実施するとともに、当県の性的マイノリティ当事者それぞれの状況に寄り添い、より暮らしやすい社会にするための施策について検討を行う。
<実施回数>年間1回程度(報償費、特別旅費:142千円)
142
令和5年度6月補正より実施
<相談事業>鳥取県LGBTQ電話相談窓口(1)LGBTQ電話相談員
LGBTQ電話相談員が当事者やその家族の生きづらさ、孤立などの解決に向けて電話相談窓口で対応する。
(対応者)人材育成研修を受講した支援者
(相談員数)3名
(相談回数)月4回×12=48回(報償費:192千円)

(2)スーパーバイザー
LGBTQ相談員で、助言・解決に至らぬ案件に対応する者として、スーパーバイザーを配置し、相談員からのメール等に的確な助言を行う。
(助言回数)月1回×12回(報償費:120千円)

(3)ケース会議
相談員同士での情報共有、対応についての検討を行う。
(開催回数)3回(報償費:36千円)
1,369
1,369
変更なし








<啓発事業>
多様な性を認め合う社会づくりシンポジウム
(1)シンポジウム
・開催時期:令和6年9月頃もしくは令和7年1月頃
・開催形式:会場及びオンライン
・視聴会場:とりぎん文化会館 小ホール
・対象者:県民、行政・企業担当者、教育関係者など
・内容:基調講演及びパネルディスカッションの2部制とし、多様な性についての誤解やアウティングの問題を発信し、多様な性を尊重しあう社会づくりの推進につなげる。
(報償費、特別旅費:343千円)※国庫270千円

(2)講師派遣
県内企業・団体等での多様な性のあり方と人権をテーマとした研修会や講演会等に講師を派遣する。
・県内企業等10団体程度
(報償費、特別旅費:665千円)
1,075
410
(新規)講師派遣事業
<人材育成事業>性的マイノリティ支援相談員人材育成研修(1)連続研修
<実施回数>年間4回程度
(報償費、特別旅費:559千円)
600
600
<居場所づくり支援事業>コミュニティスペース
※運営に係る経費及び場所の提供は3市が負担する。
(1)コミュニティスペース(居場所)の提供
人材育成研修受講者、市町村職員、コミュニティスペース運営に関心のある者などと連携協力してLGBTQ当事者やその家族、友人といった様々な方々が利用しやすいコミュニティスペースづくりへの連携・協力を行う。(R6年度についても鳥取、倉吉、米子の3市が運営する)

(2)コミュニティスペースにおける学習会
スペースの安定的な運営への支援を目的として、LGBT当事者を講師とした学習会やLGBT映画祭を実施する。
<実施回数>年間3回程度(3市スペース各1回)
(報償費、特別旅費:360千円)

(3)県外派遣研修
スペースの充実を図るため、県外のコミュニティスペースを視察し、先進的な取組を学ぶ。
<派遣人数>3市各2名程度
(特別旅費、負担金、補助及び交付金:274千円)
※対象者…県、市町村等で人権相談に携わる者、LGBT担当市町村職員、人権教育に携わる教職員、LGBT支援に関心のある学生、活動団体のメンバー、臨床心理士、弁護士など

(4)担当者会議の開催
3市のコミュニティスペース運営担当者で集まり、スペース運営についての情報共有の場を設け、スペースの安定的な運営と連携強化を図る。
528
360
(拡充)県外派遣研修、担当者会議の追加
合計
 3,714
 2,739

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

<事業目標>
◯人権施策基本方針において、個別人権分野課題の一つとして「性的マイノリティ(LGBT)の人権」を掲げており、LGBTQに関する支援相談員の人材育成やシンポジウムの開催など、多様な性を認め合う社会づくりを進める。
◯当事者の生きづらさを解決するための支援策として、当事者が気軽に立ち寄ることのできる「居場所づくり(コミュニティスペース)」の運営支援を行う。
◯令和4年度より、LGBTQ支援相談員人材育成を受講した者を中心に、LGBTQ寄り添い電話相談窓口を設置し、当事者やその家族、友人の悩みや孤立などの解決に向けた取組を進める。

<取組状況>
◯令和4年度より、「鳥取県LGBTQ寄り添い電話相談窓口」を開設した。
◯引き続き、支援相談員の人材育成に取り組んだ。
○多様な性を認め合う社会づくり研究会を開催し、当事者や有識者の御意見をもとに、令和5年10月1日より「とっとり安心ファミリーシップ制度」を導入した。

<改善点>
◯コミュニティスペースについて、LGBTQ当事者が集まりやすい雰囲気づくりを行った結果、少しずつ参加する方が増えている。
今後も、スペースの有効的な広報を行い、安定した運営の定着を図る必要がある。
○「とっとり安心ファミリーシップ制度」の導入に伴い、多様な性に関するより一層の啓発が求められる。

これまでの取組に対する評価

◯これまでの様々な取組により、徐々に周りに性的マイノリティの方がいるという人が増えてきており、一定の啓発成果を上げている。(※R2人権意識調査から)
◯人材育成研修において、参加者から「今後も当事者に寄り添いコミュニティスペースの運営や電話相談窓口の相談員として関わりたい」「充実した研修で、繰り返し学ぶことの大切さを感じた」「研修を継続的に行うことで、理解する人が増えることは良いことだと思う」など前向きな感想が多くあった。
◯シンポジウムの開催により、学校教育において、多様な性の在り方についての理解や認識を深めるため、児童生徒の発達段階に即して、性の多様性を尊重する教育の充実を図ることができた。

財政課処理欄


要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
前年度予算 2,739 442 0 0 0 0 0 0 2,297
要求額 3,714 270 0 0 0 0 0 0 3,444

財政課使用欄(単位:千円)

区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
計上額 3,714 270 0 0 0 0 0 0 3,444
保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0