1 事業の目的・概要
次の設備等更新にあたり、納期等の都合上、施工が2ヵ年にまたがることから、令和7年度までの債務負担行為を設定する。
・国際線ターミナル空調熱源更新
中長期保全計画に従い、国際線ターミナルビルの空調用熱源機器を更新する(冷温水発生機及び冷却塔を空冷ヒートポンプチラーに改修)。
・国際線ターミナル非常用発電機更新
「鳥取空港事業継続計画(A2-BCP)」に従い、72時間連続稼動対応可能な非常用発電機(出力200→250KVA)に更新する。
・スノースイーパー
空港に配備しているスノースイーパー(除雪車)について、適切な日常管理を行ってきたが、耐用年数を超過し老朽化していることから、修繕による対応が困難であるため更新するもの。また、当該スノースイーパーの製造メーカーがスノースイーパーの製造をやめており、故障部品の調達が困難になっているため、早期の更新が必要である。
2 主な事業内容
・国際線ターミナル空調熱源更新【債務負担行為期間】令和7年度
当該設備は、中長期保全計画の令和5年度更新実施対象設備に該当している。熱源機器が老朽化によって停止するなど、故障、不具合が頻発しているため早期の更新が必要である。また、脱炭素化に向けて、既存のA重油焚き方式から電気式駆動方式に切り替える。
・国際線ターミナル非常用発電機更新【債務負担行為期間】令和7年度
当該設備は、長時間運用型(72時間連続稼動型)ではないため、長期間運用型への更新を行い、国の「A2-BCP」ガイドラインを受けて運営権者が作成した「鳥取空港事業継続計画(A2-BCP)」で目標に掲げる「自然災害発生後、最低限72時間空港内に滞在することが可能となるよう、必要な電力及び上下水道機能を維持」に対応する。
・スノースイーパー【債務負担行為期間】令和7年度
鳥取空港では降雪時に除雪車両による除雪を実施し、航空機の安全運航を確保している。
鳥取空港に配備している除雪車(スノースイーパー)3台のうち1台は、平成17年に納入後18年を経過しており、近年修繕にかかる経費が増加している。
また、当該車両は現在製造されていない車種であり、修繕に必要な補修部品等は製作するなどして対応しているため、修繕にはある程度の時間を要する。このことから、修繕に時間を要し、除雪能力が大幅に低下することとなれば、航空機の就航率低下や遅延、欠航となる恐れがある。
このような事態を避けるため、スノースイーパー1台を更新する。
3 所要経費
・国際線ターミナル空調熱源更新
125,801千円(令和7年度分のみ、工事費:122,729千円、委託料:3,072千円(工事管理費))
総額209,666千円のうち、令和6年度当初予算83,865千円(前払金4割相当分)を除いた額。
・国際線ターミナル非常用発電機更新
60,919千円(令和7年度分のみ、工事費:59,416千円、委託料:1,503千円(工事管理費))
総額101,533千円のうち、令和6年度当初予算40,614千円(前払金4割相当分)を除いた額。
・スノースイーパー
85,470千円(令和7年度分のみ)
総額122,100千円のうち、令和6年度当初予算36,630千円(前払金3割相当分)を除いた額。