事業名：
電気事業会計
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企業局 経営企画課 営業誘致担当
事業費
要求額：3,771,230千円 （前年度予算額 3,484,778千円） 財源：単県
事業内容
１ 事業の目的・概要
環境にやさいしい再生可能エネルギーによる電力の安定供給により県内産業の発展を支援するとともに、地球温暖化対策やエネルギーの地産地消等に取り組み、事業利益を活用した地域貢献にも寄与していく。
２ 主な事業内容
(１)電力供給
【既設発電所分】
水力発電所（８箇所）、風力発電所(１箇所)及び太陽光発電所（８箇所）の発電電力を卸売りする。
○１７発電所の総出力 ２６，８２０ｋＷ
○目標売電量 ２１，６５７ＭＷｈ（Ｒ６は新幡郷、佐治、袋川の３発電所が発電停止）
売電量は、県内総消費電力量の０．６％(推計値）を占め、 ７，０００戸の消費電力に相当する。
（２）県営発電所における民間活力活用に向けた取組み
舂米発電所(令和２年９月移管)、小鹿第二(令和５年９月移管)に続き、小鹿第一、日野川第一が令和６年中にコンセッション事業者(Ｍ＆Ｃ鳥取水力発電（株）)に移管する予定である。
＜昨年度からの主な変更点＞
・売電の一般競争入札による1発電所の売電単価の変更
加地発電所 ：12.05円
・コンセッション事業による運営権対価収益の増
（R6年度に新たに小鹿第一、日野川第一が運営開始）
３ 収益的収入及び支出
（１）収益的収入 １，３５２，４６０千円（前年度：１，５１３，５８９千円）
区分 | 予定額（千円） | 内訳（千円） | 前年度予算額 |
| 営業収益 | １，２３１，２５９ | 水力発電電力料 | ２３５，４３０ | １，４２２，１４３ |
| 風力発電電力料 | ９８，５１１ |
| 太陽光発電電力料 | ３０５，５８７ |
| 容量市場収入 | ２，５４１ |
| 繰延運営権対価収益 | ３５３，２８２ |
| 運営権者更新投資収益 | ２３５，９０８ |
| 営業外収益 | １２１，２０１ | 預金利息 | ４４，２１８ | ９１，４４６ |
| 他会計補助（児童手当等） | １０，１４８ |
| 駐車場貸付料 | １，２６０ |
| 雑収益 | ４２，６７１ |
| 長期前受金戻入 | ２２，９０４ |
（２）収益的支出 ３，１０７，５３３千円（前年度：２，５３８，８５３千円）
区分 | 予定額（千円） | 内訳（千円） | 前年度予算額 |
| 営業費用 | ２，１６４，５１０ | 給与費 | ２９５，８１２ | ２，２１４，２９０ |
| 修繕費 | ４８３，１３９ |
| 減価償却費 | ７８８，１１３ |
| その他 | ５９７，４４６ |
| 営業外費用 | ９３８，１７５ | 企業債利息 | ２３，５１０ | ３２４，５６３ |
| 一時借入金利息 | １４９ |
| 雑損失 | ４２，６８７ |
| 消費税 | ８７１，８２９ |
| 特別損失 | ４，８４８ | その他特別損失 | ４，８４８ | ０ |
（３）収支差引 △１，７５５，０７３千円・・・（Ａ）（前年度：△１，０２５，２６４千円）
４ 資本的収入及び支出
（１）資本的収入 １，４０１，３５７千円（前年度：７９８，３０４千円）
区分 | 予定額（千円） | 前年度予算額 |
| 企業債 | １４８，３００ | ３３１，６００ |
| 運営権対価 | １，２５３，０５７ | ４６６，７０４ |
（２）資本的支出 ６６３，６９７千円 （前年度：９４６，１３６千円）
区分 | 予定額（千円） | 内訳（千円） | 前年度予算額 |
| 建設改良費 | １５５，２３５ | 設備費 | １５５，２３５ | ３４０，８５８ |
| 建設仮勘定 | ０ |
| 建設準備勘定 | ０ |
| 企業債償還金 | ５０６，５０７ | 水力発電所分 | ３２７，００７ | ６０４，４１４ |
| 風力電所分 | ０ |
| 太陽光発電分 | １７９，５００ |
| 投資 | １，９５５ | 太陽光パネル廃棄等費用積立 | １，９５５ | ８６４ |
| 一般会計繰出金 | ０ | 一般会計繰出金 | ０ | ０ |
（３）収支差引 ７３７，６６０千円・・・（Ｂ） （前年度：△１４７，８３２千円）
◆収支再差引［（A)＋（B）］ △１，０１７，４１３千円・・・(C)（前年度：△１，１７３，０９６千円）
５ 資金の状況
・資金ベース収支［（Ｃ)＋減価償却費＋除却損−長期前受金］ △８３９，４３９千円・・・(Ｄ)（前年度：△７５９，５６５千円）
・令和6年度末内部留保資金
［令和5年度末内部留保資金＋引当金増減分＋(Ｄ)］
