これまでの取組と成果
これまでの取組状況
<事業目標>
・県内におけるSDGsの普及(参考指標:県民意識調査でのSDGs認知度 R5年度87.9%(R2年度29.9%)))
・地域課題の解決に資する県内の行動変容や実践拡大の加速化(参考指標:とっとりSDGsパートナー登録者数 R5年9月末581者(R2年9月運用開始)、オンラインプラットフォーム(とっとりアイデアマーケット)でのマッチング累計件数 R6年度末目標値10件(R5年5月運用開始))
<取組状況>
・官民連携のSDGs推進母体として、「とっとりSDGsネットワーク」(R211月〜)や「とっとりSDGs自治体ネットワーク」(R3年7月〜)、「とっとりSDGsパートナー制度」を運営し、SDGsを核に分野を越えた企業・団体間の連携を強め、とっとりSDGsシーズン(R5年度は10月〜12月に開催中)などでの協働した普及啓発や相互の取組共有等を実施中。
・民間人材を「とっとりSDGs伝道師」へ任命し、県内の学校や地域団体等へ毎月約2、3件程度の講師派遣を実施。特に制度2年目となるR5年度は、伝道師が学校と地域の企業・団体等との架け橋となり、単なる啓発に留まらないESD(Education for Sustainable Development)の観点での活動支援も広がっている。
・「とっとりSDGs子ども伝道師」として、SDGsを学んだ子どもたちを学級単位で令和5年度に新たに3件任命し、将来の持続可能な地域の創り手の育成・拡大へ貢献した。
・「とっとりSDGsアワード」において、県と地域金融機関とで協働し、若者による地域づくりプランの創出を促すとともに、プランの実現に向けたステークホルダー連携等の支援へつなげようとしているところ。
<改善点>
・官民連携した普及啓発については、コロナ禍を経てリアル・オンライン併用のイベント等へ転換し、ステークホルダーの一体感を創出しコミュニケーションを活発化。特に「とっとりSDGsシーズン2023」では、学校や若者団体、県内企業の主体的なブース出展、イベント等を前面に展開している。
・「とっとりSDGs子ども伝道師」については、活動の輪の拡大を加速化させるため、「とっとりSDGs伝道師」との制度間連携を進めており、一定程度のカリキュラムを経た学級やその他の子ども主体の地域団体等について任命の裾野を広げるよう制度改善を検討しているところ。
これまでの取組に対する評価
・R2年度以降の各種SDGs推進施策を通じて、県内における急速なSDGs認知度の向上や、SDGs未来都市への選定、全国規模の民間調査におけるトップレベルのSDGs取組評価など、SDGsの普及のみならず、SDGs先進県としてのブランディングにもつながる成果が挙がっている。
・一方、SDGs(2015年〜2030年)の中間年を過ぎ、その達成に向け世界的にも具体的な実践、行動変容が求められていることから、本県としても地域課題解決に向け、県民や企業、団体等の行動を喚起していくことへ主眼を置き施策を推進していく必要がある。