現在の位置: 予算編成過程の公開 の 令和6年度予算 の 農林水産部のDXを活用した農業水利施設管理推進事業
令和6年度
当初予算 一般事業(公共事業以外)  一般事業調整      支出科目  款:農林水産業費 項:農地費 目:農地総務費
事業名:

DXを活用した農業水利施設管理推進事業

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農林水産部 農地・水保全課 農村整備室 

電話番号:0857-26-7326  E-mail:nouchi-mizu@pref.tottori.lg.jp
  事業費(A) 人件費(B) トータルコスト
(A+B)
正職員 会計年度任用職員 特別職非常勤職員
既整理額 0千円 0千円 1,565千円 0.2人 0.0人 0.0人
調整要求額 13,000千円 1,565千円 14,565千円 0.2人 0.0人 0.0人
要求総額 13,000千円 0千円 13,000千円 0.2人 0.0人 0.0人

事業費

要求額:13,000千円    財源:単県、基金   追加:13,000千円

事業内容

1 事業の目的・概要

農家等による監視体制を支援するために構築した「農業水利施設の監視システム」において、施設管理者の更なる管理省力化を図り適切な維持管理を推進するため、タブレットを用いた点検、点検情報の自動蓄積化を行う。令和5年度末に設置予定の鳥取県ストックマネジメントセンターにより、DX化した監視体制の支援や、各種研修会の実施により「農家や管理者の維持管理意識」の向上を図り、適切な施設管理を推進する。

2 主な事業内容

ストックマネジメントセンターにより受益面積が大きく営農へ及ぼす大きい基幹的農業水利施設の適切な維持管理を支援する。

     基幹的農業水利施設:水田100ha以上、畑20ha以上または頭首工50ha以上の受益を擁するもの。
     施設数:85施設
     総受益:10,212ha(水田8,112ha、畑2,100ha)

    大項目
    小項目
    内容と効果
    財源要求額
    (単位:千円)
    施設監視のデジタル化システムの更なるDX化タブレットによる施設点検の導入により、点検準備や結果整理の省力化を図る。
    点検画面の表示(ナビ)に従い、誰でも容易に施設点検が可能となる。
    基金4,000
    工事履歴の情報蓄積工事履歴のシステム反映補修履歴を関係者間で共有し、今後の点検や対策や機能保全計画の更新に活用するための施設改修の履歴(対策時期、対策方法、図面)をシステムに蓄積する。一財4,000
    農家・管理者等の施設管理に対する技術向上・理解促進のための研修会現場研修会
    (10回/年)
    管理者を対象とし、補修、維持管理、緊急時対応等の技術的な助言、施設の適切な監視手法の習得(DX化による点検方法を含む)や施設管理の意識の向上を図ることを目的とした研修会を開催する。基金2,000
    組織研修会
    (3回/年)
    中間評価の結果に基づき、劣化の進行が著しい施設について、管理者の財務運営や中長期改修計画等に関して、管理者等で施設管理の意識の醸成を図ることを目的とした研修会を開催する。
    全県研修会
    (1回/年)
    管理者等で施設管理の必要性・重要性を共有し、計画的な施設監視と適切な施設管理を推進するための研修会を開催する。
    農家等による監視結果の評価及びデータベースシステムへの蓄積劣化状況の評価農家等が行った監視記録と過去の診断結果を比較することで劣化状況の進行度合いを評価し、その結果を関係機関を含め共有する。一財2,100
    評価結果のシステム反映監視記録及び評価結果をシステム上に一元的・時系列的に蓄積することで全施設の劣化状況履歴が一目で分かる「見える化」をクラウド上で実現し、施設管理者の財務運営や中期改修計画の検討に活用する。
    システム維持管理費等年間保守・打合せシステム保守、サーバ利用料、研修計画打合せ等一財900
    ※鳥取県中山間ふるさと農山村活性化基金活用

3 現状、課題

水利施設は建設から数十年が経過しており、定期的な監視により変状の早期発見の遅れによる重大事故(通水不能)となり営農に甚大な影響を及ぼす状況となっている。
 対象となる85施設の内、監視が必要な定点は1,000箇所程度あるが、施設管理者の高齢化や、離農や農地集積に伴い水路施設に関わる人の確保が困難となっている。
 また、管理者である農家や改良区職員の世代交代があっても、施設点検のノウハウ(見る目)は継承が成されていない状況であり、施設機能の安定的・効率的な運用のためには、専門的な知見を持った技術者による点検方法や変状に対する適切な指導が必要となっている。

これまでの取組と成果

これまでの取組状況

基幹的農業水利施設を適時適切に管理するための機能保全計画策定はR2年度までに必要とされる全対象施設で完了したが、高齢化等による日常的な施設監視体制の弱体化、コスト高騰等に伴う農家経営環境の悪化等から保全対策の実施(費用負担)が今後の課題となっている。
ストックマネジメントセンターにより監視体制を支援し、適時適切な保全対策(施設改修)を提案することで、農家が安心して営農できる環境を確保する。

鳥取県農業経営基盤強化促進基本方針(R2.7)
目指すべき農業構造の姿
耕地面積 現状:34,700ha → 目標(R10):30,700ha

これまでの取組に対する評価

R4年度までに、施設監視の効率化や更なる情報の共有化を図るためのシステムの構想検討や施設管理者を支援する体制整備の在り方について、関係機関と連携しながら検討を進めることで、施設管理者が抱える具体的な課題や要望を明確化した。
また、施設監視の管理省力化を図るため導入可能なシステム経費等の検証や、ストックマネジメントセンターの運営に必要な経費等を整理し、支援体制の確立に必要な事項の検討を行った。




要求額の財源内訳(単位:千円)

区分 事業費 財源内訳
国庫支出金 使用料・手数料 寄附金 分担金・負担金 起債 財産収入 その他 一般財源
既整理額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
保留要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
復活要求額 0 0 0 0 0 0 0 0 0
追加要求額 13,000 0 0 0 0 0 0 6,000 7,000
保留・復活・追加 要求額 13,000 0 0 0 0 0 0 6,000 7,000
要求総額 13,000 0 0 0 0 0 0 6,000 7,000