緊急浚渫推進事業債(R2〜R6)を活用し、集中的に河川伐開・河道掘削を実施する。
・出水等により河川内に堆積した土砂を除去し、川の安全・安心の向上を図る。原則、河川阻害率20%以上(必要断面の20%が土砂で埋塞)の箇所について順次対策を実施。
・河川内の草木が生え、河積を阻害し、溢水被害をもたらすおそれのある箇所について、草木を伐採し、河川の安全・安心を向上を図る。原則、阻害率が30%以上(必要断面の30%が草木で埋塞)の箇所について順次対策を実施。
【これまでの実施経過及び進捗状況】
・ 県管理河川の樹木伐採・河道掘削については、平成30年度に実施した緊急点検結果を基に、「3か年緊急対策事業(交付金)」及び「県単独事業(起債事業:緊急自然災害防止対策事業債(R1〜R2)、「5か年加速化対策事業(交付金(R3〜R7))」、緊急浚渫推進事業債(R2〜R6))」を活用し、重点的に実施してきたところ。
・全要対策箇所数668箇所・・・現在(R5年度)648箇所着手済(着手率97.0%)
→R5年度国補正要求分652箇所着手済(着手率97.6%)
→R6年度要求分668箇所着手済(着手率100.0%)
【令和6年度以降の追加要対策箇所】
・令和6年度の要求に対して、日常点検を基に、対策後の出水による再堆積箇所や、大規模な出水による新規の要対策箇所などをとりまとめ、追加要対策箇所として、57箇所を整理した。特に令和5年度においては7月の梅雨前線豪雨や、台風第7号などの大規模な出水が複数回発生したことから、「5か年加速化対策事業(交付金(R3〜R7))」、緊急浚渫推進事業債(R2〜R6))」を活用し、集中的に対策を実施したい。
・追加要対策箇所57箇所・・・現在(R5年度)0箇所着手済 ※追加要対策箇所について全体箇所数は精査中
→R5年度国補正要求分6箇所着手済
→R6年度要求分40箇所着手済
R6要求:樹木伐採・河道掘削 C=1,327,970千円(163箇所) ※うちゼロ県 C=30,000千円
緊急浚渫推進事業債を活用(充当率100%、交付税措置率70%)
【R6年度の要求方針】
・ 各局における残存箇所の確実な実施。
※要対策箇所数(事業費) : 668箇所(8,812百万円)
・今までの出水による再堆積箇所や、新規の要対策箇所をとりまとめ、バックウォーター区間や重要水防区間(A・B・C区間)等を優先的に実施していく。
※追加要対策箇所(事業費) : 57箇所(1,611百万円)