現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和6年度予算 の 地域社会振興部の妻木晩田遺跡調査整備事業(発掘調査)
令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:総務費 項:企画費 目:文化財保護費
事業名:

妻木晩田遺跡調査整備事業(発掘調査)

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地域社会振興部 とっとり弥生の王国推進課 むきばんだ史跡公園 

電話番号:0859-37-4030  E-mail:tottori-yayoi@pref.tottori.lg.jp

  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
R4年度予算額(最終) 22,075千円 19,197千円 41,272千円 1.7人 2.0人 0.0人

事業費

要求額:17,096千円    財源:国1/2、単県   追加:17,096千円

一般事業査定:計上   計上額:17,096千円

事業内容

1 事業の目的・概要

国史跡妻木晩田遺跡の集落像を解明するため、発掘調査年次計画に基づき、「とっとり弥生の王国調査整備活用委員会」の指導助言を得ながら発掘調査を実施する。また、調査研究年報等により調査研究成果の情報発信を行う。

2 主な事業内容

(単位:千円)
細事業名
内容
既整理額
要求額
前年度からの変更点
発掘調査(1)重点調査【国補1/2】
 ・妻木新山地区2区の南側斜面部(4区)
(2)自然科学分析委託【国補1/2】
(3)保存処理委託【国補1/2】
(4)伐採【国補1/2】
(5)分布調査
(6)出土品整理作業【国補1/2】
2,312
9,069
(人件費除く)
【変更】重点調査の実施期間を3年から4年に変更。
発掘調査支援委託から直営(一部委託)に変更。
【追加】
鉄製品の保存処理の実施。
調査地の支障木伐採。
備品購入
とっとり弥生の王国調査整備活用委員会の開催等(1)とっとり弥生の王国調査整備活用委員会【国補1/2】
(2)調査研究現地指導【国補1/2】
(3)委員・文化庁連絡調整等事務【国補1/2】
418
0
発掘調査研究年報等刊行発掘調査成果等をまとめた調査研究年報を刊行し、最新の調査研究情報を発信【国補1/2】
標準事務費
標準事務費
出土品再整理整理作業員による出土品等の整理・復元【国補1/2】
標準事務費
(人件費除く)
標準事務費
(人件費除く)
標準事務費
2,249
0
枠外標準事務費発掘調査に必要な資機材の賃借、運搬等
8,027
【変更】
支援業務から直営に変更したことによる増
合計
4,979
17,096

3 事業の背景

発掘調査長期計画第3期(※)の調査課題を明らかにするため、分布調査、内容確認調査で得られた情報をもとに重点調査地点を設定し、調査を行っている。令和4年度からは、斜面部の土地利用を解明するため、令和2年度、3年度の調査成果をもとに、妻木新山地区南側斜面の調査を3ヶ年かけて行っているところ。令和6年度は令和4年度の南側の調査を行う予定としている(※3はローマ数字)
    • 重点調査や内容確認調査など、発掘調査等で得られた情報を広く知ってもらうため、調査研究年報で情報発信を実施。
    • 保存して後世に伝え、活用を促進していくため、過去の調査で出土した資料の再整理を行い、健全な状態に修理していく。

4 前年度からの変更点等

重点調査を3ヵ年で実施する計画であったが、期間を4ヵ年に変更して実施。
  • 重点調査の実施は発掘調査支援委託から直営調査(一部委託)に変更して実施。
  • 重点調査等によって出土した金属製品を適切に保存していくため、保存処理を実施。
  • 調査地周辺の支障木伐採。

  • これまでの取組と成果

    これまでの取組状況

    <事業目標>
    ○調査課題を解決し、妻木晩田遺跡の全体像を明らかにする。

    【調査課題】
    A:集落の構造と変遷に関する問題
    B:墓制に関する問題
    C:生活空間・生業に関する問題
    D:古環境に関する問題
    E:弥生時代以前、弥生時代以降の妻木晩田遺跡とその周辺に関する問題

    ⇒長期計画第3期(※数字はローマ数字)では、課題Aを中心に課題C、課題Dの解明を目指す。

    これまでの取組に対する評価

    ・平成23〜27年度の調査により、新たに仙谷8・9号墓を発見し、仙谷8号墓が史跡内最大規模の墳墓であることや弥生時代墳墓としては県内に類例のない埋葬施設をもつことが判明した。島根県石見地方や広島県北部山間部の弥生時代終末期の墳墓の埋葬施設と類似性がうかがわれ、妻木晩田遺跡の評価を考える上で重要な成果となった。

    ・平成28年度の調査により、妻木晩田遺跡では初めてとなる木製品が出土したほか、ボーリング調査によって人工的に管理されたクリ林やベリー類の果樹園が存在したことがわかり、これまでの妻木晩田集落の景観イメージを大きく変える発見となった。

    ・平成29〜30年度の調査により、これまで様相が不明であった集落縮小期(2世紀末〜3世紀初め)の有力者の墳丘墓を確認した。また、尾根上に連続して築造された墳丘墓の分布範囲も明らかにし、史跡指定地外にも保護すべき重要遺構が分布することを明らかにした。

    ・令和元〜2年度の調査により、斜面部にも竪穴住居跡を築き、積極的な土地利用がなされていたことが明らかになった。

    財政課処理欄


    要求額の財源内訳(単位:千円)

    区分 事業費 財源内訳
    国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    既査定額 4,979 1,961 0 0 0 0 0 0 3,018
    保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    追加要求額 17,096 8,406 0 0 0 0 0 0 8,690
    保留・復活・追加 要求額 17,096 8,406 0 0 0 0 0 0 8,690
    要求総額 22,075 10,367 0 0 0 0 0 0 11,708

    財政課使用欄(単位:千円)

    区分 事業費 国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
    計上額 17,096 8,406 0 0 0 0 0 0 8,690
    保留 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    別途 0 0 0 0 0 0 0 0 0