＝３，５５０，４１８千円+８６，９５５千円-８３９，４３９千円
＝２，７９７，９３４千円 （うち引当金５７８，３１８千円） （前年度３，７３４，５３７千円（うち引当金５３６，８６０千円））
６ その他
（１）予定支出の各項の経費の金額の流用
営業費用と営業外費用との間
（２）議会の議決を得なければ流用することができない経費
職員給与費 ２９５，８１２千円
交際費 ５０千円
（３）棚卸資産購入限度額 ７，０００千円
（４）一時借入金限度額 １４８，３００千円
（５）重要な資産の取得
日野川第一発電所 ４，８８７，０５６千円
コンセッションに伴う再整備業務対象施設１施設は運営権者が再整備を行い、県への引渡時に運営権対価一括金と相殺する。
これまでの取組と成果
これまでの取組状況
令和４年度発電実績
・水力発電 ５５，４３４ＭＷｈ（対目標 ７５．１％）
・風力発電 ３，７５３ＭＷｈ（対目標 ７９．９％）
・太陽光発電 ９，０４５ＭＷｈ（対目標 １１６．６
・
再生可能エネルギー（小水力・太陽光）への取り組み
（H23年度）
・袋川発電所（1,100ｋＷ）（６月３０日から営業運転）
・賀祥発電所（260ｋＷ）実施設計
・小水力発電の適地及び事業性の検討
・企業局西部事務所、ＦＡＺ倉庫、竹内西緑地での太陽光発電の事業性検討
（Ｈ24年度）
・賀祥発電所建設着手
・企業局西部事務所、企業局東部事務所及びＦＡＺ倉庫での太陽光発電所建設着手
・小水力発電のうち３箇所において事業化調査
（Ｈ25年度）
・企業局西部事務所太陽光（200ｋＷ）（５月２日から営業運転）
・賀祥発電所（260ｋＷ）（９月２日から営業運転）
・ＦＡＺ倉庫太陽光（500ｋＷ）（１０月２日から営業運転）
・企業局東部事務所太陽光（120ｋＷ）（１２月２日から営業運転）
・竹内西緑地、鳥取空港、鳥取放牧場、天神浄化センターでの太陽光発電所建設着手
・横瀬川発電所、加谷川発電所、若松川発電所の実施設計、建設着手
（Ｈ26年度）
・鳥取放牧場太陽光（100ｋＷ）（１月５日から営業運転）
・竹内西緑地太陽光（1,250ｋＷ）（３月２日から営業運転）
・鳥取空港太陽光（1,990ｋＷ）（３月２日から営業運転）
・天神浄化センター太陽光（1,500ｋＷ）（３月完成）
・境港中野での太陽光発電所建設着手
・横瀬川発電所、若松川発電所建設中
・私都川発電所の実施設計着手
（Ｈ27年度）
・天神浄化センター太陽光（1,500ｋＷ）（１１月３日から営業運転）
・境港中野太陽光（1,000ｋＷ）（２月２日から営業運転）
・若松川発電所（150ｋＷ）（３月２日から営業運転）
・舂米発電所の実施設計着手
・私都川発電所の実施設計
（Ｈ28年度）
・横瀬川発電所（198ｋＷ）（９月２日営業運転）
・舂米発電所の実施設計、水車発電機工事着手
・私都川発電所の水車発電機工事着手
（Ｈ29年度）
・舂米発電所、私都川発電所建設
・ＰＦＩ手法検討調査及び導入可能性調査実施
（Ｈ30年度）
・私都川発電所（152ｋW）（１２月２日から営業運転予定）
・舂米発電所建設継続
・ＰＦＩ事業実施方針の策定等検討
(H31年度)
・舂米発電所建設継続
・ＰＦＩ事業１次提案・審査、競争的対話、２次提案・審査、運営業者の決定、協定
(R2年度)
・舂米発電所運営権譲渡（９月１日）
(R3年度)
・小鹿第一、小鹿第二、日野川第一発電所のコンセッション事業者によるリニューアル工事着手
経営改善への取組
・平成２８年度に策定した「鳥取県企業局経営プラン（２９〜３８年度）」に基づく経営目標について、経常収支比率は７４．６％となり目標を１．０ポイント上回ったが、より効率的な運営に向けて、PFI手法等の民間活力活用を引き続き検討していく。
これまでの取組に対する評価
・平成２４年７月１日からスタートした再生可能エネルギー固定価格買取制度を踏まえ、再生可能エネルギーの導入拡大を進めるため、小水力発電、太陽光発電の建設、調査を積極的に行った。
・経営プランに基づき、経費のコスト縮減を図った。今後も、発電施設の適正管理により電力の安定供給を図るとともに、引き続きコスト削減等経営の合理化に努める。
要求額の財源内訳(単位：千円)
| 区分 |
事業費 |
財源内訳 |
| 国庫支出金 |
使用料・手数料 |
寄附金 |
分担金・負担金 |
起債 |
財産収入 |
その他 |
繰入金 |
| 前年度予算 |
3,484,778 |
0 |
0 |
0 |
0 |
331,600 |
0 |
3,108,383 |
44,795 |
| 要求額 |
3,771,230 |
0 |
0 |
0 |
0 |
148,300 |
0 |
3,570,111 |
52,819 |